幼馴染と一緒に、旧友がメインシェフを努めるレストランに行き楽しい時間を過ごしました。
昨年の記事で紹介したシェフと同じ人。こちらのお店に移ったそうです。彼が生み出す料理の虜になりフランスまで押しかけたほどのファンである私たちデス。
プラチナムハンドを持つ料理の天才と称される彼が就任してから、ここのお料理の特徴や雰囲気がだいぶ変わったのではないかと思います。
彼がクリエートするお野菜がふんだんに使われた美しいお料理は「やさしい味」 がして、人の心を感じることができます。
「どうだ!参ったか!」みたいな達人料理もあるけれど、そんな傲慢さ はみじんも感じられません。
繊細なのに洗練されていて、虹やオーロラを連想させられます。
見た目も本当に、きれいでしょう!?調理された野菜達もよろこんでいるだろうなーと思います。
朝、鎌倉の市場で1日分の新鮮野菜をたくさん仕入れ、電車で銀座の お店まで持ってくるのですって!
当然ですが、かなり重いらしいです。IKEAの大きな袋に満杯の野菜を抱えながら電車に乗りこむ姿をTVでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
そんな新鮮な野菜を愛情込めて選び作品(と呼ぶにふさわしい料理)を 創るのですから「食べたら感激」するのも当然ですね。 野菜が主役になっているけど、実は名脇役であり、それぞれの野菜が もつ力強さや長所が感じられるのです。
ブログで食べたものについて書いたり、写真を載せたりするのは煩悩 丸出しだからやめろ、と師匠に言われているけれど、きっと私のブログ をいつも見てくださっている方々には、この「美しさ」と「やさしさ」 が伝わると思います。
だから今日は特別♪
デザートにはフルーツがたくさん使われていました。
もちろんこちらも甘ったるくないし、さっぱりさわやかなフルーツが 活かされた美味しいお味です。
食後のハーブティーにも感激しました。
このハーブもやはり鎌倉の朝の市場で買って、銀座のお店まで持ってきているのですって。
だから全てフレッシュハーブ。
ハーブティーを注文すると、ウェイターさんが丁寧にカットして ティーポットに淹れてくれます。
丁寧な手さばきの合間にこんな逸話を教えてくださいました。
「以前はハーブ園から取り寄せていたのですが、その時はすり鉢で葉っぱ をつぶして香りを出してからお茶を入れていました。
でも、鎌倉から持っ てくるハーブはすごいパワーなんです!すりつぶさなくても、すごく 濃厚に香りと風味が出るんですよ」
丁寧に淹れていただいたハーブティーを一口いただいたら、本当にその通りでした。
レモングラス、ローズマリ、マジョラム、その他の6種類のフレッシュ ハーブをブレンドしたお茶です。
ものすごくパワフルでした。
植物のパワーをいただいてる、という感覚がすごくありました。
銀座のビルの中にあるレストランだけど、太陽の恵みと植物のパワー、それから人の心の 暖かさを舌で感じながらお食事させていただいた。
料理を目で楽しみ、舌で感じる。 食べているだけで優しい気持になってしまう、そんな体験をすることができました。
よろしければ大切な人と堪能してみてください。
BEIGE Alan Ducasse