大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

甘いもの嫌いな子は王子様になれるかも?白砂糖の害をなくすと良いことづくめ

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私には甥っ子が6人いるのですが、その中でもおやじ系の味覚を持つ “甥っ子3号” の8歳の誕生会をしました。

甘いものが嫌いなので「俺ケーキ食べない」と言われてしまったんです。

お行儀悪いけど、誕生日だから特別に上のフルーツだけつまんで良しとし、綺麗にフルーツが飾られたホール・ケーキを注文しました。

ところであなたは、「生まれてから一度も砂糖の入ったお菓子を食べた事がない人間」を見た事がありますか?

私は一度だけ遭遇したことがあります。

まずは、子供の頃から一度も砂糖入りのお菓子を食べたことがない人の特徴について、みなさまにシェアさせてください。

少しでも、皆さまご自身や家族の健康管理の参考になれば幸いです。

甘いもの嫌いな子は王子様になれるかも


その方と出逢ったのはある歯科関係のセミナー。受講生たちは、自分の歯の模型(自分の歯の型をとって石膏を流して作った模型)を持ち寄りました。

それらの歯列模型を先生が順番に診断していきながら、学んでいくスタイルのクラスでした。

ふと机の上を見ると、まるで売ってるプラスティックの歯の模型みたいな、それはそれは美しい歯列弓(歯並び)の模型がありました。

まるで、歯磨きを教えてくれる歯科衛生士のお姉さんが持っているような、美しく完璧な歯並びだったのです!

 


👀「どうして?」「すごい!キレイ!」「ムシ歯の治療跡も無い!ですよね?」

 

と興奮ぎみなわたしに、ゆとりの笑顔で「はい、ありません」と答えたのは、王子様のような気品あふれる若い男性歯科医師でした。

砂糖を食べたことが無い王子様との出会い

 

初対面の人に歯を見せたりするものではありませんが、出会ったのが歯科セミナーでしたから、彼はお口をあけて実際に口腔内を隅々までじっくりみせてくれました。

どんな特徴があったのか、一つづつ解説しますね。

❶歯の色がホワイト☝️


まず、歯の色が真っ白。純白と言いたくなるほどでした(もちろん天然歯なのでそうではないのですが)。

砂糖を食べたことが無い人の歯って、ほんとうに真っ白なんですね。輝くホワイト!キラリンッ!と音がしそうなほどの輝きです。

❷歯並びにガタが一切ない☝️


そして、作り物のように歯列が完璧で美しい。ちょこっと前歯が重なってるとか、右の犬歯がちょっとだけとび出てるとか、そういうことはゼロ。

こんなにも歯の標本模型みたいに健康で美しい歯並びを見たのは初めてでした。

現代人は、少し歯並びがズレてたり、ガタガタになってる箇所ってほとんどの人があるけれど、彼には全くなし!

❸虫歯の治療をした痕跡がゼロ☝️


歯型をとって石膏で模型を作ると、虫歯の治療跡がわかります。子供の頃にちょこっと削って詰めたようなものまで、わかります。

しかし、砂糖の入ったお菓子を生まれてから一度も食べたことがない王子様の歯列模型には、虫歯の治療の跡がまったくありませんでした。


生まれてから一度も、虫歯にも、歯周病にも、知覚過敏にも、なったことが無いんです。


とおっしゃっていました。

「砂糖」をたくさん食べ続けていると、腸内環境に大きく影響を与えます。砂糖を食べてこなかった人は、歯が健康なだけでなく、免疫力も高く腸内フローラも健康なんだろうな〜と想像していました。

*砂糖が腸内細菌を殺す!?こちらの記事に詳しく書きました⇨

 

❹精神的に安定️☝️


お口を開けてない時の王子様の特徴。

それはなんといっても「落ち着き」や「優雅さ」があること。自信気品に溢れている雰囲気なのです。

ちょっと言語化するのが難しいほど、こんな雰囲気の人は見たことがないって感じ。精神的にとても安定した方でした。

「白砂糖の摂りすぎ」と発達障害について、いくつかの論文を見たことがあります。砂糖が脳の働きに悪い影響を与えることは、広く知られてきました。

これとは逆パターン、「砂糖を摂らない」人の研究はなかなかできないでしょう(被験者がいないだろうから)。

しかし世の中のお母さんたちが、この方に実際に会ったら、「うちの子供たちにも砂糖をとらせないようにしたい!」と、きっと思うだろうな〜。

私自身も、これからは「砂糖を一切カットしたい」と心の底から思ったほど、お目にかかったことが無いような “健やか” な人でした。

一緒に参加していた中年の男性たちをも魅了してしまい、いろんな質問を投げかけられていました。

❺砂糖を食べない環境で育った☝️

 

