大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

アスリートに最高のパフォーマンスをもたらす食養生とは!?

f:id:omichikahori:20211129210845j:plain


前回に引き続き、ベストな食養生とは?についての話題です。とても興味深いお話を聞いたのでシェアします。

ある友人が、オリンピック金メダリストを育成しているアメリカ人のアスリート専門コーチに質問をしました。


「選手にはどんなお食事法をすすめているんですか?」

 

メダリスト級のアスリートを指導しているコーチの答えは、予想外のもので驚きました。


「基本的に、食事の指導はしない様にしています」


とのお返事。

食事指導はやってないのではなくて、あえて「しない様にしてる」というのです。

プロのアスリートに食養生を勧めない理由

 

コーチがアスリートに食事指導をしない理由は、非常に本質的なものでした。


どんな栄養素が必要か?とか、どのくらいの量が適量か?などは、法則に従うのではなく、普段から身体を鍛え抜いている選手の繊細な感覚で選択してもらった方が、本人にとってより良い食事内容になるから。


ということでした。

食事指導をきっちりしたり、栄養価を計算したものを食べさせたりすると、選手達の体調が崩れることがあるそうなのです。

アスリートに最高のパフォーマンスをもたらす食養生は、「本人のカラダが欲するものを食べること」ということですね。


▶︎関連記事:
「人に食養生を勧める」シンプルなのに難しい事のひとつ

 

日本のメダリストコーチも同じことを言っていた

 

f:id:omichikahori:20211129211021j:plain


つい最近も、日本人のオリンピックメダリストの食養生のことが話題になりました。

その水泳選手は、パフォーマンスにはまったく問題なく、タイムも伸ばしており、体の調子もよかったのですが、普段はジャンクフードとかお菓子ばかり食べていて、あまり良い食事をしていなかったそうです。

元々、体調は良好だったのですが、コーチの案で「もっとスコアが良くなるかもしれない」ということで、栄養士に計算してもらったとおりの食事をとらせるようにしました。

すると、タイムは落ち、体調がよくなくなってしまい、水泳のパフォーマンスもすっかりがた落ち。なんと、まったく勝てなくなってしまったのだそうです。

よかれと思ってコーチがやった食事の見直し指導ですが、裏目に出てしまって残念でした。

その選手にとっては、あまりカロリーや栄養素をとりすぎない事が、体調維持の要だったのかもしれません。

そうする事で最高のパフォーマンスができる、ということなのでしょう。

食養生において頼るべきは自分の感覚


やはり、頼るべきは自分自身の感覚

すなわち「身体に何を食べたらいいか聞くこと」なんですね。

私たちは体を持っている人間なのですから、身体感覚や五感をシャープにしていくことで、地球上で最高のパフォーマンスができるのです!

だから、食事の正しい取り方や、食養生の方法を頭で知るより、まずは自分自身の身体の感覚を研ぎ澄ませることが大切ですね。

よろしければ、「人に食養生を勧める」シンプルなのに難しい事のひとつ ←こちらの記事も参考にしてみてください。

 

 

追記:


当然のことながら、お話に出てきた水泳メダリスト選手は、ジャンクフードを食べてたからタイムがよかった訳ではありません。

まだ若くて運動量も多いエネルギッシュな選手だから、今すぐには悪い食べ物の影響はないかもしれないですが、カロリーが少なかった事がパフォーマンスを出せた一要因なのかもしれません。

運動嫌いのお菓子好きさん🍭が真似をしても、いいことはありませんのです。

 

 

追記の追記:


カナダにあるトロント小児病院呼吸器専門医 / 睡眠医学部長のIndra Narang氏による、思春期の若者4,104人を対象に行った研究では、十代の頃の「睡眠不足や睡眠の質の低さ」と、成人してからの「心疾患リスク」との関連性がある事がわかりました。

そして、睡眠不足の要因の1つがジャンクフード。

揚げ物、ソフトドリンク、お菓子、カフェイン入りの飲料など。その他には、長時間におよぶゲームやパソコン観覧やそれに伴う運動不足があげられています。

(記事 English)
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=669084