大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

フルーツの正しい食べ方、負のイメージを払拭し美と健康のため果物を食べよう


世界におけるフルーツの消費量についての話を聞いたとき、衝撃を受けました。世界の主要国でフルーツの消費量が一番少ない国は、どこだと思いますか!?

それは🇯🇵「日本」です。

国が推奨している「1日にとるべきフルーツの量」は200gです。しかし、日本人のフルーツ消費量は年々減少していて、なんと1日あたり86g世界の中でも低いランクに位置づけられています(厚生労働省/栄養報告2018)

日本人がフルーツを食べなくなった原因はいろいろあるでしょうが、私が最も気になっているのは、「フルーツの正しい食べ方が知られていない」ということ。

この記事では、美と健康に良いフルーツの食べ方、フルーツ豆知識、フルーツ・ダイエット体験談、などなどご紹介します。

特に、「フルーツの太る食べ方」はぜひ覚えていただきたいこと。

フルーツを食べることで健康維持に役立てることができます。「フルーツ大好きだけど、太るから食べないようにしてる」という方は、ぜひご一読ください。

 

各国のフルーツに対するイメージ

 

🤔日本人がフルーツに抱いているイメージで最も多いのがこちら⇨

 


🇯🇵フルーツ果物はデザートである

 

デザートであるとの認識であれば、同時に贅沢品というイメージも連想されるのではないでしょうか。これは他国ではみられない考え方。

実際には、WHO国連および日本糖尿病学会では「フルーツが糖尿病の予防になる」ということが提言されています。

にも関わらず、なぜか砂糖や果糖液糖と一緒にされてしまっている記述や発言が、散見される日本の現状があります。

以下の表は、フルーツを食べることに対する、フランス人、ドイツ人、日本人、の考え方の比較を表したものです。



この表によると、日本人には「健康維持やダイエットにフルーツが良い」という知識が足りないことがわかります。

また、フルーツは食べるのが面倒、値段も高いし、手軽には食べられない、カロリーも高い、という間違った認識を持っていることが明確にわかります。

*農林水産省のHPからダウンロードできる冊子「FACT BOOK 果物と健康」からの抜粋(医学博士、農学博士、薬学博士などが監修している)。

海外では喉が渇いたらフルーツ


LAで暮らしていた時に、植木屋さんが中庭の手入れにきたことがありました。暑い真夏日で汗だくで仕事をしていたので、ミネラルウォーターのボトルを渡そうとしました。するとその人は「僕は水は飲まないんです」と言ったのです。

僕の飲み物はフルーツのみです」、そう言って手に持っていた梨を丸ごとガブリと食べ始めました。フルタリアン(果物のみ食す人)だということ。

それ以来、周囲を観察してきたのですが、欧米の人たちは喉が渇いた時にフルーツを貪り食べていることに気づきました。

日本でフルーツ店を営む方のブログにも、そのことが書かれていました。海外からの旅行者がたくさん店を訪れて、フルーツを貪るように食べ、喉の渇きを潤していることを観察していると。

他の国々ではどうなのか?気になりましたので、調べてみました。次の項目で比較表をご紹介しますね。

 

世界のフルーツ消費量を比べると


FAOSTAT(国連食糧農業機関統計)2019年の情報によると、世界の国々のフルーツ消費量はこのようになっているそうです。

表の横軸はグラム数を表しています。


これらの国の中で、日本は最下位位となっています。1日にフルーツを食べる平均量はたったの86gです。

ちなみに1970年代の日本では、1日に平均して147gのフルーツが食されていたそうです。30〜40年の間にどんどん減少していきました。

 

日本では、

間違った情報が蔓延してしまい、その結果フルーツの消費量が減り、そのせいでフルーツ生産者が減って、そのためフルーツの価格が高騰してしまっている。

とても残念です。

 

上の表はFAOSTATのものですが、他の機関の統計や、違う集計法のデータでは、ベトナムやフィリピンをはじめとする、アジア各国におけるフルーツの消費量が年々上がってきていて、日本よりだいぶ上位にリスティングされていました。

各国でおすすめされているフルーツの量


欧米やWHOで推奨されているフルーツ量は、1日に400g。日本や韓国はその半分の200gが国で勧められた量です。

「FACT BOOK 果物と健康」から抜粋

あなたは、1日にどのくらいのフルーツを食べていますか!?

