大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

アシナガバチが巣を作ったらどうする?駆除せず蜂とお庭を共有することにした理由

庭の花を摘んでみた

4月になり庭では色とりどりの花が咲いています。虫たちもそろそろ活発になってくる季節。

先日、郵便受けのすぐそばにアシナガバチの女王がを作っていたことに気づきました。

体長は大きめだし、キイロ✖️ブラックの危険信号カラーで、刺されたら痛そう!巣を見つけた時はドキ〜ッとしました。

手が届く位置だったのですが、ブーンという羽根の音が怖くて近づけません。そこで、一旦家に入って「どう対処すべきか?」をいろいろ調べることにしました。

最終的には「巣はそのまま放置して、に暮らす」という決断を下したのですが、ここに至るまでにあったこと、調査した内容、検索エンジンの問題点で気づいたこと、などなどシェアさせてください。

何かのお役に立てたら嬉しいです。

 

アシナガバチが巣を作ったらどうする?

 

こちらの写真↑は実物です👀

アシナガバチの “働きバチ” の命は寒くなると終わります。唯一、女王蜂だけは越冬します。暖かくなった春に目覚め、せっせと巣作りを始めるのです。

働きバチが育つまで、女王蜂はたった一匹だけで懸命に巣を作るのです。がんばってるねーと褒めたくなるほどよく働いてます。

私が巣を発見したのは、女王蜂がアクティブに働いていた日中です。いつ刺されるかわからないほどの元気さ。だから巣を駆除することしか頭に浮かばず、どんなタイミングでやっつけたら危なくないか?どんな駆除方法があるのか?をまずは調べることにしました。

 

蜂の巣の駆除方法を検索してみたら

 

キーワードを入力してアシナガバチが巣を作ったらどうすべきか?を検索。上から順番に出てきたサイトを読んでいきましたが、検索結果1ページ目には、🐝「発見したらすぐに巣を駆除すべき」「刺されたら痛い」「刺されたらアナフィラキシーショックでぬかも」😱などと書かれていました。(この件について詳しく後述します)

それら検索エンジンで得た情報を読んでいたら恐ろしくなってしまい、急いで蜂を駆除するための殺虫剤スプレーを買いに走りました🚴‍♀️

 

女王蜂のメリハリある1日

 

帰宅後にすぐアシナガバチをやっつけるぞ!と意気込んでいたのですが、巣を見てみると女王蜂はお休みモード💤

巣を抱えるような形で寝ていたのです。うちの猫ちゃんの昼寝姿みたいに丸くなってリラックスしています。

その格好がなんだか可愛くて...。

殺虫剤スプレーをかけることなどできませんでした😨寝ているところを襲うとか👽めっちゃ卑怯者みたいじゃないですか。

そこで、もう一度よく調べてみることにしたのです。

 

次にYouTubeで調査

 

YouTubeでアシナガバチと巣作りについての動画を検索してみたら、アブノーマルなものがいくつか出てきました。

「お寺でアシナガバチと巣をゲットして飼ってみた」とか「アシナガバチのお母さんが死んだから継母になってみた」などなど、妙なタイトルに惹かれて、思わずクリック。

登録者が150万人もいる虫のチャンネル。変態的に虫や生き物を愛するユーチューバーさんでした。

虫のドアップの動画なんて、キモっ!アシナガバチがうちの庭に巣を作ったりしなければ、絶対に絶対に見なかったでしょう。

ところが...
一つ見たら止まらなくなってしまった🐝 面白かったから。

アシナガバチの巣の中を撮影した映像は初めて見ました。蜂の巣は、六角形のハニカム(honeycomb)がいくつかまとまった構造になっていますが、一つのハニカムの中には一つの卵が入ってます。個室で生まれ蛹になり幼虫へと育ちます。

動画では、女王蜂が幼虫ちゃんに餌をあげる様子などが詳しい解説とともに映し出されていました。

バラの葉を食い尽くすキャタピラ系の虫🐛蝶々の幼虫みたいなイモ虫を、アシナガバチの幼虫は食すのです。イモ虫を捕獲したらお口で噛み砕いて丸めてお団子🍡にして、幼虫ちゃん一匹づつに与えていくのです。

母鳥🕊がヒナに餌を与えている様子となんら変わりなく、ほっこりする光景でした。自分がそんなふうに感じるなんて、予想をはるかに超えてびっくり。

これを見ちゃったら、蜂の巣の駆除なんかできなくなっちゃいますね😆

*お庭のハーブのことも⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

さらにChatGPTでAIに質問してみた


アシナガバチは「益虫」です。
自然界に有益性をもたらしてくれる存在、ということ。
そのことについてAIに聞いてみました👇

 

🐝 アシナガバチの成虫の食べ物は、主に花のです。花粉媒介者としての役割を果たすため、多くの野生動植物にとって重要な役割を担っています。

 

🐝 アシナガバチは、他の種類のハチ、アブ、スズメバチ、などの天敵として重要な存在。庭の植物や野生動物を、これらから守ってくれます。

 

🐝 アシナガバチの幼虫肉食です。親がエサとして捕獲した他の昆虫を食べることで成長します。そのため、庭に住む他の害虫を食べてくれる自然な防虫剤としても役立ってくれます。

 

🐝 アシナガバチは、一夫一婦制の社会性昆虫であり、女王バチが巣を作って巣内で卵を産みます。女王バチが卵を産むと、働きバチが孵化した幼虫を養育します。

 

