ある一級建築士の方が、築50年の古〜い家を改築し、みごとに再生されたとのことで、お家を見せてくださいました。
改築がうまくいったという程度のものではありません。それは、それは、カッコ良くてまるで雑誌の撮影場所になりそうな、 和モダンな雰囲気を醸し出していました。
ブログでの紹介OKをもらいましたので、いくつか写真をシェアー させていただきますね。
鎌倉市は高層建物はもちろんのこと、低層住宅でもいろいろな規制があるので、調べなくてはならないことも多いのだそうです。
この古民家も8年間無人だったとのことで、再生前は部屋によっては床が 斜めに沈下していたところもあったそうです。
にもかかわらず、この土地は「建て直し禁止」区域なので、古い家を 壊して新築の家を建てることは法律上できないという制約がありました。
そんなわけで、立地も良いし緑も多い場所だけど、さすがに購入に 踏み切る人がなかなか現れなかった様です。
でも、家主となった方はプロの一級建築士であり、これまでにも古民家再生を手がけていらしたのもあって、見てすぐに購入を決意されたそうです。目利きとは、このような時に使う言葉ですね。
キッチンカウンターから、洗面所の棚まで昔からあるものを利用しモダンなしつらえが施されているものもあって、その調和が絶妙です。
カッコいいだけじゃなくて、湿気や冷気対策も完璧にし、心地よく住まえる家によみがえっています。
家主さんいわく「問題があったら直せばいい」 「やろうと思えば何でも直せますよ」 とのことでした。さすがです!
和紙に加工をしてある壁紙↑は、レンガのように凹凸があり素敵でした。
全てがカッコいいのですが、中でもワタシがすごくいいなーと思った のは、杉の木の床です。
訪問した時にスリッパを出してくださったのですが、「はだしの方が足裏がキモチイイかも」と言ってくださったので、失礼ながら 素足で体験させていただきました。
廊下もリビングもお手洗いも寝室も、全て同じ杉の木の床で統一してあるので、とても住居が広く感じられるし、とにかく足裏が気持ち良のです。
各所に飾ってある着物とジーンズを利用したタペストリー↑ がおしゃれです。
家中を見せていただいたのですが、自然な空気感があってとても居心地がよく、リラックスできるお家でした。
カッコいいだけで緊張してしまう家もありますが、オシャレで気分が良くなるこの家は最高ですね。
お庭の方は、これからご家族で少しずつ綺麗に創っていかれるそうです。楽しみですね。
外からお家を眺めていたら、さらにオシャレな部分に気づきました。
二階の窓をみてください。これ、洗濯物干し竿ですって!
とてもそうは見えないし、オシャレに機能的にしつらえてありますね。
ほんとに、ものすごいこだわりの住居です。家主さんの愛情が随所で感じられます。