前回の記事にでてきた1区や7区など外国人が暮らし集まる地域にあるベトナム料理店では、外国人も楽しめるようにちょっとファンシーにアレンジしてあったりして、本来のベトナム料理とは違う風味になっていることもあります。
汚いお店で食べるのが無理な人とか、香りのキツい香草が苦手な外国人もいます。
甥っ子たちは日本食が好きでベトナム料理をあまり食べません。なので、彼らが学校に行ってる間に、義理の妹が地元民に人気のベトナム料理のお店に何軒か連れて行ってくれました。
中でも一番わたしにとってチャレンジだったのは、この↑レストラン。ここは外国人が足を踏み入れるような綺麗な地域ではありません。
このレストランは、空港に向かう途中の外国人がいない地区に所在しています。
地元民の間では「フォー」が美味しいことで有名な昔からある店です。
義理の妹もお気に入りで、空港に行くときには必ず立ち寄っている のだそうです。
日本でも知名度が上がってきている「フォー」は、米粉でできたベトナム の麺です。
透明なスープに鶏肉や肉団子が入っていて、生のモヤシと 数種類の香草をたっぷりのせて食べます。
ニョクマムという調味料も、ベトナム料理が嫌いな人の苦手な風味の 一つ。
日本でフォーを食べても、このニョクマムが 入っていない店がほとんどです。後からお好みで入れるようになっていますよね。
ニョクマムは、ベトナム料理にはかかせない『魚醤』です。イワシを塩漬けにして発酵させて作られるので、独特の風味と うまみがあります。(タイ語ではナンプラー)
美味しそうなニョクマムを選んでもらい、一本おみやげに買いました。
私は乾燥した豆腐のようなお揚げのようなものが入った「フォー」を注文しました。
トッピングの種類が豊富で、汁に絞るスダチのような柑橘系の果物とか、唐辛子、香草の他に、オプションでもトッピング を注文することができます。
義理の妹が「産む前の卵を身ごもった鶏の子宮」を注文しました。
上の写真で左側のお皿に入っている黄色くて丸い物体です。鶏が受精し少し育ってきて卵を出産する前にとったものなのだそうです。
味は......歯ごたえが微妙でしたが、おいしかったです。パサパサしていない、しっとりした黄身みたいな感じでした。
梅をお砂糖に漬けて作られるもの(名前を忘れてしまいました)。
1年後くらいから食べるそうですが、数年間漬けてあるものもあります。 梅酒のようなものですね。
その長年漬けて発酵した梅をお水と混ぜて、ジュースにして飲ませてくれます。もちろん、甘い梅も食べてよし。
甘過ぎるのですが、なんとなく懐かしいような味がして癖になります。
満足度高しですが
現地の人が利用するお店だから、観光客の方はちょっと抵抗があるかと思います。英語メニューもないし英語を話せる人もいません。
しかし、何もかもが美味しくて舌の満足度がかなり高いお店でした。
だけど店名が覚えられない、発音できない、書けない。トップの写真は店の入り口の写真です。ご興味あったら探してみてね。