🐝 アシナガバチは温和な性質で、人を攻撃することは稀です。しかし巣に触ったり踏んだりした場合にって、巣や幼虫を守るために積極的に攻撃を行います。

 

なるほど...AIの意見を参考にしてみると、庭の生態系を健康的に維持するための良きパートナーになってくれそうです。

余談ですが、自然農法を学んだので今年から少しづつ我が家の庭でも取り入れています。バラの手入れでは、ニーム樹液や納豆菌を薄めて葉に散布すると、害虫やカビを予防できるのですが、薬ではないため頻繁にやらないといけません。

アシナガバチのような益虫が、バラの葉や蕾を食い尽くす害虫を食べてくれたら、とっても助かります。

*お庭の手入れってたいへんよね⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

アシナガバチの1年


庭やベランダや空き地が周囲にある以上は、幾度も遭遇する問題かもしれません。アシナガバチの一生について、知っておいても損はないと思います。

「益虫だということをご理解ください」
「巣に触らなければ刺されないです」
ということを、いくつかの市がHPに掲載していました。

4月 越冬から目覚めた女王バチが、樹液などから水分をとりつつ巣作りを始めます。
6月 女王蜂は1匹で巣を作り卵を産んで幼虫の世話をします。
7~8月 働きバチが誕生し、巣を大きくしつつ幼虫の世話をします。女王バチは産卵に専念。
7月末~8月中旬 巣の大きさや働きバチの数がピークになる最盛期。活発で巣に近づくと刺されやすい時期。
9月~10月 新女王蜂と雄蜂がそれぞれ数十匹誕生し交尾を始める。刺されることは無い時期。
11月~3月 旧女王蜂・働きバチ・雄蜂は死にます。新女王蜂だけが越冬。巣は1年限りで中は空になり、同じ巣を使うことはありません。

「来年また同じ巣を使うことはない」ということは、そのまま空の巣を放置しておけば、翌年はそこに誰も巣を作らないかもしれない?と思ったのですが、どうでしょうか。

 

【まとめ】駆除せず蜂とお庭を共有する

 

午後になって陽が翳ると、アシナガバチの女王が休憩することを初めて知りました。そして、その姿がとても可愛いらしいことも。

これからの季節は暑くなるので、私が庭の手入れをするのは 午後涼しくなってからのタイミング。女王蜂が休憩している時間帯なので、かぶりません。

アシナガバチは益虫で、本来は自然界では必要な生き物だということを、今回あらめて学びました。

子供さんが巣に触る可能性がある場合、狭まくて閉鎖的な作りのベランダに巣作りしてしまった場合、などのケースでは駆除した方が安心でしょう。そうでないなら、巣はそのままにしておきたいところです。

このことは、変態的に虫を愛するYouTuberさんのみならず、お役所のHPでもひかえめながら言及されていました。

*庭の生態系がくずれるとこんなことが⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

余談:検索エンジンを使った調べ物について

 

今回は、いろんな媒体を使って調べた結果、このような自分なりの答えを見出すことができました。

そんな中、気になったことが一つあります。

最初に検索エンジンで調べた時に、1ページ目に出てきたすべての記事には恐怖を促すような内容が含まれていたことです。

⚠️「発見したらすぐに巣を駆除すべき」
⚠️「刺されたらかなり痛いですよ」
⚠️「刺されたらアナフィラキシーショックで死ぬかも」

こんな記事ばかり読んだから、殺虫剤スプレーを買いに走ったわけです。

しかし「情報」ではなく、自分のこの二つの目👀でアシナガバチの様子を観察し、「違う視点からも調べてみよう」と思い直したので、大切な益虫を殺さずにすみました。

あれはヒドかった。なので後からもう一度見返してみたんです。そしたら、検索結果として1ページ目に出てきたのは全て「蜂の巣を駆除する業者」の企業HPのみだったんです!

そりゃ煽りますよね。
感情を揺さぶって怖がらせて、すぐに駆除の依頼電話をかけてもらわなきゃいけないですものね。

 

このような検索エンジンの傾向は、誰もが知っておくべきだと思いました。

 

ネット上の情報は玉石混交。正しいもの、良いもの、悪いもの、悪質なもの、がぐしゃぐしゃに混ざり合っています。だからこそ、検索エンジン側も企業のHPを優先せざるを得ないのでしょう。

このことは、自分がすごく詳しい分野のことを読めば理解できます。有識者であっても、頭脳明晰な人物であっても、ものすごーく間違ったことを発言しているケースを見かけます。

まだ学生さんならその見分けがつかないかもしれないし、成人した常識人だとしても自分が熟知してる分野のことなら見分けられるけど、よく知らない分野に関することならすんなり信じてしまうこともあるでしょう。

・複数の媒体で調べ直す。
・自分の感覚を研ぎ澄ませ直感も信じてみる。
・常識を覆される様な内容はとりあえず話6割くらいで受け止めておく。

こういったことを肝に銘じてネット情報と関わっていきたいです。

ChatGPTなどのAIも、間違った答えをくれることがまだまだあります。進化のスピードが速いのですぐに問題が緩和されるでしょうが、やはり別の媒体との組み合わ調査は、引き続き必要ではないでしょうか。

なんだか、どんどん便利になる一方で、ややこしくもなってきますね。面倒臭い!とあきらめずに、今後も進化をウォッチして行こうと思います。

気持ちいい心でいるために🐇


*地球を大切にしたいみんなに読んでもらいたい記事🐳

omichikahori.hatenablog.com