 

フルーツの正しい食べ方を覚えよう

 


🍌空腹のときにいただく

 

フルーツの正しい食べ方の最も大切な基本です。お腹の中で、他の食べ物と一緒にならないようにします。

消化の遅い食品と一緒にお腹の中に入ると、フルーツが消化できずにずっと留まってしまい発酵するからです。

 


“消化がい食品” ⇨ 小麦、肉、魚、乳製品など。これらは“消化がいフルーツ”と一緒にお腹の中に入れないでください!!

 

具体的なことを以下に述べていきます。

 

先にフルーツから食べる

 


🙆食事をとる15分前にフルーツを食べる。

 

フルーツは消化が超早い。だから、フルーツを食べた後15分たったら、飲み物を飲み、普通の食事をして大丈夫です。(お腹の中で混ざって発酵したりしません)

 

朝イチでフルーツを食べる。

 


🙆朝いちばんでとる水分を、フルーツにする。

 

朝イチの五臓六腑に、ビタミンミネラルポリフェノールその他の栄養素が染み渡ります。栄養素を余すことなくフルに取り込めるフルーツの食べかたです。

(15分以上たってから朝食をとりましょう、飲み物も15分後から)

食後どのくらいたったらフルーツ食べていい?

 

京大卒の農学博士・元アメリカ海洋大気庁客員研究員・元 東京大学教員の肩書きを持つフルーツ研究家の中野瑞樹先生によると、

 


🙆「食後2時間30分たったら、フルーツを食べてもOK」

 

とのことです。

中野先生は、フルーツ研究家として食べ方だけでなく、フルーツ農家さんへの指導や、卸売市場での指導まで、幅広くフルーツ専門家としてご活躍されています。マツコのTV番組にも3回出演しているのでご存じの方もおられるのではないでしょうか。

中野先生には個人的にフルーツの食べ方を指導していただいたこともあり、私はフルーツを食後に食べる場合は、2時間30分以上たってから(完全に消化されてから)というルールを守っています。

ただ、違う意見の先生もおられます。


食べ物が消化管を通過するスピード」に着目した腸活メゾットをすすめているアダムスキー博士は、著書の中で「フルーツは、腸内を浄化するために最も有効な食品」であると述べています。


世界的に有名な自然療法士でオステオパスであるアダムスキー博士によると、“消化の遅い食品” を食べた後に、“消化が早いフルーツ” を食べる場合は、

 


🙆「食後4〜5時間空けること」

 

と推奨しておられました。

いずれにしても、フルーツを食べる場合は、「完全にお腹の中で他の食品が消化されてから」という一致した意見です。

覚えておいて損はありません!

果物をジュースにして飲まないで

 


🙅生搾りジュースにしないで✖️

 

フルーツを絞って生ジュースにして飲むと美味しいですね🍹生ジュースすごーく好きで南国を旅する時は毎日のようにいただきます。

しかし、これを頻繁に行うことはNG。多くの女性にとってお勧めできない🙅食べ方です。

理由は⇨ 太るから!

フルーツを摂取する時は、果汁だけではなく、

 


食物繊維やその他の成分を丸ごといただきましょう。適量のホール・フルーツを空腹時に食せば太りません。

 

ジュースにして果汁を毎日のように飲むと、著しくお腹周りがたぶつき、体重が増えてきます。30代前半くらいまでなら、痩せ型の人であれば、大丈夫かもしれませんが!?

ちなみに...

