「向上心があればおのずと行動力がついてくる」と思っています。頭で考えて行動するというより、自然に行動してしまうようになるからです。
向上心は、持とうとして持てるものではないです。では、どうすればいいのか?
そのヒントをもらえましたのでシェアさせてください。人からの頼まれごとを真摯にやっていく事で、それは自然に生まれてくるのです。
セミナー会場をつくるための土地を探しもとめて3年半以上が過ぎました。”奇跡の不動産屋Jさん”にも、お世話をかけっぱなし。
物件に関係のない人生相談なんかにものっていただいたり。
そんな感じで、常日頃から勤勉で誠実で頭が良く親切なJさんを頼りにしているのですが、つい先日、Jさんをさらに尊敬してしまうような “ある事” が発覚しました。
すごい行動力にちょっと感激しました。
向上心あふれる人、その原動力はどこからくる
土地や物件を評価する時には、ロジカルな調査と、機械による検査は欠かせません。
例えば、津波はくるか?浸水する可能性は?など市役所の防災課へ出向いて話を聞きました。崖崩れの有無の可能性については調査会社に依頼しました。その他、強い電磁波、地磁気など機械で計測します。
それに加えて「気分が良いかどうか」を感知します。
どう感じたか?については、口にしないように気をつけているのですが、Jさんの前でぽろっと言っていた様なんです。
「あそこは大きさといい立地といい理想的なんだけど、な〜んかあそこに立つとキモチ悪いんですよね」
「◯丁目あたりはすごく氣が良いので坪単価が高いのもうなずけます」
と、私が言ったことをJさんは覚えていたそうです。
「ジブン、場所によって気持イイとかそーいうの、まったく感じない体質なんすよ」とか、「氣がイイとか全然わかんないっす」と、体育会系らしい爽やかさで語っておられました。
そんなのは私が感じれば良いことなので、不動産屋さんには不必要ですよね。と思っていたのですが....!
すばやい行動力にびっくり
ところが、つい先日、たまたまJさんのフェースブックを別の人の投稿を通じて発見したので、なにげなく見ていたところ、びっくりな事が発覚。
お仕事が休みの日を使って山奥のパワースポットにでかけて行っては、場所の「氣」を感じる訓練をしている様なのです。
「自分は不動産屋なのに土地の氣とかが感じられないので、自主訓練を地道に続けている」という投稿内容だったのです。
スゴくないですか!?
すぐ行動できる人には向上心がある。こんな不動産屋に出逢ったのは人生ではじめてです。さすが体育会系の方だな〜、と感心してしまいました。
体育会系の方で多数、実行に移すのが早い行動派の方に遭遇したことがあります。彼 彼女らは、面倒がらずにカラダを使って、努力する。
妄想だけでなく、想念だけでなく、思い込みだけでなく、ちゃんと物理的肉体を使って行動に移せる人、憧れます。(私がそうじゃないだけに)
ホント、頭が下がる想いです。
人の頼まれごとを通じて自分の才能を発見できる
普段はビルや会社オフィスなど大きな仕事を手がけてる方なのに、Jさんの親友がたまたま紹介してくださった関係で、私の様な小規模顧客でも相手にしてくださっているのです。
どんなに小規模な個人客であっても、親身になってヘルプしてくださる方です。
もちろん、それは私に対してだけではありません。
この間は、マンションを買ってくれた高齢の顧客から「ガスレンジを新しくしたいの」と言われて、不動産屋なのに新しいガスレンジをわざわざ届けにいって、設置してあげていました。
地方に飛ばされた人から賃貸物件探しを依頼されて、わざわざ東京から飛行機でサポートにいってらしたこともありました。
ただでさえ、日頃からスゴい人だなーと思っていたのに、休みの日を利用してパワースポットで場所の氣を感じる訓練をしていたとは、いやはや驚きました。
フェースブックのコメント欄でのご友人達とのやりとりでは、「まだまだ氣は感じられないからがんばる」と発言しておられました。
せっかく何食わぬ顔をしながら地道な努力をしておられるのだから、知らないふりをしておこうかな。
陰ながら応援しようっと。
そして、Jさんの「行動力」や「目標設定したらやり遂げる」そんな姿勢を、私も真似しようと決意しました。
人からの頼まれごとを通じて自分の才能を発揮していったら
<ここから先は、追記です:>
人からの頼まれごとを通じて自分の才能を発見し、それを発揮し続けたJさんのその後です。
「Jさんの向上心がどんどんアップしていって、行動力がすごいのはなぜ?」と考えてきました。
その答えは、
ヘルプが必要な人やお客さんに対して、とても真摯に接して行動して助けてきたから。
大きな企業相手でも、個人相手でも、打算抜きで同じ様に取り組んでいました。
だからこそ、自然に向上心がにじみ出てしまうのですよね。それは行動力を駆り立てるエネルギーになる。
その後、Jさんは「夫が死んでうちの会社どうしよう」と友達のお婆さんから相談され、結局、その大赤字会社を引き取りました。
その会社をみごとに黒字にした後、数社の潰れそうな会社を次々に引き受けました(頼まれたのが多い)。全て黒字に転じさせました。現在では、数社のビジネスオーナーになって大成功を納めておられます。
「人から頼まれたら真摯に助ける」ことって、自分の才能を発揮できるチャンスなんだなと、彼の姿勢から学ばせてもらいました。