ついに、2階の仕事部屋を大々的に「お片付け」することにしました。
ここのところ仕事が忙しかったり、テコ入れせねばならぬWordPressサイトが数個あったりと、書斎にこもる日が続いていました。
作業が多いほど頭の中がぐしゃぐしゃになるたちです...。
そろそろ「脳」が限界っぽくなってきたので、こんまり流の片付け法で書斎を徹底的に片付けよう!と決心したのです。
これまで、書斎の片付けは部分ごとに行っていました。
例えば、1つの本棚ごとにちまちま片付けたり、などです。
でも今回は違う片付けメゾットで整理していくことにしました。片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんの片付け法に、少し私なりのアレンジを加えた方法です。
本のお片付けや本棚の整理を考えている方の参考になれば嬉しいです。
片付け祭りと一般的な片付けの違いとは
「片付け祭り」とは、近藤麻理恵(こんまり)さん特有のお片づけ用語。
片付け祭りをすると、人生がガラリと変わるほどの結果が得られるのです。部分的な片付けとは別物です。
こんまり流のやり方では、部分ごとには片付けません。モノをカテゴリー別に分けて片付けるのですが、その主軸となるのが「モノの全部出し」の作業になります。
我が家ではこれまでも「片付け祭り」をしてきましたので、モノが少ないスッキリした暮らしをしています。
でもなぜか、仕事部屋である2階の書斎だけは「祭り」をしてなかったのです。
とはいえ、とりあえず整理整頓されているし、モノは収納されているので、さほどごちゃごちゃした印象はないです。
実は、ごちゃごちゃしていると感じられるのは、私の “脳内” なのです(汗。
この状態から脱して頭や思考のスッキリ感を得るには、やはり祭り的にしっかり片付けに着手するしかない!ってことになったわけです。一般的な片付けとはココが違います。
これから片付ける書斎の配置はこんな感じ
この仕事部屋には、デスクが中央に2つあります。机の幅はどちらも同じですが、1つは奥行きがあるもの、もう一方は奥行きが半分のものです。
机の位置は、電源をとる為のコンセントのそばです。
パソコンの他にもルーター、プリンター、外付けハードディスク、など電気製品があるのですが、これらの配置は変えられません。
机の置き方についてはこだわりがあって、とても快適なコマンディング・ポジションにしてあります。精神が安定し仕事に集中できる置き方です。
中央に置いた机の周りを囲むように、壁に沿ってガラス扉のついた本棚が5つ並んでいます。
このように、仕事中は本に囲まれているような配置のため、本棚の中がギシギシに詰まり、入りきらない本が並んだ本の上に積み重なる状態になってくると、思考のスッキリ感が失われるのです。
脳がごちゃごちゃしてくる感覚です。そろそろ本の断捨離をして片付けなきゃな、という合図。
*書斎のデスクの位置でこんな違いが⇨
今まで書斎の片付け祭りをしなかった理由
書斎では普通の片付けはしてきたけれど、こんまり流の徹底的な片付け祭りには着手できずにいました。
私は自営業なので多くの書類を抱えています。だから書斎は「思い切った片付けをしても、自分が満足するようなスッキリ感が得られないのでは?」という想いがありました。
不本意にもとっておかなくてはならない書類が多いから。だから書斎の片付け祭りを行うことを躊躇していたのかな?と自己分析しています。
「もし自分のイメージ通りに片付かなかったらヤダな〜」という恐れの気持ちあったのではないか?と。
*断捨離って思ってたより深い...⇨
書斎の本の片付けから収納まで5ステップ
こんまり流の本の片付け祭りに、私なりのアレンジを加えてあります。
本棚が多い人、書斎や仕事場の片付けをする人、にはこちらがいいのではと思います。
ステップごとに紹介させてください。
STEP❶本を本棚から全部出す
ステップ1は本棚からすべての物を出すことです。
この時、「書類」と「本」は分けて、それぞれ別の場所におきます。うちの場合は紙モノが多いですし、紙の山と本の山、けっこうな「山」ができます。
本の山ができると、「うぁ〜やっちゃった」という気分になります。途方に暮れるというか、本当に片付けを終わらせられるのだろうかという不安。
しかし、片付け祭りはやる作業が決まっているので、その通りに淡々とすすめていくのみです!
