大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

セミナー開催中トラブルを乗り越え久しぶりにゆっくりしてます

嵐のように忙しかった1ヶ月が過ぎて、今日はひさしぶりに ゆっくりすることができました。 なんだか、気分的には「やっと年明けをむかえた」という感じです。  (白い蓮の花@京都寺院)

 

1月9日から5日間連続の、来日セミナー開催予定でずっと準備を すすめてきたのですが、来日した7日に接触事故をおこし怪我 をしてしまったために、講師が急遽とんぼ返りで帰国してしまいました。

 

幸いにも、代わりを務められる日本人講師がいたので、4日間は 無事に開催することができましたが、お申し込みいただいていた 方々にはご迷惑をおかけすることになってしまいました。

 

来日した講師の先生は、掌側骨折をしてしまったのですが、 病院の先生から「2週間以内に手術をしなくてはならない」 との警告をうけて「それじゃ5日間の講義を日本で行ってから 母国に帰国後に手術するわ。」と言ったのです。

 

私はたぶん、はじめて先生に意見を強く主張しました。 『NO!そんなのだめ!あなたの体が何より一番大切なの!』と。

 

そんなの誰でも知ってることだけど、 誰もが一番忘れてしまいがちなことでもあります。 金銭的ロスは多大だし、これまで費やしてきた努力や時間も 無駄に近い状態になり、睡眠もままらず、周囲に迷惑を かけたりしたけれど、そんなことではだれも死にはしません。

 

『からだ(命)』がなによりも大事だと、あらためて心底 考えさせられた出来事となりました。

 

先生は「手でよかった。他の場所だったら数ヶ月は帰国すらできな かったかもしれない。」と感謝の念でいっぱいになっていました。

そして、痛みの中で「どうして私にこの出来事が起こったのか?」 と、自分自身に問いていました。

 

その答えは、他人が考えるべきものではないし、本人と神様 (高次の自分)との関係であり、そこから答えを本人のみが 受け取るものだと思っています。

 

先生のそのような姿勢から見習うべきことがたくさんありました。 彼女は、警察署でも加害者の人に対して刑事責任を訴えることも しなかったし、逆に「病院にすぐに連れて行ってくれてありがとう」 と言っていました。

 

加害者の男性は目がうるうるしてしまいました。 (刑事さんによると、日本人被害者の殆どは刑事責任を問うそうです)

 

加害者の方をはじめ、病院の先生やスタッフの方、警察署の方、 その場にいあわせた何人もの人々、保険屋さん、宿泊先のホテルの方、 セミナー会場管理者の方、セミナー参加者の皆様、みんなみんな すごく良い人達ばかりで、人の心の暖かさをずっと感じていました。 (おまけに先生は、緊急帰国の時、親切なスチワーデスさんに ビジネスクラスに座らせてもらえたそうです。)

 

そんなわけでこの1週間ほどは、ご参加の皆さまへの連絡、 保険会社との話、警察との事情聴取、先生のご家族との連絡、 病院に2度足を向けそれぞれ2時間待ち、成田への送り迎えを2往復、 などなどをやりながら、4日間セミナーの開催をしていたのでした。

 

何事も、いちばん大切な『からだ(命)』が健全であればこそ。

 

それ以外のごたごたはほんとうに小さなことに過ぎない。 改めて大切なことを再確認したり、まわりの人々からの暖かい心を 感じ続けられたので、不思議と倒れる事もなく元気に過ごしてます。

 

サポートしてくださった方々、応援の言葉を手向けてくださった方々、 本当にありがとうございました。