彼のライフスタイルや、食生活についてもみんな知りたがりました。

子供の頃から1度たりとも砂糖入りのお菓子を食べたことがないのだそうです。お父様は歯科医師。

砂糖を食べたことがないので、未だにクッキーとかケーキは食べられないのだとか。

日本食を作るときには砂糖が使われるので、そのことについても聞いてみました。お母様の作る食事に、甘味はあまりついてないそうです。

砂糖ではないもの、例えばミリンや甘酒などで代用できますしね。知っててもやらない人が多いのですが、これも英才教育の一種であると思います。

子供にガマンさせることなく、美味しいお食事を作り、家族みんなで楽しみながら取り組んでいたのでしょう。

現代社会においては、めったにお目にかかれない貴重な存在です。

 

*砂糖をやめたい!と思ったら読んでみてください⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

白砂糖の害をなくすと良いことづくめ

 

アメリカのADDや多動症その他の脳機能障害を持つ子供達は、毎日毎日、大量の砂糖づけになっています。

水の代わりはコーラ。一日何リットルも飲みます。ランチの時も帰宅後もチョコレートバーを沢山食べます。

以前、アメリカの空港でコーラの入った哺乳瓶をチュパチュパしてる乳母車にのった赤ちゃんを見かけて、驚きで卒倒しそうになったことがありました。

「白砂糖を食べない」ことの有益性ははかりしれません。そうしみじみと思ったきっかけは、Dr.プライスの研究を知ったことでした。

未開の地に悪魔の白砂糖がやってきた


以前ラファエル先生がセミナー中に、Dr. Weston A. Priceの撮影した歯の写真を沢山見せてくださったことがあります。

故Price先生は、アメリカの歯科医師でしたが旅行が大好きで毎年世界を旅しタヒチにもたちよっていました。

職業柄みんなの笑顔と白い歯を撮影するのが大好きで、沢山の写真が残っています。

何十年もタヒチに通い続け、彼らの歯の写真を撮り続けてきたわけですが、歴代の写真を比べてみて、とてもショッキングな事実を目の当たりにします。

まだあまりタヒチまで海外旅行に行く人も少なかった頃は、みんな真っ白で美しい歯列の歯を出して、輝く笑顔で映っています。

ところが、だんだんと近代に向かうにしたがって、写真のタヒチの人達は白い歯でもないガタガタの歯並びとか、八重歯とか妙な噛み合わせになっている人ばかりになってきます。

昔と今の写真を続けて観察するとショックを受けます。

西洋人が「白砂糖」をタヒチに持ち込んでから、現地の人々はそんなガタガタの歯になってしまったのです。

その発見をしてから、故Dr. Priceは歯科医師でありながら栄養学や白砂糖がおよぼす害についてなど、研究をはじめました。

そして、

 


伝統的な食事のみを常食にしている人はが白く歯列がきれいなだけでなく、免疫力も高く、顔の表情も輝いていて、その他の沢山の良い影響がある」

 

ということを発見し、人生をかけてそのことを伝えてきました。

先生が亡くなった後も、非営利団体として研究所が残っています。Dr. Weston A. Price先生のサイトはこちらです(英語)。


プライズ博士の著書、『食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響』には、タヒチだけでなく、世界中の人々の歯列や顎や頭蓋骨の写真が解説付きで掲載されています。

その土地の伝統的な食事をしている人々の美しい歯と歯並び、それから白人の現代食(栄養欠如食)を食べ始めた人々の歯と歯並び、の違いが如実にわかります。

 


「歯並びが悪い」のは、遺伝によるものではない


という発見は衝撃的です。伝統食から離れ、現代食や砂糖を食べ始める→産んだ子供の顔の骨格が未発達になる→だから歯列弓が狭く小さい→だから歯があちこちはみ出していて、歯並びがガタガタ。

「現代人は顔が小さくなって顎も小さいので、歯が入りきらず、歯並びが悪いんだよ」と、思い込まされていました。きっとあなたもそうだと思います。

こちらのサイトで本中の写真が掲載されていました。

下の方へスクロールすると、見事な歯列と健康的な身体を持った人々の写真を見ることができます。

私が出会った砂糖を食べたことが無い王子様も、この中に入っても引けを取らないくらい健康体で美しい存在でした。

🐰さいごに


話がだいぶ飛びましたが...

「子供の誕生日にはケーキを買って祝ってあげよう」という一般論が、暗示のように染み付いていて、せっかく「甘いもの嫌い」な子供にもわざわざケーキを買ってくる洗脳された大人達(@自分も含め)。

まったく愚かですよね。(反省)