ついつい言ってしまう「口癖」についてのお話です。
あなたには、言いたくないのについ言ってしまう口癖ってありますか!?周りの人の口癖が気になったことがありますか!?もしそうなら、読み進めてみてください。
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口癖をやめたい!習慣を手放せない!
「ネガティブなことを言ったら運が下がりますよ」という提言は、さまざまな媒体でよく目にすることがあります。
🗣「できない」
🗣「きっと無理」
🗣「私なんて...」
などなど「否定的なことを言うと、それが自己イメージとして染み込んでしまうから、言ってはいけない」というのはまさに正論で、その通りだと思います。
言ったことが自分に引き寄せられてしまいますからね。
ですが、人から言われてすんなり口癖をやめることができれば、誰も苦労はしませんよね。
そんなに素直な思考形態だったらどんなに楽でしょう。
「習慣ナメンナヨ」って、挑まれてる感があるくらいに、習慣を手放すことは手強いものです。
では、どうしたら口癖をすんなりやめることができるでしょうか?
口癖をやめる方法、3つの戦略
口癖というのは、その人の「想い」や「思考」そのもの。
だから、「思い方」(思い癖?)を変えないことには、なかなか直りにくいもの。
口先だけを変えようとしても難しいということですね。
もっと奥の奥。「心」を変えていくつもりで口癖を変えるプロジェクトを行って行く必要があります。
うまくいかなくても焦らず、じっくり向き合っていくとうまくいくのではないでしょうか。
そのためには何をどうすればいいのか!? 3つの戦略を先にお伝えします。
⑴ 褒めを習慣づける
⑵ 上からかぶせ言葉をキャンセルアウト
⑶ 問題意識を持つ
1つづつ、解説していきます。
⑴ 褒めを習慣づける
自分をたくさん褒めることが習慣づけば、その良い影響が体感でわかります。そのため、悪い口癖が自動的に減るのです。
しかし、自分に対して「スゴイ!」と言ってあげたりなど、自分褒めはどうしてもできないという方もおられます。
自分を褒めると「嘘をついている」感覚になってしまうと。
その代わりに、「私なんて無理」という口癖(思考)がぽっと頭に浮かんだり、口に出したりしてしまう。
このように思考するタイプの方が、「自分を褒める行為はが難しい」とおっしゃるのもわかります。
こんな方のために、戦略⑴があります。
戦略⑴
他人を褒めることから始める
こちらの方がすんなりと、簡単にできるはず。
電車で前に座ってる人、スーパーでレジ担当してくれた人、いつもの美容師さん、などなど。遭遇した人をいちいち褒めることを実践していきます。
「このタイミングで褒めるの変だよね」というときは、頭の中で「かわいいね!」とか「笑顔が素敵ありがとう!」とか、相手に言ってみてください。
なぜ、そんなこと言わなきゃいけないのか。その理由は以下になります。
潜在意識は主語を理解しませんので、他人を褒めていると自分もそのように言われていると認知します。
なので、他人褒めをまずは習慣にしちゃいましょう!
意識しなくても、ついつい褒め言葉が思い浮かんでくる様にになれば、バッチリですね!
もっとも、「自分ならできる!」など、自分自身のことを肯定的に宣言できる人は、ストレートにそれをやることがいいのは言うまでもありません。
それがすんなりできないから苦労するのです。
口癖をやめたい!でも習慣を手放せない!そんな時は、「他人を褒める」ことからスタートしてみてください。
シンプルですが最強に効果があります! 脳のカラクリを使った戦略だからです。
関連記事⇨ 褒めの作法:褒める時に言ってはいけない脳と心を汚染する余計なひと言とは?
⑵ 上からかぶせ言葉をキャンセルアウト
一番手っ取り早い口癖をやめる戦略は、「上からかぶせる」こと。
戦略⑵
上からかぶせる
例えば、「きっと無理」と頭の中で思ってしまったり、実際に口から出てしまったら、速攻で「なんちゃってね」と上からかぶせる。
つまり言った言葉をキャンセルし無効化するということです。
その次に、「きっとできる」など、願望や目標を言葉に表して、さらに上からかぶせます。
もともと否定的なことを言わなければそれに越したことはないのですが、言うなと言われただけで口癖はなかなか取れないので、言っちゃったら上から被せてしまう。
潜在意識につい間違って汚泥を注いでしまったけど、すぐに書き換えて(浄化して)しまうということですね。
そのまま放置することだけは、やめた方がいいです!
「私には無理...」(口癖)
↓
🐕シャッ 「なんちゃってね」をかぶせる
↓
🐕シャッ 「私はこうだ」と願望などをかぶせる
ワンチャンの後処理の様に、シャッ、シャッ、と二回砂をかける感じです。
⑶ 問題意識を持つ
「口癖をやめなさい」、と言われて実行できるか?それともできないのか?
これについては、その人がどのくらいその件に関して問題意識を持っているかどうか、で違ってきます。
戦略⑶
問題意識を持つ
自分にとってよくない口癖が「脳の働き」にどう影響を及ぼしているのか!?人付き合いや人間関係において、どれだけ損をしているのか!?
この様なことを、頭でちゃんと認識していること(知っていること)が大切です。
「口癖がなおらないことは自分にとって大問題である」と、受け止めることです。
悪いクチグセの習慣を手放すには?
「口癖をやめたぐらいで人生よくなりゃ世話ないわ」と本心でいつも思っている人は、ネガティブな口癖をやめることは難しいんです。
「そうなんだ!よくないんだね、じゃすぐにやめなきゃ!」と考え方をスイッチできる人は、口癖をやめられる可能性が大です。
自分にとってネガティブに作用する「口癖」をやめるために、本当に大事なことは、このような心の柔軟性。
この記事でご紹介した3つの戦略をしばらく実践してください。
柔らかい心が育ち、ある日、悪い口ぐせが いつの間にか止まっていることに気づくはずです。
お互いにがんばりましょうね。