自分が発する言葉によって「人生が変わる」ということを、私たちは心得ています。
自分の人生だけでなく、他人の人生も変えうる言葉。
より楽しく心豊かな毎日を送るために、「言葉」に関して、常に意識していることがあります。
この記事を書くきっかけになった石
私たちが発するコトバは、 どんなふうに世の中に影響を与えているのかな!?
自分の中からふいに湧き上がってきたコトバ。 じっくり考えを重ねて、発したコトバ。反応し、とっさに言ったコトバ。
それを受け取った人には、そのコトバによってどんな影響があるのかな。受け取った人の周りの人には、どんな影響があるのかな。
海岸の波打ち際で波にもまれているこの石をみつけたとき、そんなことを想いました。
私にとって、言葉に関して大切にしていること。それは、
「言ってること」と「やってること」が統一していること。
これを意識しながら、日々暮らしています。
口から出る言葉、頭の中のひとり言の言葉
最近、またこのことについてリマインドさせてくれた人がいました。
「言葉で傷つく人がいない世の中にしたい」を自分の生きる指針にしている、素敵な方です。
そんな在り方のヒトですから、相手の自己肯定感が高まる様なワードチョイスをされているので、会話していると気持ちがよいんですよね。
その方とお話ししている時、2人である重要な事に気がつきました。
それは、その方が喧嘩した相手のことを “頭の中” で罵倒していた、という事実。
「あぁ、言葉で人を傷つけたくない人だから、相手が傷つかないように言葉でなく、頭の中で憤りの感情をぶつけていたのね」と、思われる読者の方もいらっしゃるかもしれません。
けれども実際は、口や咽頭などの器官を使って発したコトバと、頭の中で相手を罵倒した言葉では、同じ威力を持っているのです。
“威力”というか、“効力”ですね。
また、コトバは聞いた相手だけに届くものではありませんよね。
自分が発したコトバは、自分にも届きます。そして、実際に言葉に出してなくても、頭の中で相手に投げかけた言葉もちゃんと通じます。
相手にも自分にも。(コトバだけでなく、イメージも)
ということは、「言葉で傷つく人がいない世の中にしたい」という思想を大切にしている人の場合、頭の中で相手を罵倒する言葉を言う、という行為をすると「言ってること」と「やってること」が統一していない、矛盾している状態 、であると言えます。
これはマズい!2人で顔を見合わせました。
言葉と行動がピターっと一致すると幸福度が高まる
なぜなら「言ってること」と「やってること」が矛盾している状況だと、幸福感が高まらないからなんです。
なんとなくイヤな気分で目覚めたり、目標が定まらなかったり。
逆に、「言ってること」と「やってること」がピターっと一致している場合、仕事をしたり子育てをしたりデートしたりなど、何をしていても、生きていて “非常に幸福な感覚” でいられるのです。
頭の中に浮かんでくる想いをコントロールするのは、そう簡単にできるものではないかもしれません。
コツがいります。
でも、決して不可能ではないです。それをコントロールするのは、可能です!(ボディーエコロジー実践者の皆様もうなずいておられるでしょう)
まずは、「言ってること(自分の考え)」と「やってること(実際の行動)」をピタ〜っと、一致させるぞ!と、あらためて決心するところからスタートですね。
え?それだけ?と思う方もおられるかもしれません。しかし「決めない」ことには変化が起こせないのです。
「決心する」ことで意識が変わり脳に伝わるのです。決めるか決めないかは、0か1かの違いなのです。
人間だれしもブレてしまうことはありますので、ときどき自分の状態をチェックしましょう。私、「言ってること」と「やってること」は、統一されてるかな、と。繰り返していけば、やがて習慣になります。
“言葉” と “行動” がピターっと一致すると、幸福度が高まるのですから、習慣にしない手はありません。