大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

村上春樹さんチノ・デルドゥカ世界文学賞受賞おめでとうございます〜私なりの春樹ワールドを語る


日付が2022年5月19日になったばかりの頃、村上春樹さんにチノ・デルドゥカ世界文学賞が授与されることになったとのニュースが飛び込んできた。

今宵さっそく、喜びを噛み締めながら家族と一緒にお祝いの宴を設けました。おめでとうございます🥂

【パリ共同】
フランス学士院は18日までに、イタリア出身の文化人チノ・デルドゥカ氏の名前を冠した世界文学賞の今年の受賞者に作家の村上春樹さんが選ばれたと発表した。賞金は20万ユーロ(約2700万円)で、ノーベル文学賞に次いで高額とされる。

 

*村上春樹さん関連記事⇨ 小説ノルウェイの森が四半世紀たっても映像で脳に記憶されいた

このところ村上春樹ワールドが波打ってる


先月は映画『ドライブマイカー』も栄誉ある第94回アカデミー賞国際長編映画賞に輝いたばかり。

この勢いにのり、ドライブマイカーの原作となった短編小説が収められている『女のいない男たち』(2016村上春樹著) が再び重版となり、累計100万部を突破したそうです。

村上春樹氏を(かってに)師匠と崇める私にとっては、嬉しい知らせ続き。まさに次々と波が押し寄せているかのような高揚感に包まれました。

村上春樹さんのファンを称してハルキストと言われることがあります。私にはこの名称は当てはまらないかもしれません。たくさんの書籍を拝読してますけれど、まだ全制覇には至ってないから。同じ本を繰り返し読むことも多くて。

つい最近になって、やっとAudibleオーディブルで村上春樹さんの小説を聴けるようになりました。耳から村上春樹ワールドに浸れるようになったので、読書というか読聴というか耳読!?が進んでおります。

ちょうど今、20代の頃に単行本で読んだ『ねじまき鳥クロニクル』を再び耳読しています。俳優の藤木直人さんの朗読で、とても聴きやすいです。

ドライブマイカーで主演を務めた西島秀俊さんは「村上春樹ワールドとの親和性が高い」と監督から評されていましたが、私の個人的な意見ですが、藤木直人さんもその1人だと思います。

小説を読み込んできた村上春樹ファンが聴いても、違和感が最小限ではないかと。(聴いた方はぜひ感想を教えてください!)

小説だけでなくエッセイその他の文章も

 


村上春樹さんの言葉は、知らぬ間に内面の奥深くまでじんわり染み込んできて、そこで静かにそして気づかぬうちに振動が起こり、それに私の中の何かが反応したり一緒に共振したりする。

そんな不思議な体験をする。それは癒しの感覚に少し似ているかもしれない。もしかしたら、言葉と言葉の合間にある“ゆらぎ”のようなものによって変性意識に迷い込むのかな。彼の小説が好き。というか読まずにいられなくなる媚薬だ。

それと同時に、エッセイやインタビュー記事、その他の文章もとても好きで読んでいます。

職業としての小説家』は、仕事人として感銘を受けた本。村上春樹さんの仕事への向き合い方が伝わる内容で、実際にリビングルームにて生で話を聞いたかのような影響力があった。

既に読み終わったし書籍も持っているけれど、来月6/1にAudibleで耳読版が発売になるとのことで、予約購入しました!

仕事に行き詰まった時や、一度決めた習慣を続けられず落ち込んだ時などに、本の中で述べられていたことが頭にふと浮かぶことがあるから。凹んだ時の燃料になる、たくさんの言葉に出会えました。

村上春樹さんが読者からの質問メールに答える『村上さんのところ』も好きな本です。ただ単にシンプルな質問に短く答えているだけなのに、なぜだか村上春樹ワールドに入ってしまうのが不思議でした。

世に出なかった短編やスピーチの書き下ろしなど、非常に贅沢な内容がまとまっている『雑文集』。これを雑文と呼ぶなら、私の文章はなんと呼べばいいのか...。眠れない夜の友となりベッドサイドに置かれています。


*村上春樹さん関連記事⇨ この春は、村上春樹ブームが再びきてる!絵本や古い小説の翻訳が輝くハルキマジック

海外では中高校生の必読書に


我が家にお泊まりに来たアメリカ人の女の子と話してた時に、学校の話題になり、その流れで「村上春樹は先生に課題として読まされたのが最初」だと教えてくれました。その先生だけでなく、別の学年の時にも課題図書になり読んだと。

また、別のアメリカ人高校生は「教科書にMurakamiの小説の一部が引用されてたよ」と言っていました。日本ではどうなんでしょう!?

村上春樹の小説は海外でも高い評価を得ていると知っていましたが、学校でも推奨されていたとは!話を聞いてファンとして日本人として嬉しくなりました。

わかろうとせず心に任せる読み方もあり

 

熱狂的なファンがいる人がクリエートしたものには、同じくらいの数の弾かれた人(アンチ?)が存在します。そんな人々は「わからない」という言葉を口にします。

ここで使われている「わかる」というのは、もしかしたら理解するという意味合いなのか?と思うのです。どうなんでしょうか。理解は「頭」でするものというイメージ。

もしもそのような人が村上春樹さんの小説や文章を読むならば、頭で論理的に理解しようとせず、比喩の関連がわからなくなったとしても、「ゆらがされた感」に漂うようにしていればいいのでは、と思うのです。個人的な意見です。

物語の世界というか知らない外国の街に迷い込んだ感じになって、読み終わったらふっと優しく突き放される。

これが私が感じる読後感。だからなのか、読書後に本の要約を語れないという特徴もあります。内容をパッキリ覚えていられないのです。

あなたはどんなふうになりますか?

 

村上春樹さん、おめでとうございます

 

私なりの村上春樹ワールドなどなど書き散らしてみました。小説について語ることなど烏滸がましくて私にはできません。


ただただ同じ時代に生きていることに感謝するのみです。

チノ・デルドゥカ世界文学賞🏆おめでとうございました。


*村上氏が語っていたこと「新しい音楽を聴け」を今も実践する私です⇨  音楽ストリーミングサービスSpotifyを聴くと、なぜ中年も新しい楽曲を楽しめるのか