愛猫が20歳になりました。1992年4月12日生まれのキリちゃん♀です。
人間の年齢に換算すると、猫の20歳はだいたい96歳〜115歳との記載がありました。
すごい!気がつけば超長寿ニャン子になっていました。
ここのところ「ご飯もらってないしぃ〜!」攻撃がものすごい。あの、ちょうだいパワーには参りますが、実はキリの場合は超高齢にもかかわらず問題点はほぼこれのみなんです。
これはかなりスゴいことだと最近知りました。
前回の老猫ケアーの記事でもご紹介した様に、トイレを失敗する問題が無くなたのですが、これは大きな大きな健康改善になりました。
二階建ての家に引っ越したために膝間接の痛みがなくなったし、足腰がかなり丈夫なのです。
ニャンコ部屋に入れてペットドア(人間の赤ちゃん用)を閉めていても、キリだけはジャンプして部屋の外へ出れちゃう。
もっと若い猫だってこの高さはジャンプできないのに!
キッチンカウンターにジャンプしてしまうのも、キリだけです。
前の家(マンション)では、あまり歩き回れなかったからか、爪が伸びてしまって大変でした。あまり歩かなくなったせいか、爪研ぎも上手にできないくらいに巻き爪になってしまうようになりました。
しかし老年、爪を切らせてくれなくなってしまい、獣医さんで時々切ってもらってました。
今の家では階段をトコトコ上り下りしているので、爪の問題が解消されたし、巻き爪にならないから、ちゃんと爪研ぎができるようになりました。
まさか、老猫の巻き爪が治るとは思ってもいませんでした。爪問題まで解消されちゃって嬉しい驚きです。
こういったリカバリーは、普通じゃあまりありえない事なのだそうです。
いつだって、飛躍できるんだね!本当に、キリにはいつまでたってもいろいろ学ばせてもらっています。
波乱万丈だった猫人生だけどものすごく健康
キリはアトランタ市内で6匹きょうだいで生まれました。米国内を6回飛行機に乗って引っ越した猫です。
これだけでも猫人生的には大変な苦労ですが、それだけではありません。9.11の同時多発テロの時にはNY市内で一人でお留守番、爆音と地響きがしたに違いありません。
10歳の時に13時間フライトの国際線で日本に引っ越し。動植物検疫で1ヶ月間も成田の検疫所に泊まりました。かなりキツい体験だったと思います。
やっと日本での生活に慣れ落ち着いてきたときに、それまで悠々自適で暮らしていたのに、突然2匹の兄弟犬が我家にやってきた。その後は猫も増えて、とうとう3ニャン3ワンの大所帯になりました。
そして、すでに日本国内での引っ越し回数は3回。まだ続きます。
その他にも、パパが変わったり、犬友のワン子が遊びにきたり。キリはおそらく、世界一の波瀾万丈キャットかもしれません。キリの人生を綴った本が書けそうです。ベストセラー間違いなしっ! (私がここには書けない様な苦労もかけたしにゃぁ...)汗
それなのに、こんなに健康でこんなに元気でこんなに運動神経が良いキリちゃん。
その秘訣はなんだと思いますか?
老猫の、健康で美しく長生きの秘訣とは
❶どんな時でも女王として君臨すること。
❷ナチュラルケアーで体調管理をしていること。
この2つにつきるでしょう。
はじめて出逢う犬にも、決して怖じけずいたりせず威嚇する。
黄色い声の女性が大嫌いなのですが、そういう人から猫なで声で話しかけられ、気軽に触ろうとしたら威嚇する。まるで猫ではないみたいな君臨ぶりです。
私達人間もキリを別格に扱っていますし。
嫌なことは嫌だとはっきり言う性格ですから、ストレスがたまりにくいのではないかと思います。
でも、気は強いけれども、とても心が優しくていつも私の事を心配して気遣ってくれる猫さんなんです。(イロイロ指導されたりしてます)
また、キリがロサンゼルスに住んでいた時にホリスティック獣医さんと出逢ったことがきっかけで、6〜7歳くらいからワクチンなどいっさい の予防注射をやめたことも、健康維持に大きく貢献していると思います。(日本移住の時だけ検疫があるため打ちました)
その次にニューヨークで出逢った獣医さんDr.エリオットからは、手作り食と猫の栄養学を学び、その後はできる限り手作り食をあげています。
体調を崩すことはほとんど無いのですが、何かあった場合はいま日本で相談にのっていただいているホリスティク獣医師の先生から処方されたハーブやホメオパシー製剤で完治させています。
老猫のケアーはその先生からの指導の元、実行しています。
私達人間も、キリを参考にできるところが沢山あると思うのです。
人も猫も似ている美と健康の秘訣
💐自分がしたいことをしっかり主張し表現する
💐嫌なことは嫌と言う
💐自然な食事を心がける
💐薬やワクチンに頼らない
だからこそ、キリは人間からも犬からも猫からも、みんなから尊重されているのでしょうね。
そして何より大切なキリの性質は、
😽「変化に対応する順応力」を持っている
これが、もっとも大事な礎となっている「長生きと美貌&健康維持」の最大の秘訣ではと思うのです。
過去の嫌なできごとにこだわっていたら、生きていくためのエネルギーが枯渇します。
目の前の変化をそのまま受け入れどんどん適応していきながら、自分の地位を確立してゆくキリちゃん。
世界一の波瀾万丈&超長寿ニャンをめざして、これからもキリちゃんのために美味しく健康的なご飯をつくりつつ、とも幸せに暮らしていきたいと思っています。
老猫のケア関連記事:
😺老猫の健康管理シリーズ:
老猫の健康管理について@ウンチ大作戦
老猫の慢性腎不全による排尿問題とエネルギー不足を補う食事ケア
老猫のケアおしっこ編、排尿問題が解決した理由とは
丸ごと食べるホールフードを実践する猫と犬とライオンと
老猫の症状はさまざまな体内変化の複合、ホリスティックに生命を見つめる
😽キリちゃん体験記:
足がカワイイ愛猫キリのLAホリスティック獣医さん体験談
愛猫が19歳になりました〜9.11を独りでのりきった猫
愛猫が20歳になりました〜老猫が美しく健康でいられる秘訣とは
涙のゆで卵、21歳の愛猫が旅立ちました
私がエゴを手放したとき、老猫は旅立つことができたのです