「甘いものだけはやめられません」
「食後のスィーツだけは食べずにいられません」
このような声をよく耳にします。
この記事では、時間はかかるかもしれないけど「甘いもの依存症」「砂糖中毒」をやめられる確実な方法をお伝えします。
つらさは「ゼロ」です!がんばらなくても大丈夫。
超シンプルな方法ですが、やめずに続ければ望む結果に辿り着くので、ぜひ実践していただきたいと願っています。
そもそも私は砂糖中毒なの?
「甘いものは大好き、でも私は中毒じゃないですよ」
このように主張される方は多いですね。しかし、砂糖中毒になっているかどうか?は、本人には自覚することがほぼできないと言われています。
「ワタシ砂糖中毒ではないですよ、ただ、食後のスィーツだけは欠かせないんです!」という方は、砂糖中毒であると、ほぼ断定できるとある医師が提言していました。
何かを改善する時には、まず「現状を認める」ことからスタートします。
まずは「私は砂糖中毒になってるんだな〜」と認識してください。このステップが成長するための大切な基盤を作ってくれます。
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罪悪感はいらない
皆さん口々におっしゃるのは「何度もやめようとしたけど上手くいかなかった」ということ。やめたいのにやめられないので、罪悪感を持っている方が多いようです。
でも、そんなふうにご自身を責める必要はないのでは?と思っています。脳と体の働きについて考えてみると「やめたいのにやめられない」となっても、しかたがないことだと思うのです。
甘いものを体に入れると脳内でドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質が分泌されます。これらの物質は癒しとか幸せ感ををもたらすことから、麻薬のように依存してしまうパターンを生み出してしまうことがあるのです。
身体が疲れたとき、ストレスを感じたとき、それを緩和しようと「甘いものを口にする」。これを繰り返すうちに、「砂糖をとる」=「幸せな感じになる」と無意識に刷り込まれていきます。
快感を得るために甘いものが欲しくなる。この状態が「砂糖中毒」です。
生体化学レベルでそうなってしまったのだから、しかたがない。ここに罪悪感はいらないです。
望む結果(砂糖依存症からの脱却)を得ることができれば、それでいいのではないでしょうか。
こうなっちゃったのはしかたがなかった。それより「これからはこうするぞ!」というスタンスが良いです!
次にやり方の説明です。すぐ終わっちゃうけど、びっくりしないでくださいね!
砂糖中毒をなおす世界一簡単な方法
ことあるごとに、こう言いましょう。
私、甘いものあんまり好きじゃないんです。
この通りのセリフを使ってみてください。「あんまり」という単語を入れることがポイントですので、必ず入れてください。
それから「私」という主語も必ず入れてください。
ただ単に「甘いもの好きじゃない」と言うより、上記のセリフ通りに使った方が、効果が格段に上がります。
どのようなタイミングで言うのか?以下に、いくつか例を挙げてみますね。
❶めっちゃ美味しいスイーツ食べた時
甘いものを食べると決めたら、思いっきり愛でて楽しんでください。食べてるときに罪悪感をもつ必要はありません。
その時「私、甘いものあんまり好きじゃないんだよね」「でも、コレすっごく美味しいわ〜」などと、言ってみてください。
言語化することに意味があります。
❷甘いもの好きかどうか尋ねられた時
「甘いものお好きですか?」と人に聞くことがあります。持参するお土産を考える時の参考にするために、この質問をしたりされたりすることが、あるのではないでしょうか。
そう質問されたらすかさず、「私、甘いものあんまり好きじゃないんです」と答えてください。
菓子折りを持ってきてくださる方がいたり、お中元やお歳暮で甘いものを贈る人がいます。「甘いもの好きじゃない」と覚えておいてもらうことで、家に甘いものが増えずにすみます。
しかし、これが目的ではありません。
「私、甘いものあんまり好きじゃないんです」というセリフを言うことに意義があります。脳機能に働きかけることになるからです。
❸美味しいスィーツ食べに行こっ!
