大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

知識が増えると「知らないことがいっぱいある」ことに気づける:無知の知

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NPO法人氣道協会さまの主催で、『夢(drema)』についての講義をさせていただきました。ご参加くださった方々、スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

私の幼稚園からの同級生である代表の長谷川浄潤先生はこの日は不在でしたが、女性エネルギーが多めのふんわりな1日になりました。

 

ぜひぜひ、夢と仲良くなって活用していただけたら嬉しいです。

 

無意識のレベルでの情報を収集することができるので、思ってもみなかったような事について知ることができたり、突然ひらめきが降りてきてビジョンを見せてくれたりしますから、本当に彩りのある豊な毎日になります。

 

さらに「警告」をしてくれることもあり頼りになる存在です。

 

私たちの知らない世界を探索していて、いろいろな事が分かってくる度に「知らないことだらけなんだなー」という想いにかられます。

 

さらにもっと多くの情報を知ることができるとより強く「ホントに知らないことだらけなんだなー」と思うのです。

 

でも、途方に暮れるのではなくて、楽しくなってくる感じ。

 

どの分野でも同じように無知の知にたどりつく

 

先日、ハーバード大学教授のリサ・ランドール博士が、東京大学の物理学を研究する博士課程の生徒達に指導をしに来日していた時の映像を見ました。(博士は才色兼美なのでファッション紙VOGUEにも特集されたことがあります)

リサ・ランドール博士は「5次元の世界があるのではないか」という仮説をたてておられる物理学者です。

私たちの3次元の世界は膜の様なもので覆われていて、それらがたくさん5次元の世界に浮かんでいる、という仮説です。

学生さんに「沢山の未知の世界のことを勉強してどうですか?」とインタビュアーが質問しました。

博士課程の24歳の男性は「知識が増えると、もっともっと知らないことがいっぱいある、ということに気づきます」と答えていました。

『夢』の世界を探索する事と、5次元の世界を研究する時には意識的な共通点があるのかな〜?と思いながら見ていました。

その仮説を裏付ける実験というのがまたすごくて、直径10kmで周囲30kmの山手線くらい大きな円形の装置(円形素粒子加速器CERN)を使って、ジュネーブの地下100mで行われていました。

その大きなチューブの中に、電子と陽電子を入れて互いに反対周りに走らせます。粒子を加速させて高エネルギーをつくるのです。

徐々に粒子の速度を上げていって、1秒間に1万回の速度で光の早さに近くなるくらいまで加速させます。

この速度で粒子(電子と陽電子)が衝突すると、今の時代には存在しない高温・高エネルギーが一瞬だけ再現されるというのです。

ビックバンが起こった当時の世界にしか存在しなかったZ粒子というがものができるのです。

ビックバンから100億分の1秒後のすさまじい高エネルギー状態「Z粒子」が飛び交っていた時代を再現することに成功!!

すると、チューブの中でまわっていた電子と陽電子は消えてしまいます。

どこに行ってしまったのか???

高エネルギーの発生でミニブラックホールができ、電子と陽電子は「5次元の世界に行ってしまったのではないか?」というのが今のところの仮説です。すごいですね!

余談ですが、私の師匠が話してくれたことです。

 

「学者が仮説をあたかも存在することであるかのように、物語にして書物として公にすることは問題である」と指摘していました。

 

リサ・ランドール博士は5次元の仮説を一般人にも分かりやすいように物語風にして出版されており米国でベストセラーになった事があります。

 

リサ・ランドール博士のような優れた科学者が語ったことは、「本当のこと」として受け入れてしまう一般人が多いでしょう。

 

本の内容で、著者の意見なのか?著者が発見した事実なのか?が明白に分かれておらず読者は混乱させられるのでそれが問題だというわけです。

 

オカルト好きな著者が語るのとは訳が違い、人々が信じてしまいます。

 

ただ、読み物としては面白いのであくまでも『仮説であってまだ科学で証明されていない』と念頭におき読む分には楽しめるかもしれません。(600ページほどありますが)

ワープする宇宙—5次元時空の謎を解く

 

私も夢や気などの「証明しにくいカテゴリー」について講座をする時にはこれまで専門家や科学者によって解明されていることと、私自身が体験から学んだことを明白に分けて説明するようにいつも気をつけています。

 

ちょっと次元が違いすぎて、おこがましいのですが「一般人に与える影響」という意味では、同じ様に注意が必要であると思って、気をつけています。