韓国旅行で1人で行動したときのよもやま話です(この記事の続き)。
探索した朝鮮王朝時代の建物区域は高い丘の上にありますので、アップ&ダウンな坂道を散策していたらお腹がすいてしまいました。
チャングムが作っていたような宮中料理にトライしてみたかったのですが、時間がなくなってしまったので、住宅街を下っていったところにある庶民的な地区でみつけたお店に入ってみました。
お婆さんが1人でやっている小さな古いお店を見つけたので、入ってみました。
ローカル色が強い小さなお店ですから、メニューはすべてハングル文字。まったくわかりません。
そこで、いつも焼肉屋さんで言い慣れていた単語を思い出し、ドキドキしながら「ピビンネンミョン」と告げてみました。
なんとか通じたみたい!ホッとしました
いよいよお婆さんが食べ物を運んできてくれました。しかし、目の前に出された韓国冷麺(ピビンネンミョン)を見て驚いて目が点になっちゃいました。
なんと!昭和の時代に使われていた様な金たらい?みたいなアルミ製の洗面器?のような、入れ物に麺が入っていたからです。
え〜😩
気持ち悪い!むり!食べれない!って思ったんだけど、もし私が冷麺に口をつけないで店を出たら、大変に失礼なことだなと考え直しました。
決死の思いでパクッと一口、食べてみた。
そしたらまたしてもビックリ!
噛めば噛むのど旨味がお口の中で広がっていく。辛い中にある旨味が深く、すっかり韓国冷麺の虜になってしまいました。
結局完食してしまいました。
日本でもおなじみのピビンネンミョンは、赤とうがらし粉をまぜた辛い薬味だれと麺が混ざった料理。茶色っぽい麺は、緑豆粉・さつまいも・とうもろこしなどの澱粉から作られていてゴムの様なコシがあります。
上にちょこんと乗ってるゆで卵が彩りのポイントになっていますが、このゆで卵は、辛い薬味だれが混ざった麺を食べながら辛さを和らげるために添えるのだそうです。
こんなシンプルに見える料理なのに、なぜ味に深みを感じるのだろう?と思って、作り方を聞いてみたのですが、材料を見せてもらい納得でした!
発酵食品だったのですね!
韓国冷麺(ピビンネンミョン)作り方
❶まず予め、下記の薬味だれの材料を混ぜて2〜3日熟成させるのだそうです。
【薬味だれ】=>
粉とうがらし1カップ、酢1/4カップ 、コチュジャン1/4カップ 、酒大さじ1 、水あめ50g 、にんにくすりおろし50g 、砂糖1/3カップ、からし20g 、しょうが20g 、玉ねぎ1個 (みじん切り)、塩大さじ2/3
❷冷麺を作る当日は、大根を短冊切りにして酢漬け汁に20分浸します。
【酢漬け】=>
水1/2カップ、砂糖大さじ2と半分、酢大さじ1と半分。大根がしなっとしてきたら、薬味だれ大さじ1/2を大根にもみ込みます。
❸その他の食材を準備
ゆで卵は半分に切り、きゅうりの皮をむいて細切りにしたもの、ゆで春菊少々準備。(すね肉を1時間ゆでたものを細く切り入れてもOK)
❹麺をゆでて、❶の薬味と混ぜ合わせます。キュウリ、春菊、大根、ゆで卵を上にのせてできあがりっ♪
韓国人女性の肌の美しさの秘訣は
余談ですが、韓国人の女性って、すごくお肌が綺麗なんですよね。たとえ三段腹のおばちゃん風体型の人でもお顔はツルツルだったりする。
韓国人の友達に「どうして皆さんそんなにお肌綺麗なの?」って質問してみたら「たぶん、キムチとニンニクだと思うよ」って言っていました。
とにかくにんにくを沢山食べる、発酵食品を毎日とっている、これが美しさの秘訣みたいなんですよね。
たしかに朝、観光にでかけようと地下鉄に乗り込んだら「Oh!臭う〜」。まるで家人が男子だけでホルモン焼きを食べに行って帰宅した時みたいな匂いが車内にたちこめていました。
キムチキムチキムチの匂いですね。
でも、帰りの地下鉄では私もニンニクたっぷりのピビンネンミョンを食べた後でしたから、ぜんぜん気になりませんでした。おほほ。
発酵食品は味に深みがあって、ほんとうに美味しいです。韓国人女性のスベスベお肌をめざして、毎日ニンニク食したいです。
そうだ、そうだ!
発酵食品といえば、ライブフードセラピーの講師である笹生暁美さんのインタビュー記事が9月5日発売の雑誌「ソトコト」の今月号に掲載されています。
来月はVIVIという女性雑誌にも暁美さんの記事が載りますよー。いずれもキレイで健康になるための食養生のお話です。是非参考にしてみてくださいね。