市販のフルーツジュースは論外です😆果糖液糖(コーンシロップ)が多く含まれていて、健康に悪いことだらけ。一緒にしないよう注意!市販のフルーツジュースは嗜好品として扱いましょう。

 

日本でフルタリアンは難しい


人間に一番近いDNAを持つチンパンジーは、フルタリアンです。彼らは熱帯で暮らしています。

フルーツは体を冷やすものがあるため、熱帯地方で暮らしていればいつでもフルーツを食べていられます。

問題は「冬」です。

寒い季節にフルーツだけを食べていると、体が冷える可能性があるので、慎重にしなくてはなりません。冬がある日本で暮らしながらフルタリアンの実践はハードルが高いでしょう。定期的に健康診断をしながら、冬場に体を冷やさないように慎重にしなくてはなりません。

なお、ドイツ人の自然療法医から聞いた話ですが、更年期障害まっただなかの女性にとっては逆だそうです。体内が熱くなっているので「夜」体を冷やすと良い眠りが得られるとのこと。

更年期障害がひどい女性は南国のフルーツを夜いただくといいそうです。

フルーツ・ダイエット体験談

 

専門家の指導の元、2ヶ月間のフルーツダイエットをしたことがあります。

その際には、毎日データをとり(体重測定やウエストcm計測)、毎回食事を写真に撮って提出。週に一度はお腹周りと全身の写真を撮影。非常に厳密に行いました。

やり方は、先に掲げた「フルーツの正しい食べ方」を実践するだけ。決して、フルーツオンリーを食べる方法ではありませんでした。

その2ヶ月間は毎日、フルーツを1日に700gから1kgほど食べていました。

体重は3kgしか減りませんでしたが、ウエストがだいぶ細くなりました。見た目にも数値にも表れていたのです。

そして、最も驚いたことは頬(頬骨の高い位置)にテンテンとあった「シミがすっかり消えて無くなったこと」です。

ものすごく高価で特別なクリームを塗ったら、シミが取れたりするのかしら?というイメージを持っていました。まさか体内が浄化された結果、お肌が改善されるとは!嬉しいサプライズ。

フルーツを沢山食べて1ヶ月ちょっと経ったら、驚くほどお肌のキメが細かくなり、より健康な肌感になったのです。

2ヶ月におよぶフルーツダイエットを終えたあと、引き続きフルーツを食べましたが、冬に向かっていたこともあり、少しづつ量が減っていきました。

何より、1日にフルーツを700g〜1kgも食べていると結構お金がかかります。

そんなわけで、現在では1日に食べるフルーツの量は300g〜500gほどに減りました。

そしてそして、フルーツ摂取量をらしたら、なんと!消えていたシミが再び浮かび上がってきました。色は、以前よりも薄いのですが、以前とまったく同じものが浮上してきたのです。

体内の状態によって、シミがなくなったり、あらわれたり。ちょっと魔法みたいですが、真っ当な現象です。

 


フルーツによって体内が綺麗に洗い流された結果、より内臓や皮膚が健康になった!


貴重な体験でした。

フルーツの食べ方を注意すべき人

 

慢性腎臓

高カリウム血症のおそれがある方は、カリウムの摂取量に注意してください。担当医に適切な量について相談したり、こちらの表を参考にカリウム量の少ないフルーツを選んでください。(スイカ、りんご、レモン、ブルーベリーなど)

 

腸の病気
(過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、小腸内細菌異常増殖症(SIBO)、腸管カンジダ症etc.)かならず担当医に相談し、1日にとっていい量のみ食してください。

フルクトース不耐症】(果糖不耐性)

フルクトースを摂取すると著しい低血糖を起こす方は、糖質や食物繊維をとるにあたり注意が必要な場合があります。必ず医師に相談して食べてもいいものと量を確認してください。

