大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

王様を癒すためにつくられた、アフリカの弦楽器が奏でる音


仕事の帰りにふらりと寄ったエチオピア料理のお店で、素敵なアフリカ弦楽器による癒しの音楽に出逢いました。

純粋な音と旋律に魅了されてしまいましたので、シェアします♬貼り付けた動画をぜひご覧ください。澄んだ音にが癒されます。

 

アフリカの音楽とアフリカの料理


お披露目されたアフリカ弦楽器は、13世紀ぐらいからある楽器で、「国王の癒しのために作られた楽器なんですよ」と、奏者の方がお話ししていました。

お店の中に入ると、英語とかフランス語とかスワヒリ語とか、いろんな言語が飛び交っています。そこでは、アフリカ各国の領事たち、アラブのある国の領事、その関係者などが歓談していました。有名な音楽ジャーナリスト、女優さんなども。

インターナショナルな雰囲気の中にいると、これからどんなお食事が出てくるんだろう、どんな音楽を聴かせてもらえるのだろう、とワクワク感でいっぱいになりました。

しばらくすると、民族衣装に身を包んだ、アフリカ音楽の演奏者があらわれました。

 

アフリカ伝統弦楽器の美しい音色


ママドゥさんは、西アフリカの伝統弦楽器(アフリカンギター、コラ、ンゴ二)の奏者。 26年ほどアフリカ音楽と文化を紹介する活動を、日本各地で行っていらっしゃるそうです。マリ共和国クリコロ生まれ。 


ママデゥーさんが抱えているのは、コラ (kora) と呼ばれる西アフリカが発祥のリュート型撥弦楽器です。丸い部分はヒョウタン(瓢箪)をくり抜いたもの。これが共鳴胴になっています。そして、断面にはってあるのは山羊(または牛)だそうです。

ハープのような21本の弦が特徴です。両手の親指と人差し指で弦をつまんで弾くようにして、音を出していました。

300年以上の伝統があるこの楽器「コラ」を演奏するのは、「グリオ」という世襲制の職業音楽家のみだったようです。

文字のなかった時代、グリオたちは演奏だけではなく、歴史、遠方の情報、生活教訓などをメロディーに乗せて人々に伝えていました。

昔は一般人は触れることすら許されなかったのですが、現代でも西アフリカの一般の人々がグリオの楽器に手を出すことはあまりないそうです。

そんな神聖なアフリカの民族楽器の中でも、「コラ」は最も美しい音色を持つといわれています。

体の内側から癒される音色で、うっとりしてしまいました。CDを買って帰りました😊

ママドゥ・ドゥンビアさん (Mamadou Doumbia)の音楽を少し聴ける動画をご紹介します。

 

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曲名: [ESPOIR] - エスポワール
アフリカ伝統弦楽器「コラkora」(アフリカンハープ)演奏


曲名: [TaAMa] - ターマ
アフリカ伝統弦楽器「コラkora」(アフリカンハープ)演奏

 

エチオピア料理

 

写真↓はこの日いただいた「牛挽肉のエチオピアシチュー」、少し辛いです。主食は2種類出てきました。

上部のグレー色をしたクレープ状のパンみたいなものは「インジェラ」。テフという穀物の粉を発酵させて作られています。酸味があり肉のおかずとよく合います。鉄分が豊富なのだそうです。

その下にある一般的なパンのようにみえるのは「ダボ」。コーン粉でできているのかな?というお味がしました。さっぱりしたパンです。

 

 

三角の春巻きに似た料理は「レンズ豆のサモサ」です。中には潰したレンズ豆が入っています。美味しいです。(インドのサモサとは味もまったく違いました)

 


ニューヨークで暮らしていたとき、時々アフリカ料理のレストランに行ってました。その時に食べていた料理とは少し異なっていました。アフリカといっても広いですし、郷土料理は違っていてあたりまえですね。

アフリカ大陸のいずれの国の料理も、いろんな豆が入っていて良質な植物タンパク質をとることができます。

また、アフリカ料理の主食に使われる食材は、ローカーボ(糖質少なめ/無し)で嬉しいです。鉄分をはじめミネラルが豊富で、しかも発酵されてるとなると、「普段の食卓にも取り入れられたらいいな」と思いました。

漂白された小麦粉ばかり食べている我々ですが、代替になる美味しく身体にいいものを取り入れていけたらいいですね!

エチオピア料理のお店はこちら


日本で一番古くからあるアフリカ料理のお店。ママドゥさんの演奏は、金曜の夜のみ聞けるみたいです。

 

『Queen Sheba(クイーンシーバ)』

日比谷線・東急東横線 「中目黒」駅 徒歩7分