このところしばらくの間、ちょっと怖い夢を続けて見ていました。我が家の愛猫の『皮』がちぎれたり、張り裂けたりする夢です。
その猫はとても控えめで、自己主張したり要求をあまりしない性質を持っていて我慢強い子です。そんな彼は夢の中でも皮がちぎれてしぼみそうになってるのに声もあげません。それを発見した私は大慌てで「どうしよう!こんな事になってしまった!」と狼狽しているところでいつも目が覚めます。心臓がバクバクになっています。
初回はもしかしたら猫が怪我をする余地夢か?とも思ったのですが、シリーズで見てるし、かなり精神が動揺するのでメッセージ性の高い夢だと推測し、しばらく注意深く様子を見ていました。
ちょっと話がそれますが、私が睡眠中の脳の状態に興味をもちはじめたきっかけは、小さい頃からお告げの夢や予知夢をよくみていたからです。「自分自身が深い部分で知っていたのか?」「もしそうなら、もっと他人や自分の役にたつような使い道はないのか?」 それとも...........「誰か崇高な存在が教えてくれているのか?」もしそうなら、
「なぜ私に?誰が?」という疑問を、子供の頃はずっと考え続け探し求める旅をしていました。
これまで自分なりに答えが得られてはいるものの、1年前に答えだと思っていたことと、今日持っている答えとはまったく違っていたりするし、これからもその答えはどんどん進化してゆくはずですので、「これが答えである」という断定は自分の中でしないようにしています。
そんな探求の大きな助けになっているのが、やはりその大元となった『夢』のメッセージです。ずっと続いています。
これは夢の話ではなく実生活の話なのですが、先日まるで自分がいままで気絶していたか、もしくは毒リンゴで眠らされていて、フッと朝目覚めた時のような感覚にさせられた体験をしました。
体験というか、いろいろなご縁があってその縁をつないでいたら自然に素晴らしい人々との出逢いがあって、周囲の人たちのおかげで意識が改革されるような出来事に巡り遭わせていただけた、という感じです。
それはまるで「本来の自分を思い出した」かのような感じでした。この5年間すっかり忘れ去っていた、元々の自分を思い出したのです。
話は「猫の皮が張り裂ける怖い夢」に戻りますが、このすばらしい朝の目覚めのような体験(気づき?)の後、すっかりこの夢は見なくなりましたし、今はきっともう見ないだろうなという確信みたいなものもあります。
控えめで謙虚な猫は、私の霊的部分を表していたのかなと思います。「どうしよう!こんな事になってしまった!」と皮が裂けてから慌てては遅いのだ、というメッセージだと受け取りました。
お仕事が急がしすぎて、自分のための時間をまったくとれない日がしばらく続くと、それをリマインドさせる様な夢を見ることがあります。
いつまでもメッセージに気づかないでいると、ずーっと同じテーマの夢が続きますが、そんな時はやはり『夢日記』をつけていないと、せっかくのメッセージを受け逃してしまうことがあるんです。
もしも『夢日記』をつけていらっしゃらない方がいたら、ぜひおすすめしたいです。
コツは起き上がる前に、ぐしゃぐしゃな字でも良いから、とにかく書き留めることです。だいたいのあらすじと、登場人物と、その時の感情、それから印象に残った「セリフ」これらだけでも書き留めておくと、あとから思い出しながら詳細を書き加えることが可能です。
それをしていないと、よほどインパクトの強い夢以外は、まったく思い出せなくなってしまう事が多いと思います。
今日はどんな夢をみるのかな、と思うとわくわくします。起きている時には接することのできない部分と接点を持てるたいせつな時間です。