映画『THIS IS IT』を見ました。今日で2回目です。
映画で見せてくれたマイケルの姿は、エネルギーに満ち溢れ、音と視覚で創造された素晴らしいメッセージを届けようとしていました。
マイケルは、創造性の源のようなオーラで輝いています。
リアルタイムでスーパースターだった頃のマイケルとおなじか、それ以上の情熱と愛を感じました。
マイケルジャクソンは、ロンドンでの全50公演のコンサートツアーのために、渡英する直前の6月25日ご自宅で急逝。
今年4月からマイケルの亡くなる2日前までのリハーサル風景や舞台裏と、コンサート中に使用する映像を編集して創られたドキュメンタリー映画が『THIS IS IT』。
映画を見ていたら90年代中頃のマイケルのことを思い出して(涙)。
その頃、日本で報道されていたよりも遥かにひどいマイケルいじめが、米国のメディアその他で毎日の様に横行していたのです。
私が在米中、マスコミによるマイケル虐めがそれはそれは酷いものでしたから、「マイケルの才能がマスコミの餌食になってつぶされてしまう!」「金のためならなんでもする人々に傷つけられてしまう!」と、そんな報道を目にするたびに心をいためていました。
そして「マイケルのそばにいて彼の才能と情熱を守りたい」と、願っていたことを、映画を見ていたら思い出しました。
でも、その頃のそんな私の心配はいらぬ心配でした。50歳になってもまったく変わらない才能あふれたパフォーマンスを、映画の中で見せてくれた。
「音楽で人の心をうごかす」天才アーティストは健在でした。しかも、体の調子が悪く耐えられないくらいの痛みを薬でとめながら生活している様にはとても見えないほどの歌声とダンス、感激しました。
マイケルが奇妙な行動をした事オンリーがマスコミに流れていた時期が長かったけれど、映画ではリハーサル風景の記録なので、どんな様子で彼が周囲の人に接してるのか、音楽に対してどのように挑んでいるのか、どんな心でステージを創ってるのか、などの詳細をみることができます。
英訳のニュアンスが私が感じたものと違っていた部分もありましたが、彼は常に周囲の人に愛情を言葉や態度で示していました。
マイケルが生涯を通してみんなに伝えたかったメッセージ。
それは「愛」。
「愛が一番大事だよ」「皆がお互いに愛しあうことで世界が変わるんだ」っていうメッセージを、伝え続けてきた人です。
開催予定だったロンドンのコンサートは、「音楽をとおして皆の心を一つにして、地球環境破壊をとめる」「地球を癒す」ことを目的として、創られていました。
2009年6月25日の突然のマイケルの悲報は、小学3年の甥っ子と一緒にTVで見て知りました。
甥「どうしてマイケル死んじゃったの?」
私「体が痛くてお薬をいっぱい注射したり飲んだりしたからみたいだよ」
甥「そんなことしたら体に悪いのに?なぜ誰も止めなかったの?」
私「言ってくれるお友達がそばにいなかったのかな」
甥「ハーブを飲んだり精油でマッサージしたりすればよかったのに」
私「そうだよねぇ」
甥「どうしてカオちゃん(私)教えてあげなかったの?」
私「......」
甥っ子の言うとおり、私は心配したり思っているだけで何もしなかったのは事実。私は知り合いじゃないから何もできない、誰かが助けてあげたらいいのにな、って思ってただけ。
『THIS IS IT』の最後の方でマイケルが言っていたことば、
こうしている間にも、地球は破壊され続けている。
みんな知っているのに「誰かがやってくれるだろう」と待ってるだけ。
「誰か」は自分なんだ。
今自分が行動しなければ地球が壊れてしまう。
もしも自分の意識がなぜか引かれていってしまう問題があるなら、見えた人がそれに対して行動すべき。(要するに問題意識を持った人が行動すべき人)そんな事も教えてくれた。
マイケルはパフォーマーとしてインスパイアしてくれるだけじゃなくて、みんなのメンターであり「愛」のメッセンジャー。これからもね!
これからは、思ったことをすぐに行動に移せる自分になろうと、改めて決意しました。
PS:見つけました
ソニー創業者盛田昭夫夫人による追悼エッセイ
「マイケル・ジャクソンとの想い出 盛田良子」