大道ブログ

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遺伝子組み換え作物GMOに化けたハワイ産パパイヤが危ない

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ハワイ在住の友人が来日したとき、カウアイ島で暮らす人々の間で大問題となっている「ハワイから遺伝子組み換え植物(GMO)をなくす運動」について熱く語っていました。

明日は我が身。私たちの身の回りでもこの先、起こってくる問題ですのでシェアさせてください。

地元ハワイの人たちは、いつから遺伝子組み換え作物が作られはじめたのかさえ、まったく分からなかったとのこと。

気づいたときには、ハワイ全諸島の75%の作物(主にコーン)が、遺伝子組み換え植物になってしまった事が発覚した、という狐につままれた様な状態なのだそうです。

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GMO農業への投資がすすんでいる


いま現地では「GMO作物を供給する企業ハワイ撤退」を申し立てる運動をはじめています。

BPなど大手石油会社なども参入した大掛かりなGMOビジネスに対抗する運動です。

話を聞いてみると、まるでハワイが「GMO作物生産の実験台」になっているかの様な話しです。

映画「ジュラシックパーク」の撮影場所になったカウアイ島には、原生林や自然がまだまだ残っていますが、その美しい島でさえGMO作物が植えられてしまっているのです。

それ以前に、ハリウッドの不動産王によってハワイの土地の 多くはアメリカ本土資産家の名義になってしまい、土地の値段が 上がって現地の人では手が出ないほどの高値になってしまってます。

そして、GMO作物のビジネス的な魅力を嗅ぎ付けたセレブ達も、投資として農地を買いあさっているとか。

アメリカで最も視聴率の高いトーク・ショーのホストOphra Winfrey もついこの間、カウアイ島にかなり広大な農地を購入したそうです。

ハワイの人達はもちろん良く思っているはずはありません。

山に自生してるパパイヤに、GMOパパイヤの花粉が

 

植物は、虫や風によって種が運ばれて繁殖してゆくわけですから、野外に植えられた、遺伝子組み換え植物はどんどん繁殖していってしまいす。

遺伝子組み換え植物は、「虫を殺し」たり「農薬に耐性」があったりする不自然なものなので、GMOの「花粉」 が「天然の植物」に触れただけで、害を与えてしまいます。

「山へハイキングに行って、頂上についたときに野生のパパイヤ をもいで、かぶりつくのが何より楽しみだっのに」 ハワイアンの友人は寂しそうな目をして語りました。


Q.「今は、山の天然パパイヤまで変化してしまったの?」

A.「その通りです」

今では野生のパパイヤは、GMO植物がまき散らした花粉の害をうけて、プラスチックのように味がしないフルーツに変化してしまったのだそうです。

見た目は熟れているように見えても、中身は偽物。

どの友人は、つい数年前まで「青いパパイヤの季節になったよ! サラダやデザートに最適だからいっぱいとってきた」 「熟した時期に遊びにおいでよ」などと、誘ってくれていたに。

地元民でない私でさえ残念でなりません。

GMOの被害がすごい勢力で広がっている様です。

Q.「え?それじゃ、畑にあるパパイヤはどうなってるの?」

A.「もちろん、被害を受けた。だから今じゃ、ハワイのパパイヤは遺伝子を組み換えられた GMO作物になってしまったんだ」

と話してくれました。なんて恐ろしいことでしょう。

遺伝子組み換え植物によって被害をもたらされた農作物は、自らも遺伝子組み換えにしてしまわないと生き残れないのです!

調べた所、ハワイ産遺伝子組み換えのパパイヤは、今や「レインボー・パパイヤ」と素敵な名前を付けられ、GMOパパイヤとして世の中に出回っている様でした。

見かけたことありますか!?

アメリカ本土だけでなく、東南アジアでもある種のウィルスに耐性がある、遺伝子組み換えパパイヤが栽培されているそうです。

そうやって、どんどん世界中にGMO生物を増やし「種」の特許で富を増やしていく仕組みが構築し続けられているのです。

自然の一部に対して特許権を与えるなんて、おかしな話しですが、 SF小説がそのまま現実化されたような世界になってしまいました。

ハワイに行く楽しみの一つは、朝食にライムをしぼった フレッシュなパパイヤをいただきながら、幸せな朝の時間を過ごすことだったのに。

パパイヤの件は、ネット上でアメリカ人やハワイアンの間で議論されていますが、農作物以外の花や草木だってパパイヤと おなじ様に被害を受けているのです。

注目されていない自然の草花や木々については、論議されてないのか情報がとれないので、どうなっているのかとても心配です。

ハワイは日本人の「心のふるさと」でもありますよね。私達だって、ハワイの自然や風土を守りたいと願っています。

そして、私達にできることはまず、自らの国をGMO作物から守ることではないでしょうか。

 