友達に「美味しいパフェの店見つけたから行ってみよう」と誘われたら、喜んで行ってください。そしてパフェを楽しんでください。
「友達と一緒に甘いものを食べる」という行為は、女子同士の絆を深め、共感も生まれる、とても大切な行事ですよね。
断る必要はありません。
ただ、どっかのタイミングで「私、甘いものあんまり好きじゃないんだよね」と言うセリフを必ず言います。ぼそっとつぶやくだけでもいいんです。
「だけどこのパフェ最高だね!」と続けて言えばいいのです。場の雰囲気を壊さずにすみます。
*甘いもの中毒にまつわる関連記事⇨ 喫煙者をディスる砂糖中毒者、同じ穴の狢と心得て互いに精進しよう
脳の働きを利用した甘いものをやめる方法
今日ご紹介しているのは、「私、甘いものあんまり好きじゃないんです」というセリフを、適切な場面で言う、ただそれだけのメゾットです。
しかしこれは、最も効果が高いと信じています。受講生さまからも沢山のポジティブな報告をいただいている方法なのです。
他のやり方としては、甘い味のする砂糖の代替品(オリゴ糖やハチミツなど)の利用を多くしていくことで、舌を調教していく方法があります。
甘味が優しいものに変えることで、白砂糖を食べたときに「ゲっ甘すぎ」っとなるように、仕向けるという趣旨のようです。
こちらも頑張れば味蕾を教育していくことは可能です。しかし「つらさ」はあるでしょうし、誘惑に負けたり、白砂糖の便利さに流されたりしやすいので、中毒を治す確実な方法であるとは言えません。
なので、言語化メゾットも同時に使ってください。
「甘いものが嫌い」「苦手だ」と脳に刷り込みをしていく方がいい結果が得られます。アファメーション的な作用があります。
そもそも砂糖中毒になったのは脳の働きによるもの。それなら、脳を訓練して無意識レベルで戦うのがいい💪
どのくらいで甘いもの中毒がなおりますか?
このメゾットは、長い時間を要します。年々プラスの変化が起こりますが、目標が達成されるまでには長時間かかります。
このセリフを言う機会はそんなに多くはないからです。
取り組み始めてからも、食後に甘いものを食べてしまうでしょう。
でも、必ず効果が出る時がやってきますので、罪悪感を持つことなく、飄々とした感じで「私は、甘いものはあまり好きじゃないのよね」と言語化し続けてください。
ケーキ食いながらそれ言うか!?などと、自分にダメ出ししたり責めたりしないでくださいね。
「なんかいい感じに言葉が無意識に染みてきたかも〜」と思ったら、砂糖だけでなく甘いもの全般がどう脳に働きかけているのか?について、知的情報をどんどん取り入れて勉強してください。
プラスαになり、言語化メゾットに加速をつける追い風になります。
言語化メゾットは、無意識に働きかけるいわば右脳的な訓練になります。それに対し、知識を取り入れることは、左脳的な訓練になります。
砂糖中毒をなおす世界一簡単な方法まとめ
1️⃣チャンスがあれば「私、甘いものがあまり好きではないんです」というセリフを言います。
2️⃣「私」と「あんまり」という単語は、必ず入れてください(効果を上げるためです)。
3️⃣甘いものを無理にやめる行為はしません(自然に少なくなってくるままにします)。
4️⃣友人関係は大切にしましょう。甘いものを断らず共に楽しみましょう。(無理をすると脳にうまく浸透していかなくなります)
5️⃣砂糖と甘いものが身体や脳にもたらす作用について、勉強して知識を身につけましょう。
以上が、「甘いものをやめる!脳の働きを利用した砂糖中毒をなおす世界一簡単な方法」のまとめになります。
以前にもこのことについて書いたことがありました。読者さまの中で、続けている方はいらっしゃいますか!?よろしければ経過など教えてくださいね。
*ある日、砂糖を食べたことがない王子様に出会いました♡⇨