大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

スティーブから聞いた脳と視力についての興味深い話し

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脳と視力に関して、とても興味深い話を聞きましたので、大道ブログの読者さまにも共有したいと思います。

コーチングの父であるルータイス氏との活動を通じて出逢ったスティーブさんから聞いた話です。

スティーブさんは、カリフォルニアでレコード会社を経営しているエンターテイメント業界の方。

昔、モータウンレコードで活躍されていたので、顔がとても 広く人望が厚い方だと聞いています。黙って座っているだけで ステキオーラが放たれている、とても存在感のある方です。

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スティーブさん

スティーブさんはUSC (南カリフォルニア大学)の音楽やエンターテイメントの分野において教鞭をとっておられるそうですが、同僚のUSC教授である彼の友人の話しをしてくれました。

その博士はは眼科がご専門なのだそうですが、盲目の人が手術で 目が見えるようになるための研究をしておられます。

 

プリズムの原理を視力に応用する


小学校の理科の授業でプリズムの実験をした事を覚えていますか?

プリズムとは、周囲の空間とは屈折率の異なるガラス・水晶など の透明な媒質でできた多面体で、光学部品の1つ。

プリズムを出る光の方向は波長によって変わるそうです。

この現象を分散といい、光を分散させることによって、 スペクトルを得ることができるのだそうです。

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懐かしいプリズム

あのプリズムをメガネにして、1日中かけていたらどうなると 思いますか!?

博士は、このような実験をしているうちに面白いことを発見しました。

 


横からも普通の世界が見えないようにゴーグルのように塞がれたタイプのプリズムメガネを1日中かけていた場合、なんと、メガネを外したら、世界が逆さまに見えるように なってしまうのだそうです。

 

 

ゴーグルみたいに全部を塞がずに、普通のメガネのように 横から少しだけレンズを通さない普通の世界が見えている 状態にしていた場合は、「逆さまの世界」まではいかない そうなんです。

前から上から下から横から、全てをプリズムでふさいでいた場合のみ、世界が逆さまに見えるようになってしまうというのです。

 

逆さまの世界を治す方法


では、その「逆さまの世界」を直すためにはどうしたら いいと思いますか?
その答えは....

 

一晩 眠ること

 


世界が逆さまに見える現象を直す方法は、「一晩眠ること」なんだそうです。


一晩眠ると治るしくみは


私たちの脳には記憶が貯蔵されています。世界が逆さまに見えるようになる前に、どんな風に見えていたか?がちゃんと記憶されていますよね。


一晩寝ると、元々ある記憶によって修復されるのです。

 

 

脳がもともとある記憶によって修復されるので、元の 世界(ビジョン)に戻ると聞いて、素直に「人間の脳ってすごいな!」と改めて思いました。

視覚というのは、目のレンズが光の屈折をとらえ、それを 脳に伝えている状態です。

博士の作ったプリズムメガネを1日かけていると、レンズから光の屈折が脳に伝達される過程を、プリズマが屈折させてしまうため「逆さまの世界」に なって脳に認識されてしまうのです。

なるほど、そんなカラクリなのか!
博士はこのカラクリを発見したことで素晴らしいアイディアが降りてきました。

 

自分がやりたいことを成し遂げる

 

博士はこのことを発見したことで、「このプリズマ反射を用いて盲目の人の脳に光の屈折を伝達することで、目が見えるようになら ないだろうか?」というアイディアが生まれたそうです。

ところが、周囲の専門家からは「トンデモ君」扱いされて、当初は誰も主張を受け入れてくれなかったそうです。

そこでその博士は、ちゃんと自分の理論を証明するために「工学部で専門的に勉強しよう」と思い立ち、すでに医学博士で あるにもかかわらず、もう一度大学と大学院に通い工学の学位を取得しました。

すごい情熱です。

その後、プリズマ原理を用いた盲目の人の脳に光を届けるセオリーは、目覚ましい研究成果を上げたことは言うまでも ありません。

現時点では、まだ数名の盲目者が実験的に手術を受けた だけに留まっており、まだまだ改良を重ねて完璧にしてゆく必要があるのだと言っていました。


盲目の天才ミュージシャンも望む

 

スティーブさんの友人でもある、(皆さんもご存知の)盲目の天才歌手の方は、一日も早くこの手術を受けることを望んでおられるそうですが、スティーブさんは「まだまだ実験段階では40%ほどしか完成していないそうだから、手術はあと2〜3年 待って完璧になってからの方がいいよ」とアドバイスした とのこと。

それに対してその歌手の方は、

「生まれてから60年近く、一度も 海も空も見た事がない、自分の親や妻や我が子の顔さえも見た事がない。そんな世界を想像できるかい?40%の成功率 だっていい、いますぐに手術を受けたいっていう気持だよ」

と語っておられたそうです。

あんなに美しい楽曲を次々に生みだしている彼に、さらに 「視覚」という感覚器官が与えられたら、どんなに素晴らしいことが起こるだろう。

想像したただけで、嬉しくて涙が自然にあふれてしまいます。

それにしても、自分が「おもしろい!」と思った事にこだわり続け、周囲からトンデモ君 扱いされても自分の直感を信じて 突き進み、その結果、人の為になる大発見をする事になった 博士はすごいなーと思う。

尊敬しかない。
縁あって知った博士のこと。
このご縁を大切に、博士の勇気と姿勢を見習いたいです。

このブログの読者さまも同じく博士とご縁があったということになりますね!