ゴールを設定したり、夢や目標を持ったり、などは意識高い系の人がすること!?と考える人もいます。私は少し違います。
人の健康に携わる仕事を通じて思うのは、「目標設定はその人の言葉(思考)を変えるために行うセラピー」と言っても過言ではないと考えています。つまり、「何かを達成するため」だけにあるのではない、ということです。
目標やゴールの達成はただの着地点
アファメーションの正しい書き方や設定の方法などを知っているにもかかわらず、書き方を学んだあと、少しすると何もしなくなる人がいらっしゃいます。
今現在、特に大問題があるわけでもないし、
とりあえず住むところもあって、
病気ではないし、
毎日ご飯も食べられている。
だから「何もしない」を選択する余裕があるわけですね。
心にも金銭的にも環境的にも余裕がある。もっと言えば、切羽詰まってる感が全くないということです。
このような状態であれば、現状(何も困ってない状態)を維持していきたいと願いたくなってしまうのも当然かもしれません。
ですが、それはおすすめできません。
「目標を何も設定しない」のと、「現状維持していく」ことはイコールではないのです。
もしも現状維持したいという希望があるならば、現状維持ができるように目標を設定しなければ現状維持できません。
「自分の意図」をはっきりさせてない、つまり目標がない場合はどうなるのか、考えてみましょう。
🧐自分の目標設定をしていなければ、他人(自分以外の周囲の人たち)が設定した目標のバイプレーヤーになるだけです。
🧐もしくは、資本主義社会にはびこるビジネスに抱き込まれていく消費者の立ち位置で一生を終えるようになる。
🧐また、意図した目標がない場合は「本能」に導かれて突き進んでしまう可能性も。(中毒や反社会的行動など)
目標設定は人生の道しるべに過ぎない
「目標やゴールを決めてください」とお伝えしたとき、「達成できなかったら悲しくなるから設定したくない」と主張する方もおられます。
でも、目標やゴールを設定する理由は、達成させるためというわけではありません。
ゴールに着地するのは、ほんの一瞬!束の間の喜びを味わったなら、すぐに空虚感がやってくるかもしれません。
だから、1つが達成されたらすぐ次の目標を設定するのです(正しくは達成される前に次の目標を設定する)。
そうやって、ゴールに着地したら、次の着地点をめざしてまた歩みはじめます。
やがてまたその次のゴールに着地します。束の間の喜びを感じたらまたすぐに次のゴールへと向かっていきます。この繰り返し... 。
固定された着地点がない旅をずーっと続けるのが人生。
極端にいうとそんな感じになります。
束の間のゴール着地点を自由にデザインしていく。どんな風にだって創りあげられる。
この旅路は、とっても楽しいものです。 だから、何かを達成すること自体を主眼におかないことが大切です。
達成することはサブであって、メインじゃない。 「どこへ向かってるのか」の道しるべになるのが目標設定とも言えます。
この事が、健康につながっている。人を健全へと導いている。セラピスト的な目線ではこのように考えます。
あなたはどう感じましたか!?