糖尿】(1型、2型、妊娠性糖尿病)
日本糖尿病学会によると、合併症の予防のために血糖コントロールが大事とのこと。

また、「糖尿病食事療法のための食品交換表」によると、糖尿病の方のフルーツ摂取量の目安は1日80calと記されています。担当医にもご相談ください。

🍓🍋🍏80calフルーツの例 🍑🥝🍇

・りんご→半分
・みかん→Mサイズ2個
・バナナ→1本
・いちご→1パック弱
・緑キウイ→1個半

フルーツアレルギー
口腔アレルギー症候群。
メロン、キウイ、パイナップルなどを食べると口の中(咽頭の前の軟口蓋あたり)がイガイガする人。

解決策としては、この症状が出たフルーツを生で食べないこと。アレルゲンはタンパク質なので、加熱すれば食べても大丈夫。また、パイナップルは硬い時に食べないで、完熟までまってから食べると大丈夫なことがあります。

ラテックスアレルギー】ゴム手袋など触ると痒くなる人。
ラテックスアレルギーのうち3割~5割の人には、果物アレルギーがあるそうです。アボカド、栗、キウイ、バナナ、などがハイリスク果物。

乳幼児における食物アレルギー

6位にキウイがあげられています。バナナは11位。気をつけてください。

薬をとってる人

フラノクマリンを含むグレープフルーツは避けてください柑橘の皮を利用した加工食品にも注意。高脂血症、高血圧、狭心症などの薬を服用している方は、薬が効き過ぎてしまう恐れがあります。(薬局で既に言われているかと思います)

フルーツの正しい食べ方まとめ


長くなりました、ここから先はこれまでの「まとめ」です。

長かったコロナ禍を経て、腸活が注目をあびている今日この頃、免疫機能を高めたいと腸内の環境をより改善したいという人が増えています。

腸活するならフルーツを積極的にいただきましょう。腸だけでなく、五臓六腑がきれいになります。

我々日本人、特に20代30代におけるフルーツの摂取量が世界と比べて極端に低すぎます。「何かがおかしい?」と、気づく人が増えることを願います。

気持ちいい心で健康的な毎日を過ごすため、毎日フルーツを食べましょう。

 

美と健康にいいフルーツの食べ方:


1️⃣フルーツは空腹時に食べましょう。朝イチのフルーツ推奨!

2️⃣フルーツを食べた後15分たってから他のものを食べる/飲む。

3️⃣食後に食べる場合は2時間30分以上たってから。

負のイメージを払拭しもっとフルーツ食べよう:


✏️フルーツの水分を五臓六腑に染みわたらせ体内を浄化しよう。

✏️フルーツはガンや慢性病や生活習慣病を予防します(別途くわしく記事にします)農林水産省や厚生労働省が推奨

✏️新鮮な野菜とくだものを沢山とりましょう。加工食品はニセの食べ物です。

✏️フルーツの甘みは天然果糖。一方で、果糖液糖は遺伝子組み換えコーンから作られる甘味料です。これらを一緒にしてしまう間違った認識を手放しましょう。

 


世界保健機関(WHO)では、砂糖類の摂取量を摂取エネルギーの10%以下にすることを勧告しています。しかし、対象になるのは、加工品や調理などで添加された糖類のみ

果物や野菜から摂取する分は含まれていません。なぜなら、果物や野菜は、栄養素や健康に有益な植物成分の重要な摂取源だからです。

(農林水産省“FACT BOOK 果物と健康” より抜粋)

 

*果糖液糖グループについてはこちら記事をご覧ください⇨

omichikahori.hatenablog.com

不健康で太るフルーツの食べ方:


❎魚や肉や乳製品など消化が遅い食品とフルーツを一緒にお腹に入れないで!

❎特に小麦とフルーツを一緒に食べるのは超NGです!

❎フルーツを生搾りジュースにして毎日飲まないで!(若い人ならたまには👌)

 


*砂糖について知ってほしい壮大な話⇨

omichikahori.hatenablog.com