あなたは紅茶派?それとも珈琲派?
私は紅茶派でして、何種類かの茶葉を取り寄せ、その時々の気分に合わせてティータイムを楽しんでいます。
私の紅茶愛を交えつつ、注目されている「紅茶の3大魅力」についてお話しします。
⑴五感をシャープにしてくれる
⑵紅茶には健康にいい成分が入ってる
⑶気持ちを入れ替えリラックス効果
見直されてきた紅茶の3大魅力とは?
最近、シングルリーフの紅茶の魅力にハマってます。
シングルリーフとは、文字通り「1種類の茶葉」だけを利用していただくもの。
ティーパックに入っている一般的な紅茶は、シングルではなくて、いろいろな葉を混ぜてブレンドしてあります。(明記されていない場合)
ティーパックは、誰がどんなに雑に入れても美味しく紅茶が飲めるように、プロによって配合されているので、非常によくできています。
シングルリーフの紅茶の場合、
🌱どの産地でとれたか?
🌱どこの茶園で栽培されたか?
🌱どの季節(タイミング)に摘んだか?
これらにこだわって、さらに入れ方を駆使して、紅茶の多岐にわたる味わいを堪能します。
例えば、水の色が薄い紅茶の場合は抽出時間を長めにします。紅色が濃い葉っぱはそれより短め時間で淹れると、美味しくいただけます。
次の項目から、近年で見直されてきた紅茶の3つの魅力について解説していきます。
*こちらは紅茶が放つ氣についての不思議な話し⇨
⑴五感をシャープにしてくれる
その紅茶リーフの特徴や風味をよく知るには、ホワイトワインの試飲と同じようにいただくとよくわかります。
ワインを美味しくいただくために作られた、白ワイン用のワイングラスを用いて、紅茶を試飲すると香りがわかりやすくなります。
ワインの試飲みたいに「ズズズっ」と音をたてて紅茶の液体を吸い込み、鼻に香りがたつように試飲します。
さまざまな産地の紅茶を飲み比べてみると、その違いがよりいっそう分かりやすくなります。
紅茶の先生と一緒に、各産地の紅茶の飲み比べをしています。かなりマニアックな方なので、飲んだこともないような高級茶葉で入れたものをいただくことも。
平地のお茶畑で採れたもの、高山で採れたもの、同じ茶園でも春に摘んだもの、秋に摘んだもの、みなそれぞれ味も香りも違います。
飲み比べといっても、味だけでなく臭覚をつかった嗅ぎ分けもしているわけなので、臭覚がシャープになってきますね。
入れたばかりの紅茶の香り、2〜3分たった紅茶の香り、スプーンについた香り、同じものなのにタイミングによって、香りが変化します。
それらを嗅ぎ分けていく訓練です。
嗅覚が鍛えられたのか、以前より五感がシャープになった感覚があります。
私はワインもコーヒーも飲まないのですが、飲まずとも香りでなにがしかの判断ができるようになりつつあります。
⑵紅茶には健康にいい成分が入ってる
昔のイギリスでは、紅茶は貴族の飲み物でした。
当時は、美味しく味わうだけでなく「薬」としても重宝されていたそうです。
上の写真↑は、19世紀イギリスの上流階級のティーパーティーの様子です。よくみると、なんかヘン?
