春頃に250名規模のパーティーに参加しました。
その時に驚いたのが、殆どの参加者が男性だったにも関わらず、喫煙している人がゼロだったことです!
様々な年齢層の方がいらっしゃいましたが、比較的20代後半〜30代後半くらいの層が多かったように思います。
もちろん灰皿はテーブルの上に用意されていました。昔と違って喫煙者がぐんと減っているのでしょうか。
つい先日、昭和の時代バリバリに働いていたという70代の男性と知り合いました。その時、「昔はJR車内でタバコを吸いながら出勤していた」という、今では信じられない昭和の逸話を聞かせてもらったばかり。
湘南から東京までの約1時間、電車の中で大勢の方が喫煙している姿を思い浮かべただけで、具合が悪くなりそうです。
そんな彼も、今では禁煙に成功してヘルシーに過ごしていらっしゃるとのことでした。
喫煙者を極端に嫌うアメリカ人が
喫煙者を異常なほどに嫌っている方がおられます。特にアメリカ人には多いですね。
「自分が中毒になっている有害物質を、勝手にまき散らして他者にも負担をおわせるとはナニゴトだ!」と、お怒りなのです。
そんなお怒り樣の一人である女性とお話ししていたら、たまたま食養生の話しになり、ふとこんなことをおっしゃっておられました。
「甘いものだけはやめられないんですよね〜」と。
その方は、日頃から自分がカラダに良いと信じているもののみを厳選して食事をつくり食べていらっしゃるとのことでした。
玄米食や野菜中心のお食事だったり、無農薬の食品だったり。
ところが、そこまで慎重に口に入れるものを限定しておられるにも関わらず、「甘いものだけはやめられない」とおっしゃるのです。
これは、ご自身の考え方を真っ向から覆してしまうほどの「反比例の習慣」です。
糖質の塊である「甘いもの」を日常的に食していらっしゃるのなら、カラダが糖化しているかもしれません。
砂糖は体と心と脳に数えきれないほどの、ダメージを与え、私達の身体を蝕むものです。
喫煙者をディスっている場合ではないかもですよ。
中毒者Aが中毒者Bを批判するカラクリ
何に対する中毒だったとしても、やめたいのに「やめられない」ものがあるならば、同じ穴の貉ということになりますね。
「意思」に関わらず、何かに人生を支配されている状態。
だからこそ、同じような落とし穴に落ちている誰かに対して、批判したくなってしまうのかもしれません。
「自分と同じように健康を害する行為をしてる人」を見ると、まるで自分を見ているようで腹が立ってくる。
「健康に悪い習慣」を続ける誰かを見て、強く否定する気持ちが湧き上がってくるようならば、自分自身の悪習慣を振り返る良い機会になるでしょう。
健康に悪い習慣を断ち切る最強の方法
ちなみに、健康に悪い習慣を断ち切る一番の方法は「腸内環境」をすごーくよく整備してあげることです。
脳は神経ネットワークで繋がっていますが、腸もまた神経がたくさんある臓器。身体の中では脳と腸だけなんです。
だから「脳」と「腸」も神経によって連絡を取り合えることができるのです。
そしてどちらかというと、脳より「腸」の方が主導権を握っているようです。だから「脳」で砂糖やめるぞ!と思っても、やめられないんですね。
腸内の環境をすごく健康なものにしてあげると、食べるものの嗜好がぐんと変わってくるのです。
善玉菌が優勢で腸内環境がすごく良ければ、「白砂糖を欲しい」と感じなくなる傾向にあります。
悪玉菌が優勢だと、悪玉菌が増えるような食生活や暮らしをするように、脳に指令します。
善玉菌が優勢だと、善玉菌が増えるような食生活や暮らしをするように、そう脳に命令します
人は腸内細菌叢によって支配されていると言っても過言ではありません。
意思の力で「健康に悪い習慣」を変えるのはなかなかできないかもしれません。しかし、何万という腸内細菌の力を借りれば、いとも簡単に自分の悪習慣を変えることができるのです!