微細表情筋についての記事を読んだ何人かの過去のクライアント様から、「微細表情筋は、表情筋とは違うのですか?」というご質問をいただきました。
「顔の微細な表情筋の動きで感情がわかり、表情筋により感情がつくられる」
表情筋は、ある程度意識的に動かすことができます。
ですので「つくりたい表情」を意識的につくることができます。例えば、作り笑いとか。俳優さんも自らの意思で表情を作ることができます。
しかし、
微細表情で使われる筋肉は意識して動かしていません。
意識せずとも、無意識的にほんの0.2秒間だけ現れるのです。
ある特定の感情(例えば嫌悪)をつかさどる微細表情を頻繁に動いてるとしたら、その筋肉にくっきりシワとかヒダができてしまうかも。いや、多々みられますし、その傾向はたしかにあります。
幼少期から嫌悪感を日常的に感じているとしたら、嫌悪の感情を持った時に知らない間に動いている微細表情筋が、その形になってしまっている、ということです。
手技療法その他で表情筋を整えていた
この写真↓は、数年前まで個人セッションとして提供していた「ナチュラルフェースリフティング」のモニターさんの写真です。
「ナチュラルフェースリフティング」では、頭蓋骨やその他の骨格調整、筋膜のツレ解放、リンパドレナージュやオステオパシーなど、手技療法を施すとともに、28種類のお顔の表情筋エクササイズをご指導させていただいてました。
肌感も美しくなり別人のようになりました。1回目の施術後なので、まだ表情筋エクササイズをする前です。
好評をいただいていたセッションでしたが、現在では提供していません。
「ナチュラルフェースリフティング」では表情筋だけを扱っていたからです。
微細表情筋も含みケアーさせていただきたいと思うようになりました。
新しい科学的な発見に伴いテクニックも変化する
医学の進歩も人体に関する発見も、年々進歩し、新たな事実が発見され続けています。
そして、新たに発見された研究結果や情報を元に、私たちも提供していることをアップデートさせていくことができるのです。
歳月が過ぎていき、さまざまな研究によってこの様な事もわかってきました。少し例を挙げてみます。
👱♀️顔のマッサージは弊害を招くことがある
🧒表情筋エクササイズを行なうことは無意味
👵頭蓋骨だけを調整するのはよくない
頭蓋骨は、全身の歪みの帳尻合わせしている場所でもあるし、お顔の歪みを解消するにあたって、考慮しなければならないその他の要因が多過ぎるのです。
上下の歯の高さ、歯の噛み合わせ、視力、骨盤、股関節、その他多数。
弱点を克服したNewタイプの美顔ケアー
これらの問題点を踏まえた上でアップデートを重ねてきた結果、終了した「ナチュラルフェースリフティング」に変わって、新たに「フェーシャルエコロジー」が誕生しました。
フェーシャルエコロジーは、ご自身で自宅でできるセルフケアー。
ボディーエコロジーの講座の中でお伝えしています。
こちらは、過去に提供していたものと比べると、格段に進化したもので、まったく別物です。
科学の発見に伴い、顔や身体のセルフケアーは常に進化しつづけるべきもの。
顔の筋肉のこわばりから、頭の骨の歪みや浮腫まで、自分でケアーすることができるようになります。
さらにポジティブな感情が浮上した時に動く微細な表情筋を活性化したり、小顔にしたり、頭の反射区に刺激を加えたり、お肌を綺麗にしたり、といったことまで自分で行なえます。
「フェーシャルエコロジー」は、単体では指導していません。
ボディーエコロジーの講座の一部としてシェアーしています。それは、ただ単に「やり方」をお教えするだけではないからです。
直接お渡しすることしかできない『直伝』という形をとっています。
時代の変化に沿って、最良なものを選択していくことは、何事においても重要。
そんな柔軟性も兼ね備えていれば、シワも勲章となり「イイ顔」ができあがりそうです!