大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

赤くてオレンジな国

3日ほどベトナムのホーチミン市へ行っていました。 8歳の甥っ子が夏休みを利用して日本の小学校で体験入学をするので、 お迎えに行くのが目的です。

甥っ子はホーチミン市内のインターナショナル スクールに通っていて日本語が怪しくなっているので、夏休中に日本で 特訓をするのです。

ベトナムを訪れたのは15年ぶりのことです。

いろいろな意味で、 目覚ましい発展を遂げつつあるな〜と、感じました。 人々がすごくアツイんですよね。 色々な種類の人生を送っている人がいて、狭い市街の中でもこの国の さまざまな面を目の当たりにする事ができます。

 車を所持している個人はほとんど居なくて、外国人や官僚が運転手さん に運転してもらっている車と、タクシーやトラックなどの業者さんやバスのみで、その他はとにかくバイクバイクの嵐です。

「譲り合いの精神」は路上では存在しない様で、交通規制はとくに無く、 ぶつからないようにみんな上手く走っています。 もしぶつかったらその場に居合わせた人々でどちらが悪いか判定する そうです。  

ちなみに運転手さんなど運転免許を持っている人は希少だからか、 サラリーマンより収入も良くステータスも高いそうです。

ここはとりあえず都会だけれど、地方なども含めまだまだ国民の多くが、月収5000円〜1万円ほどで生活している そうです。 (ちなみに住み込みのメイドさんの月給は約4〜5千円)

街角ではこんなっ行商の女性も見かけます。 15年前のハノイでは、水牛が道で普通に荷車引いてる光景を見たけれど、 さすがにそれはもう今回は見ることができませんでした。

そうかと思えば、フランス植民地時代の名残がいたるところに散らばって いて、こんなヨーロピアン調の建物も点在しています。

フランスパンも ポピュラーですし、ベトナムコーヒーは香り高くとても美味しいです。 でも、それとは別に現在はたくさんの欧米の大企業がベトナムに投資していて、高層ビルが建ち並び、シェラトンやヒルトンホテルなど高級ホテルも沢山あります。

ルイ・ビトンやグッチもあり驚きました。 月収5千〜1万の人が多い国で、いったい誰が買うのかしら!?と 思ったら、いましたいました、お金持ちのベトナム人達。

ある人が「ベトナムは社会主義国家の自由主義国家だね」と言い表していたのですが、まだまだ法律が確立されていない国ですから、証券取引法 だって他国と比べたら規制が細かく決まっていないそうです。

だからベトナム人投資家達は今がチャンスとばかり、やり放題だとか。 (外国人は規制がかかってしまいましたが)

 義妹の用事で、証券取引所に立ち寄ってそこで少し待っていたら、 英語で話しかけてくれたベトナム人女性達が「あぁ〜ん、今日は 3000ドル(約30万強)負けちゃって悔しぃわーっ」 「あらアナタ、おとといは6000ドル儲かったんだから、 いーじゃない」なんていう会話をしていました。

そしてフッと横を見ると、小太りでジーンズにTシャツ姿のオバチャン風 の女性がベラベラおしゃべりしながら輪ゴムでとめた分厚い札束をガバッ と鷲づかみにして、色付きのスーパーのビニール袋にワンサカ押し込んで おりました。

そんな人は一人や二人じゃなかったです。日本の銀行などにはお金を入れる封筒がおいてありますが、ここでは それがビニール袋でありました。

ベトナムでは女性の方が強いそうですよ。女性は外で働く人が多く、 男性の方が主婦(主夫)をする人も多いそうです。証券取引所でも女性}ばかりが驚きのパフォーマンスを見せてくれていました。

 観光名所はまったく行かなかったけど、いろんな人や色々な町の側面を 垣間みることができて、イイ体験でした。 

それにしても、この国の人達は本当に綺麗好きだと感じます。

たとえ質素な場所に住んでいたとしても、いつも綺麗に清掃して あります。 髪の毛や身体もいつも綺麗にしているし、洋服も常にクリーンで清潔です。

それは15年前にも感じたことでしたが、今回も同じ様に感じました。

それから、経済格差がある国なのですが、他の国のように凶悪犯罪などは 横行していません。

ホーチミンの様な都会ではスリはたまに居るみたい ですが、暴力を駆使してまでやったりしないそうで、怖さもあまり感じ ませんでした。

クリーンで、頭脳明晰な誇り高い国民は、それぞれの状況下でそれぞれ パワフルに生きているんだな〜、というのが感想です!