私は一気にやるのが好みですが、少しづつコツコツやっていく方法でも、いつの間にか終わっています。
次は、残す本と、捨てる本を、選択していく作業です。
STEP❷本のエネルギーを目覚めさせる
まず、本を一冊手に取ります。
パンパンと本を叩いて、ホコリを落とし本のエネルギーを揺り起こします。死んだままだと何も感じられないかもしれないから蘇らせる。
片付ける家に対してご挨拶をするこんまりさんらしい、儀式です。ちょっと不思議だけど、実際に体験したらこれが必要な理由がわかります。
STEP❸「ときめき」という感覚で選ぶ
次に、本を胸に抱いて自分に問いかけます「ときめきますか?」と。
不思議なことに、頭では「この本は必要なのよ」と思っていても、ときめくかどうか胸に問いかけると「ときめかない」ことが多々あります。
社会生活を送る上で、人は頭で判断していくことが多いです。だから、心で感じる「ときめき」がどんな感覚なのかを忘れている人もたくさんいらっしゃるでしょう。
この「ときめき」の感覚は、やっていくうちに研ぎ澄まされてきますので、全然わからなくても大丈夫。
全然わからないと頭は言う。だけど、なぜだか選別できちゃうのが人間の不思議。
あまり悩まないでどんどん作業をすすめていきます。
たとえ「あちゃ〜、あの本やっぱり捨てなきゃよかった」という事態になったとしても、また買えばいいじゃん、と気楽にやっていくのがコツだと思っています。
とはいえ、仕事で確実に使うのがわかってる本は、ときめかなくてもとっておくこともあります。(数年後にやっぱりあの時から不要だったと発覚することが多いけど)笑
STEP❹ときめく本だけ残ったらカテゴリー分けする
このステップは、こんまり流にはありません。
私の場合だと、これら↓のカテゴリーです。
1・ときめく本
2・書類
3・必要本
4・現在進行形で使ってる参考文献
本棚を陣取るものが、これらで構成されているので、カテゴリー分けが必須。書斎を仕事場にしている方に、お勧めしたいステップです。
カテゴリーごとに、本棚のどの場所に置くのかを考えます。
私の場合、「どのカテゴリの本たちを、どこに置くか」は、自分が座っている位置を中心にして、どう置きたいか?と考えてみました。
「やっぱりときめく本はそばに置きたいでしょ」と思う人もいるでしょう。
私の場合は、自分の座る位置から手の届く場所、いちばん自分に近い場所には「4.現在進行形で使ってる参考文献」のカテゴリー本を置くことにしました。
そばに「今すべきこと」があれば、良き習慣にも繋がるからです。先延ばし癖は減るのではないかと。
自分が座っている位置から、真正面に見える本棚には「2.書類」を起きました。見えるんだけど、自分からは遠く離れた場所です。「心」が書類さんと距離をとりたがっているのがよくわかりました笑。
「3.必要本」と「1.ときめく本」はそれらの真ん中くらいに収納しました。
実は、自分のすぐそばに配置した「4.現在進行形で使ってる参考文献」の中には、ときめく本も多く含まれているので、なんだかハッピーな気分で仕事できるようになりました。
STEP❺本を高さや大きさに合わせ収納する
本はそれぞれサイズが違います。普通のご家庭ならば、本のサイズのみで本棚を整理していくと、スッキリ感じよく収まります。
私の場合は書斎の本棚ですから、カテゴリ分けしているので、そうもいきません。
それでも、カテゴリ内の本たちの大きさごとにまとめて収納していくと、それなりにスッキリ収納がでてきます。
本の片付け祭りは以上です。ふぅ〜
思考やマインドをクリアにしたいなら
いちど徹底的に片付け祭りをすると、あとは片付けがシンプルになります。持ち物に対する感覚がシャープになるから。
ふと「あ、いらない本がある気がする」と思うことがあるのです。すると本当にそんな本が見つかり、断捨離(Vavooやブックオフ行き)。
そんな感じで、本棚はいつもスッキリします。
何年かに一度は、また片付け祭りをやりたくなるかもしれません。本棚がきれいになるだけでなく、頭の中やマインドまでもクリアになる。たいへんだけど結果がはっきり分かるので、楽しい作業。
あなたにも独自の本の片付けアイディアありますか?あったらぜひ教えてください♪
*こんな真実を語った片付けのグル⇨
*片付けにまつわる深い話⇨