大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

冷たいハーブティーを美味しく淹れる方法:ペパーミント+水出し紅茶を、夏のむぎ茶のように飲む


真夏の「麦茶」のように、冷蔵庫から取り出してすぐに飲めるハーブティーの作り方をご紹介します。

お湯で淹れた場合は、たとえ冷蔵庫に入れても風味が損なわれ渋くなり、不味いです。だからといって、ハーブのみを水出しにしても成分がほぼ抽出されず無味です。

そこで、風味の柔らかな茶葉を利用して「水出し紅茶」をつくって、そこに生のハーブティーを後から加える方法を採用しています。

先日、友人から「生ハーブってどうやって飲むの?」と聞かれて答えたのですが、あまりイメージできなかったようなので、説明のため写真を撮ってみました。

この方法で淹れると爽やかで涼しげなお味になりますので、ブログ読者の皆さまにもシェアさせてください。

 

生のハーブを美味しくいただくコツ

 

ハーブや薬草は、淹れてから時間が経つと渋みが出たりして、本来の風味が失われやすいです。

温かい淹れたてハーブティーをいただく時なら、問題はありません。

ただ、夏に冷たくして飲みたい場合は、「むぎ茶」みたいに作り置きして1日かけていただきたいですよね。

淹れたハーブをそのように飲むには、風味を安定させるための工夫が必要になってきます。

 


ハーブの風合いを安定させるには、お茶のリーフを一緒に使います。

 

お茶っ葉といっても、普通の緑茶だと味や香りが濃すぎて、ハーブと合わせるとハーブの風味が薄まってしまいます🙅。これでは、ハーブティーを楽しめなくなります。

だったら紅茶!?

紅茶にもいろんな種類があります。濃い赤色の紅茶はハーブとのブレンドには向いていません🙅。濃い色の紅茶も風味が強いので、ハーブ感が薄れてしまいます。

次の項目で、生ハーブとよく合うお茶リーフをご紹介しますね。

 

生のハーブとブレンドできる茶葉

 

冷たいハーブティーを淹れて、1日かけて飲むためには、風味がやわらかなお茶リーフ(葉)を使います。

🙅緑茶と濃い赤色の紅茶はNG。
🙆おすすめの風味がやわらかいお茶リーフは...

 


🍃中国緑茶

🍃ダージリン・ファーストフラッシュ

🍃ネパール・ファーストフラッシュ

 

になります。

中国緑茶は特におすすめ!日本茶にはないお味です。とってもい黄緑色が美しいし、ハーブとの相性が抜群です。私は中国緑茶を単体でいただくのも大好きです。

ファーストフラッシュ」は、春に採れる新芽だけを使った紅茶葉です。ダージリンや、ネパールは、水の色が淡くてハーブに合わせやすいです。ただ、貴重葉なためお値段が普通の紅茶よりやや高くなります。

ドアーズやウバなど赤色が濃い紅茶は、はっきりした香りと風味があり、ハーブとのブレンドには合いません。ルイボスティーも同じく風味が濃すぎます。

余談ですが...
お茶の葉はカメリア・シネンシスという、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹の新芽から作られています。緑茶、中国茶、紅茶どれも同じ茶の木の新芽から作られ、どのくらい発酵させるかでお茶の種類が違ってきます。

*緑茶や中国緑茶をカテキン少なめに淹れる方法はこちら⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

Step1. 水出し紅茶をつくる

 


作り方はとても簡単なのですが、順番は守ってくださいね。

 


①水出し紅茶をつくる
②ポットにハーブを入れ水出し紅茶を注ぎ入れる
③10分くらいたった頃から飲めます

 

この順番です。

まず先に、紅茶(or 中国緑茶)を「水出し」抽出します。一晩おいておけばいいだけです。

一般的に、アイスティーを作るときは、ホットを淹れてから冷ましたり氷を入れたりして、アイスティーとして飲むのが王道ですよね。

しかし、ハーブと合わせる場合はこの方法ですと、渋み物質であるカテキンが多すぎて、お茶の味も濃くなりすぎてしまいます。

一方で、水出し紅茶にすると、カテキンがなくなり、ほのかな紅茶の風味だけを抽出することができるのです。

ハーブや薬草と合わせる場合は、茶葉を出し抽出してください。


⑴ 紅茶や中国緑茶を「水出し」する


 1.5L容器に4.5〜4.6gの茶葉
 1.5Lくらいの容器にお茶っぱを入れ、そこにミネラルウォーターを注ぎ入れます。
 一晩おきます。

 

Step2. 水出し紅茶に生ハーブを入れる

 



これはこの「冷たい水出し紅茶ハーブティー」を家族でガブガブ飲むのか?一人でちびちび飲むのか?二人くらいで2日かけて無くなる感じか?などなど、それぞれ違うと思います。

1.5Lをどのくらいで飲み切るか?によっても違うので、以下を参考にしてみてください。

 

1日で全て飲み切るシチュエーションの場合:
👉出来上がった水出し紅茶の中に生ハーブをザバっと入れる。

 

2〜3日かけて1.5Lを飲み切るパターンでは:
👉小さい水筒に1人分の水出し紅茶を入れ、そこに生ハーブを加える。

 

1日に1杯だけ飲む場合は:
👉コップに水出し紅茶を注ぎ、そこに生ハーブを入れる。

 

私の場合は「小さな水筒に一人分(約500ml)水出し紅茶を入れて、そこに生ハーブを入れ、その日中に飲み切るようにしています。

暖かい紅茶や、暖かいハーブティーの場合、時間が経つとえぐみが出てしまい飲めなくなります。水出し抽出ならカテキンがあまり出ないので2〜3日の間おいしくいただくことができます。

⚠️しかし、生ハーブは入れっぱなしにはできません!!

