チェコ共和国の首都である「プラハ」を訪れたときのエピソードです。
今回の中欧の旅では、ウィーンで開催されたイベント報告を先にしましたので、時系列的に前後してしまいました。
チェコ共和国の言語はチェコ語。2013年くらいから全面的にユーロにかえる計画だそうですが、今はまだ通貨はチェココルナ(Kč)。
首都プラハで過ごした3日間は、完全にバケーションモードでいこうと決めていました。
歴史ある修道院を改築したホテル
短期滞在なので効率よく動きたかった。だから宿泊するホテルは、市街地の中心で観光に便利な場所にしようと考えていました。
しかし調べながら地図を眺めてていると、どうしても街の中心部ではなく、向かって左寄りの方のエリアが気になって気になってしかたがありませんでした。
合理的な理由はありません。理由もわかりません。でも惹かれてしまうので、成り行きに任せてそのまま左寄りのエリアを見ていきました。
左の方、すなわちモルダウ川を挟んで対岸の城がある方をしばらく調べていたら、元々修道院だった建物を改築したホテルがありました。
とても魅力的だったけれど、 よく見たらあの高級ホテル「マンダリン・オリエンタル」 だった!ん〜、残念だけど予算的にきつい。今回はあきらめました。
日を改めて、数日後にまた地図を眺めていたら、マンダリンオリエンタルの近く に、もう一件、やはり修道院の建物を利用したホテルが見つかりました。
偶然見つけたそのホテルは、家族経営のようなこじんまりした佇まいのホテル。歴史のある建物だということで、中を見てみたくなりました。
金額はリーズナブルだし、利用者の評価も高かったので迷わずAppier Hotel Residence Praque に決めました。
建物の中の写真などなどご紹介します!
直感で選んだホテルが大当たりだった
入り口はまるで民家のドアのように目立たない木のドア。それがこのホテルのエントランスになります。
ホテル周辺の細道を散歩している観光客ならおそらくホテルだと気づかないでしょう。4階建の小さな建物です。
目立たない木のドアから中へ入ると、フロントにスタッフがたった一人。
この親切なスタッフにカギをもらい、部屋に入ったらあまりに気持のよい空気が流れていたので、思わず顔がニコニコして しまいました。
この建物がある場所はパワースポットなのか? と思うくらい、清浄なエネルギーで満たされていました。
やはり、なんとなく「惹かれる」気持ちを優先していると、いいことがあるなぁ〜。
ここは観光ポイントからだいぶ離れているし、車が入って これないくらい細い石畳の路地を入ったところにあるので、 本当に静かな時間が流れていました。
最上階である4階には、朝食専用のレストランがあります。
ここに立ち入って、はじめて修道院だった形跡をはっきり見ることができました。 一部分をそのまま残して、見えるようになっているのです。
ドアは新しい。でもよく見ると、大昔の修道院のときのレンガがそのまま残っている。
こちらは↑上の写真の反対側。つまり、ドアを室内に入って内側から眺めた図。
天井を見上げてみると、素晴らしい木組みの大屋根。
ここはもしかしたら修道女たちに屋根裏の部屋として使われていたのでしょうか。
屋根裏の感じが楽しい気分を誘う。
屋根の傾斜がすごいのがわかると思います。窓があるから明るいです。
平日だったからか、お客さんはほとんどいないみたい。静かなダイニングルーム。
窓から覗いてみたら、お隣の建物の上に銅像がいくつも並んでいるのが見えました。
清潔なお部屋に清浄な空気が流れて
広々としているお部屋でした。歴史のある建物だけど、お部屋の中はとても清潔。
調度品やカーテンなど可愛らしいしつらえでした。
とにかく「気持ちいい」のが印象深く感覚に残りました。
くまなくホテルの中を探索しようと、いろんな階に行ってみた。地下一階のエレベーターを降りたところに、昔の壁がそのまま 残されていました。
このホテル、とっても気にってしまいました。 観光には不便だけど、なんとなく惹かれたホテル。
ほんとうに、いるだけで気分が良くなる。
実は、あとからふたを開けてみたら、実は私が 一番見たかった名所のすぐ近くだったことが発覚!
マイナーな階段を登って裏の細道から抜けて行くことのできる ロケーションだったんです。
なんか冴えてるなぁ。
と1人で気分が盛り上がりました。
【旅の全行程】
*時系列におまとめしてそれぞれの記事に飛べるようリンクを付けました。
お仕事がらみでオーストリアを訪れました。
まず飛行機でチェコにIN。首都プラハでは元修道院だった歴史ある建物を修繕してホテルとして使っている所に宿泊しました。素晴らしきエネルギーに溢れたアンティーク鑑賞としての価値も高い場所で大満足です。
プラハの街を巡ってみて、お気に入りの街の一つになりました。プラハ城を見ながらブラブラお散歩。古いお茶カフェや絵本屋さんがあり、ずっと滞在したくなったほど。
プラハで出会ったワンちゃんと石畳の写真シェアします。
プラハからバスで行くオプショナルツアーに参加し、チェスキー・クルムロフという小さな街を散策。そこでは貴族のお城も見れました。
その後、車窓から一面まっキイロの美しい菜の花畑を眺めながらウィーンへ入りました。
ウィーンでは今回のメインイベントである大きな記念式典に出席したり、オステオパシー大学院を訪問し、フィシオエナジェティック自然療法の講義を受けたりと、楽しい時間を過ごせました。さらに仲間の素晴らしいレストランを訪問(現在は閉店)。
合間をぬってササッとセグウェイに乗って市内観光。コレめっちゃ楽しいです。ヴァッハウ渓谷のクルージングにも参加できました。渓谷の合間をぬっていくと川岸の左右に現れる美しいお城やお屋敷が美しかった。
もちろん、ウィーンでもお散歩中のワンコたちを撮影。
最終日はウィーン市内にある大きな市場を探索したり、小さなスーベニアショップで素敵な食器に出会い、スープ皿と大皿とマグカップを購入。プラハでもティーセットを買っていたため飛行機は超過料金かかっちゃいました。