写真の女性たちは、カップではなく、お皿を口に運び、 お皿からお茶を飲んでいます。
このような飲み方をしている理由ですが、こんな説があります。⇨
お茶は中国から入ってきたもので、同時に茶器も中国から輸入されたものしか無かった。どうやって茶器を使ったらいいのか、分からなかったから、最初はお皿で飲んでいた。
近代になってまもない昭和の時代、「紅茶はカフェインを多く含むからあまり飲み過ぎない方が良い」と言われていたこともありました。
けれども今は、研究により紅茶に含まれる様々な良い効能もわかってきています。
紅茶協会の発行しているポスターには、「紅茶はウィルスを除去してくれる」と書いてありました。
インフルエンザなどのウィルスの形状は、イガイガしていますが、そのイガイガの間に紅茶の成分の1つ「テアフラビン」が入り込んで不活化させ、ウィルスが体内に居残ることを防ぎ、体外に排出させやすくしてしまうのだそうです。
その他、紅茶に含まれている栄養素は、
ビタミンB1・
ビタミンB2、
カルシウム、
カリウム、
ナイアシン
などのビタミン類やミネラル。
酸化を防ぐポリフェノール、
フッ素、
カテキン、
などなど
消化器官を助けたり、血液サラサラにしたり、鎮静効果をもたらしたりするので、全般的に健康のために良い効能が多いということが、わかってきています。
⑶気持ちを入れ替えリラックス効果
気分を変えたいときに、仕事の手を休め、作法に従って紅茶を "ちゃんと” 淹れます。
芳香に包まれながらゆったり味わうと、非常にリラックスして意識ががらりと変わります。
このリラックス効果は絶大だと感じます。日本の茶道に近いものがあると感じます。
大学の研究所でもこの効果について解明がされているようです。
紅茶に含まれるアミノ酸の一種“テアニン”は、脳をα波に導く作用があると聞いたとき、「だから休息タイムに紅茶をいただくと、意識にメリハリがつくのだなー」と、納得してしまいました。
「仕事の手を休めて紅茶をちゃんと入れる」ティータイムをとると、その後の作業の効率が抜群によくなります。
先日、ビジネスマンの方から、「集中力を維持したり、気分を変えるためにどんな工夫をしていますか?」という質問をされました。
そのとき、この紅茶の話しをしましたところ、「それはよさそうですね!」ということで、早速試してくださったのです。
そして、やはりその人もハマってしまい、「紅茶の味と香りで気分転換すること」の効能がよくわかったとおっしゃっていました。
あなたもぜひ、試してみてくださいね。
*お仕事中に脳にはたらきかける香りはこちら⇨
ティーパックでも美味しく紅茶を淹れる方法
できればシングルリーフでちゃんと入れることがおすすめだけれど、パックの紅茶もあなどれません。
癒され元気になるティータイムを楽しめます。工夫次第で、香りがたつ紅茶をいただくことができるのです。
ティーパックで入れる場合も、器とポットはあらかじめ暖めておいてください。
私は子供のころ、お湯を先にカップに入れたあとにティーパックをザバッと入れてました。
ホテルやドリンクバーで飲むときによくやりますね。
この淹れ方はNG。紅茶の芳香が立たないのでもったいないのです。
そうではなくて、ティーパックを先に入れてください。
以下に、ティーパックの美味しい淹れ方を、2パターンご紹介します。
1つはカップ&ソーサーしかない場合。もう1つはティーポットがある場合です。
🍀<ティーカップ&ソーサーで淹れる>
①温めたカップにティーパックをいれてください。
②その上から湯を注ぎます。
③お皿で蓋をして3分間、茶葉を蒸らします。
(4分必要なことも!味をみて調節します)
☘️<ティーポットで淹れる>
①あらかじめティーポットを湯で温めておく
②湯を捨てる
③ティーパックをいれる
④沸かしたての湯を注ぎ入れる
⑤蓋をして3分〜4分待つ
(あればティーコージーを被せておく)
ティーコージー (Tea Cosy) とは、お茶の葉を蒸らすためにポットにかぶせておくものです。茶葉を蒸らしている間、ティーコージーをかぶせておくのが理想です。
お持ちでなければ、タオルなどをかけて代用してもOKです。
以上が、ティーパックでも美味しく紅茶を淹れられる方法でした。
たくさんの方が紅茶の魅力に触れて、癒しのティータイムを気に入っていただけたら嬉しいです。
*とほほな体質ハーブティーで気絶!?⇨
*紅茶が放つ氣についての不思議なお話し⇨