大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

死ぬ前に後悔することベスト5、先人から学ぶ充実した人生を送るためのヒント

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年末になると「今年が死に、来年が生まれる」、と感じることがあります。

そんなことを考えていた師走のある日、「死ぬ前に後悔することベスト5」を元に充実した人生を送るためのヒントを、先に逝く人から学べる本と出会いました。

緩和ケアー(ホスピス)に長くお勤めしていらして、現在はオピニオンリーダーであり歌手のボニーウェーブスさんの著書『The Top Five Regrets of the Dying』をご紹介します。

先人から学ぶことは数多くあります。

わかっていてもなかなか実行できてないことがあるなぁと、改めて身につまされました。

死を目の前にした時、人は目を見張る様な成長を遂げるそうで、特に残りわずか3週間~12週間前の方の中には驚くべき変容を成し遂げる方もおられるそうです。

それぞれ人によって違いますが、拒絶、恐怖、怒り、後悔、そしてさらなる拒絶、などの想いや感情が繰り返しやってきて、やがてそれら全てを受け入れる、という経緯をたどるようです。

そして全ての人々は、やがて自らの中に『平安(Peace)』な場所を見つけて、そして旅だってゆく。

ボニーさんによると、「後悔したこと」「もうちょっと違った生き方をしたかった」など繰り返し浮かび上がってくる想いの中で多いのが、下記の5つだそうです。  


(1)他の誰かの期待にそった人生ではなく、自分にとっての“真実”に従って生きたかった

(2)あんなにハードに働かなきゃよかった

(3)自分の感情や想いを表現する勇気を持ちたかった

(4)友達ともっと接触を持ちたかった

(5)自分自身をもっと幸福にしてあげたかった

   

1つづつ解説していきますね。

(1)自分にとっての“真実”に従って生きたかった

 

皆さんに共通している一番多い後悔です。

人生の終末を目前にすると、人は自分が「どれだけの夢を果たせずにスルーしてきてしまったか」を、明確にクリアに見ることができます。

ほとんどの方は、たとえその夢への道のりの半分まで行ってたとしても、自分でその夢を追わないと決めたとしても、どちらの場合でも後悔するそうです。

少なくとも、いくつかの夢に向かって歩みトライすることはとても重要なこと。

体が弱くなってからでは遅いのです。

「健康は“自由”をもたらしてくれる」ということに、それを失ってはじめて気づく人は多いです。  

(2)あんなにハードに働かなきゃよかった

 

これはほぼ全員の男性患者さん(大黒柱だった女性も含む)から聞く後悔の1つです。

彼らは“子供の幼少時代を見過ごした”とか“両親が亡くなる前にもっと一緒に過ごしたかった”と言います。

ライフスタイルをよりシンプルにし(流されて生きるのではなく)意識してものごとを“選択”してゆく。

自分で思っている以上の収入はもしかしたら必要ないかもしれません。

自分の人生によりスペースを創り、より幸福感を高め、新しいチャンスが舞い込んでくるようにオープンになること、新しいライフスタイルを改めて見直してみること、大切です。  

(3)自分の感情や想いを表現する勇気を持ちたかった


多くの人々は、他者との平和な関係を保つために、自分の感情を抑えます。


その結果、良くも悪くもない ”平凡で並の所” でおちつき、本当に能力を発揮した人になれずにいます。

他者のリアクションをコントロールすることはできないけれど、”正直に話す”ようにしてゆくことで、最後は“健全な人間関係”へと変えていく事ができます。

もしくは、不健康な人間関係を自分の人生から排除してしまう。

どちらにしても、上手くゆきます!  

(4)友達ともっと接触を持ちたかった


死ぬ数週間前になるまで、古い友人の「真の大切さ」に気づかない人が沢山いらっしゃいます。

多くの人は自分の人生をうまくのりきることに必死になってしまい、友人関係を何年もの間忘れてしまうのです。

しかるべき友人関係に時間と努力を割かなかったことに対し、深い後悔の念をもつ方が多くいらっしゃるそうです。

交友関係をおろそかにしてしまうことは、忙しいライフスタイルを送っている方に共通しています。

人間、最後には「愛」と「人間関係」が全てになります。残り最後の週は愛と人間関係について終始考えるようです。  

(5)自分自身をもっと幸福にしてあげたかった


驚くことに、これは皆さんに共通することだそうです。

多くの人々は最後の最後まで『幸福とは選択である』という事に気づきません。

古いパターンと習慣に留まってしまうのです。

俗にいう「居心地のよい状態」から一歩踏み出すと、変化することへの恐怖がおとずれ、やがて深い意識にゆきついて、笑顔があらわれ、自分の内に「静けさ」が再び戻ってきます。

死を迎えるためのベッドの上にいながら、「他の人にどう思われるか」という意識が自分のマインドから遠のいてゆく。

死ぬ前にそれらを解き放ち、笑顔に戻れたなら、なんて素敵でしょう!!



人生とは『選択』です。 あなた自身の人生なのです。

意図的に『選択』しましょう。

かしこく『選択』しましょう。

正直に『選択』しましょう。

幸せを『選択』しましう!