日本でのGMOはどうなってる


日本の食品の殆どが輸入に頼っていますので、日本の自給率はたった25%ほどだそうです。

必然的に輸入食品が多くなってきていますが、日本では 使用禁止されているような強い農薬が残留していたり、防かび、防腐材が付着しているフルーツなどがあり、輸入食材には不安な問題がたくさんあります。

植物検疫で働いている従兄弟から「絶対に輸入野菜や果物は食べないでくれ」と言われている、という友人がいました。

元々の農薬のみならず、成田で入国する際に野菜や果物におびただしいほどの薬をかけるからなのだそうです。

それより、やはり心配なのは輸入された遺伝子組み換え食品 ですよね。知らない間に混入している事があるのですから。

食品としては大豆油、コーンオイル、ナタネ油、 醤油、マーガリン、豆腐、冷凍ポテト(輸入の)、コーン スターチなどのGMO(遺伝子組み換え食品)が日本のお店 で見かけられます。

商品の裏をチェックした方がよいものは、

 


🍽大豆製品
豆腐、味噌、油、ソーセージ、練り製品など。

🍽とうもろこし製品
コーンスナック菓子、缶詰コーン、コーン油。

🍽じゃがいも製品
フライドポテト、マッシュポテトの粉で作ったコロッケ。

🍽なたね製品
菜種油(キャノーラ油)、菜種油で揚げた厚揚げやスナック。

 

最近では、「遺伝子組み換えである」旨を明記してあることが多いように見えます。ところが、スーパーで売られている食品の中でも、GMOであることが表示されてないものもあります。

植物油・醤油・フライドポテト・アルコール飲料・食品添加物 ・飼料・種などです。

(ペットフードは?)特に心配なのは、家畜の飼料に多くの遺伝子組換え作物が使用されている点です。

これはまだ日本では表示が義務化されていない様です。

そればかりか「安全性」さえ語られる始末。


日本ではまだまだ欧州のように徹底的な動きがみられず、加工品には遺伝子組み替えでないと書いてあっても、混ざっている場合があり、比率によっては記載の義務がないのが現状です。

対策としては、有機農法のものを消費するように心がけたり、入ってない食品に代替えすることです。

例えば、コーン油ではなくオリーブ油にしてみたり、国産の ジャガイモのみに厳選し、ファーストフードでポテトを 食べない様にするなど。

そして「国産」と明記してあるものを選択することでしょうか。

それから、食品ではありませんが、生花では、すでに遺伝子組み換えカーネーションが出回っている様です。


工場内で育てているならまだしも、もしも外部栽培だとすれば 自然界への繁殖が心配です。

✍️関連記事⇨危険!健康オススメ情報だけは常にアップデートしなくてはならない理由

隠れた遺伝子組み換え食品を明らかにする小冊子

 

グリーンピース・ジャパンが「トゥルーフード・ガイド」という小冊子を配布しています。HP


これは、消費者が遺伝子組み換え食品を選ばないためのガイドブック。

日本の102社の主要食品会社と 加工食品会社に、遺伝子組み換え原料に対しての企業方針を直接問い合わせ、その結果をまとめたもの。

お菓子や調味料など計307商品に対し、遺伝子組み換え原料が使用されているものと、いないものを赤と緑でわかりやすく表示されていますので、選択する際の参考になります。

お子様の口に入るお菓子など、買う前にチェックしたいですね。これらの調査によると、ブルボンは優良お菓子企業のようです。

2007年6月に江崎グリコが「日本では遺伝子組み換え原料を使用し、中国のグリコでは使用しない」との方針を発表。また、「日本のグリコ製品には食品表示されない原料の部分で遺伝子組み換え原料が使われている」と、グリーンピース・ジャパンの小冊子で語られています。


消費者のための食品表示の読み方』の著者安田節子さんによると 「組み換え作物には殺虫毒素とか、除草剤分解酵素を作る 導入遺伝子に加えて、マーカー遺伝子として抗生物質耐性遺伝子 も一緒に、本来植物が持っていない新規の遺伝子をカセットと して組み込む」とのこと。

GMOが安全か否かは、何年もたってみないと結果が出ないので、安全性は保障されていません。 私達の体は実験台ではないのです。

 


遺伝子組み換え生物についてのFAQ

http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm