大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

褒めるセンスを磨けば、コミュニケーション上手になり人間関係がスムーズになって自分が得するのは何故か

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ほめられる」と、小さなプレゼントを受け取ったみたいにがぽわっとなります。

小さなプレゼントは、人にあげればあげるほど、もらえるような気がします。

それだけではなく、「ほめる」習慣がある人は、周りに協力してもらったり助けてもらったりすることが、より多いように感じます。

「褒める」センスを身につけるには、慣れが必要ですよね。でも、あまり褒められた経験がない方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、どうしたら良いのでしょうか!?

ほめのセンスは練習で冴えてくる

 

このブログにたまに登場している甥っ子2号は、4歳ぐらいから毎年、数ヶ月ほど我が家で暮らしている男の子です。  

彼が中学に入るぐらいまでは、母親とのコミュニケーションがあまり上手くいってませんでした。

現在は心にも懐にも余裕があるのですが、当時の母親(私にとって親友)は、外国で大きなビジネスを立ち上げたばかりで、年がら年中仕事のことしか頭になかったからです。「おかえり」すら言わないほど、没頭していました。

親を尊敬し感謝することができる「男」は成功します。

だから私は、そんな状態でも甥っ子2号にはなんとか母親について理解してもらえるように工夫を凝らしていました。

小学5年生になった夏休み、我が家で期末テストの結果をオンラインでチェックしていた甥っ子が「やった!」と言ってニヤニヤしていたので、どうしたのか聞いてみたら、算数が95点だったというのです。

「すごいね!ママに電話して教えてあげなよ〜」というと、本人も嬉しかったのか、すぐに海外にいる母親に電話をかけました。

しばらくしてリビングに戻ってきたので、「ママなんて言ってた!?」と聞いてみると、こんな答えが.....

「ふーん。別にフツーじゃん」、だってさ。

褒めてもらえるかと思って電話したのに、この返事をもらったというのです。

甥っ子はすかさず「でも、他のクラスメートも同じようなこと親に言われてるんだ」「だからいいんだよ」と言いました。

そこで私は、「キミは、ママのことを褒めたことあるの?」と聞いてみたのです。すると「ない」という答え。

 


「褒めて欲しかったらさ、自分からママのことを、もっともっと褒めてごらん」

 

そうアドバイスしました。

甥っ子は豆鉄砲食らった鳩のような真ん丸の目をしました。「ひどいこと言うんだね、そんなことないよ、よく頑張ったよね」と、味方になってくれると期待していたようです。

でも、ちゃんと分かってもらえたようで、さっそく夏休みが終わって自宅に戻ってから、ママ褒めを開始したみたい。

そして、少しづつ自分もママから褒めてもらえるようになりました。

現在は19歳になりましたが、人を褒めるのがすごく上手な男子に成長しました。

ほめのポイントが、すごく的を射ているのです。

この夏は、2ヶ月ほどの滞在の後、帰り際に「毎回ちがうご飯作ったね!」って、褒めてくれました。

私は料理の腕が相当落ちてきたので「すごく美味しかった」だと、多少の違和感がお互いにあります。

でも、美味しいものを食べてもらいたいという想いは伝わって、それを労ってくれた褒め言葉でした。

とても素敵な「ほめ言葉」のプレゼントをもらって嬉しかったです。

褒める習慣が身についた彼は、羨ましくなってしまうほど、人から助けてもらったり協力してもらう機会が多いです。


*褒める時に気をつけたいこと⇨ 褒めの作法:褒める時に言ってはいけない脳と心を汚染する余計なひと言とは?

19年間も「ほめる」を研究してきた人

 

「ほめる」は、グローバルスタンダードな人とのコミュニケーションの基本なのです。

これは、リピーターを数多く抱えている、外資系一流ホテルの鉄板焼きシェフである仲亀彩さんの言葉。

著書『お客様の心をつかむ 魔法のほめ言葉事典 』の中で、職場や家庭で「ほめる」を基本にすると、円滑にコミュニケーションができるようになると述べています。

仲亀彩さんは、小さい頃あまり褒められた経験がなかったため、人のことをどう褒めたらいいのか、わからなかったそうです。

そこで、学生時代にアルバイトで接客業をしていた時から、お客様の特徴や好きなこと、どう褒めたら喜んでいただけるか?など、「接客ノート」を記してきたそうです。

19年間ものあいだ書きためてきたノートの成果と、日々の実践が、「ほめ言葉の辞典」として、一冊の本になってしまったのですから、これはすごいことです。たったの1,500円で19年間におよぶ経験をシェアーしてもらえるなんて!

 

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辞典になっているので、多数のほめ言葉の例が載っていました。

これまでの人生で、あまり人から褒められた経験がない方にとっても、非常に役立つと思います。

ほめのボキャブラリー」がどんどん増やせますからね。


🙆身につけているものをほめる

🙆顔まわりをほめる

🙆身体的特徴をほめる

🙆行動・性格・雰囲気をほめる


膨大な「ほめる」言葉の事例の中から、1日1つでも使ってみる。

すると、「ほめる」ことがやがて習慣化されていき、さららには「褒めのセンス」も身についてくるはずです。

 
すると、なぜか周りの人から協力してもらえたり、助けてもらえたりする機会がどんどん増えていることに、ある日ふと気づくことでしょう。


*褒められたい人に読んでほしい記事⇨ 褒めない親から褒めてもらう方法、褒められたいあなたへの手紙

 

過度にほめすぎないほうが、ほめ効果が高い


18年間ヘアカットを担当してくださっていたYOSHIさんは、本当にほめ上手な方でした。

すでに引退してしまったのでお会いすることがなくなりましたが、18年間の年月、彼にほめてもらった言葉たちは、今でも私の心の中に大切に残っています。

私がこれまで出会った中で、最も「ほめる」がうまい人、だと思っています。

なぜそう思うのか?というと、なんでもかんでも褒めてこないからです。

例えば毎回のように着ている洋服を褒められたら、ただの挨拶程度にしか捉えられません。

YOSHIさんから、「わ〜、すっごくそのグリーン似合う!」「今日の洋服はお顔によく映えてる!」などと、洋服を褒めてもらったことがありますが、どんなアウトフィットだったかを今でも覚えています。

なぜならば、さほど多く褒められたことがないからです。

美容師さんとして本職の『髪』についてほめてくれたことも、そんなに多数回ではありません。

でも、『わ〜、ほんとに毛量が多い〜。これはおばあさんになったら楽しみだなぁ〜、すっごい素敵なシルバーヘアーのスタイリングができるよ』と、何度か言ってくださったことがあります。

毛量が多くしっかりした毛質なので毎回軽くなるようにカットしてくれていましたが、毛量が多いことを欠点とせず、逆にほめてくれていたのです。


すっかりその気になった私は、おばあさんになるのが楽しみになってしまいました。

YOSHIさんにヘアカットしてもらって帰宅すると、毎回夫が「なんか朝と顔が違う」と言っておりました。

自己イメージが上がって帰るのが常だったのです。

カットの技術もさることながら、素晴らしいコーチ力です。

YOSHIさんに出会って、「ほめ言葉」って消えないプレゼントなんだな、と知りました。

過度のほめは、相手を困惑させることもあります。

逆に、少なめのささる「ほめ言葉」の方が、より「ほめ」の効果が上がることも、体感として学びました。

「ほめる」はスキル


「ほめるのが恥ずかしい」という方もいらっしゃるでしょう。日本人はほめることを苦手とする人も多いですよね。

でも、訓練次第で、ほめのセンスは身につけることもできます。身につけた方がダンゼンお得なスキルです!

ほめのセンスが身につくと、人との関係性に「柔軟性のある強い絆」ができるような気がします。

私もこれから、仲亀さんの本から1日1つ「ほめ言葉」を抜粋して、つかっていこうと思います。

YOSHIさんみたいに、抜群のほめセンスを身付けたいのです♡


*大切にしたい人を上手に褒めたい⇨ 嫌われてもいい人、大切にしたい人、付き合う人の仕分け方のコツとは!?