植物なので枯れるからです。後から加えるようにしてください。

朝ハーブを入れたら、最長で「夕方まで」に飲むつもりでください。それ以上時間が経つとハーブ味が強すぎて風味が低下します。


*紅茶好きの方に読んでほしい記事⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

夏のハーブ茶に合うハーブはどれ?

 


ご紹介した水出し紅茶(中国緑茶)と生ハーブをにいただくなら、なんといってもペパーミント葉がお勧めです。

日本の夏のあまりの蒸し暑さに、胃もたれしたり、胃が痛くなる方もおられますが、ペパーミントの生葉が抽出されたものを飲むと、胃がスッキリします。

お仕事や勉強のときも、ペパーミントで頭がスッキリするので作業が捗ります。

ペパーミントの薬草としての効能は...

健胃を健康にする
冷却の効果
吐き気をとめる
頭脳を明晰にする
痰を除去
収れん(引き締め)
抗炎症
痒み止め
殺菌効果
消化を促進させる
発汗作用
血圧上昇
血管収縮
解熱効果
鎮痙、鎮痛、鎮静

 

スペアミントの葉を使っても、爽やかな風味になりとても美味しくいただけます。ただ、同じように保存してもペパーミントより枯れるのがやや早めです。

オレガノとかローズマリーがあれば少し加えても味がパキッときまります。オレガノやローズマリーを加える場合は大量に入れないでくださいね。少しだけです。

ペパーミントはお好きなだけたっぷり入れても大丈夫です!

*ハーブ好きの私でも、NGなハーブがあるんです⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

生のハーブを長持ちさせる保存法

 

旬の食材をつかった美味しいコース料理を出してくれるイタリアンレストランで、ハーブが長持ちする保存法を教わりました。

この方法で保存しはじめてから、以前よりハーブの寿命が伸びました!ブログ読者さまにもご紹介しますね。(買ってきたらすぐに保存してください。翌日にやっても長持ちしません)

【必要なもの】

🌿 密閉できる容器をご準備ください。
🌿 薄手キッチンペーパー(なければティシュー)



STEP❶濡れたキッチンペーパーを底に敷く

STEP❷よく洗ったハーブをその上にふんわり置く。洗いたての濡れたままでOKです。

STEP❸その上からさらにもう一枚、濡れたキッチンペーパーを乗せる。濡らした2枚のキッチンペーパーでハーブを挟む形になります。

STEP❹蓋をしっかり閉じる

STEP❺冷蔵庫にしまう


以上になります。

🌿キッチンペーパーが乾きそうになっていたら、再び水で湿らせてください。

上の写真↑に写っている円柱状の密閉容器ですが、ブレンダーのおまけで付いてきたものです。なぜかこの容器で生ハーブを保管すると、弁当型の容器より、さらに長持ちするんです!

このような形状の容器をお持ちの方は、生ハーブ保管に使ってみてください!

 

お庭のハーブを摘んで使う場合は

 

我が家では大きな鉢でペパーミントを栽培していますが、うちで収穫したハーブの場合は、このように保管はしません。その都度、摘んでくる感じで使います。

理由は、家庭で栽培したハーブは摘んだ後あまり長持ちしないからです(早めにしおれちゃう)。

商業用に栽培されたハーブは商業用に作っていますので、摘んだ後も長持ちするんです。

バラなどお花類も同じくです。お庭でカットしたバラは日持ちがしません。お店で買った切花は、商業用に作られてるので長く持ちます。

 

冷たい飲み物を飲みたくない場合は

 

体を冷やさないように気をつけている方は、もしかしたら「水出し紅茶ハーブティーは冷たいし抵抗があるなー」と感じるかもしれません。

真夏はどうしても物が腐りやすいので、食品を冷蔵庫で保管する必要があります。なので水出し茶も冷蔵庫で保管せざるをえません。

もしも冷たい飲み物を飲みたくない場合は、水筒に小分けして生ハーブを入れて10分以上たったあと、コップに注いで、さらに室温になるまで放置してからお飲みください。

私もコップに注いだあと、仕事や読書をしながらちびちび飲むので、結局は冷たくなくなっています。

冷たくても室温でも、生ハーブが抽出された水出し茶はとても美味しいです。体も心も脳もリフレッシュします!

*温かいハーブの淹れ方はこちらです⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

【まとめ】生ハーブティーを楽しもう

 

真夏の「麦茶」のように、冷蔵庫から取り出してすぐに飲めるハーブティーの作り方をご紹介してきました。

お湯で淹れた場合は風味が損なわれ不味いです。だからといって、ハーブのみを水出しにしても成分がほぼ抽出されず味けない感じになります。

そこで、お茶リーフを利用して「水出し茶」をつくって、そこに生のハーブティーを後から加えるという方法を思いつきました。

特に夏は生ペパーミントの葉を使うのがおすすめ!胃がスッキリ!頭もハッキリします。ついでに美肌効果も期待できます。

この蒸し暑い夏日もあと少し。
お互い、元気に乗り切りましょうね。

 

*ハーブの効能を科学的に理解できたお話⇨

omichikahori.hatenablog.com