滑舌悪く足がフラフラし脳機能が衰えてきた高齢の父が、スクワットで若返った話をシェアします。
自宅でできる運動の中でも、スクワットは最強だなと改めて気付かされました。
だいぶ弱っていた父親がなぜか若返っていた
久しぶりに父親と待ち合わせしてデート。なんだか、前回会った時より肌艶が良く、若々しくなっていた。
昨年の後半くらいから、滑舌がちょっとにぶっている感じがしたり、足腰が弱っているみたいに、歩くときにヨロヨロしていて、ちょっと心配していたのです。
昔の話しを何度も何度も繰り返し話したり、も心配でした。
「とうとう老人っぽくなってきたか」と思っていたのですが、先日会ってみたらなぜか若返り?なんで?
不思議に思っていると父は、「そうそう!スゴい発見があったんだよ!」と嬉しそうに話しはじめました。
【父】: 「オレ、最近までなぜかフラフラしてたの。まっすぐな白線の上を、まっすぐに歩けなくて、ヨロヨロ蛇行してたんだよ。なんかおかしーなー?と思ってたんだけど、登りのエスカレーターで、2度も転んじゃってさ。フツーは下りで転ぶだろ?でも登りで転ぶなんて、絶対におかしい!と思ってたんや。」
彼は、1時間かけて山の頂上までの上り下りをしたり、わざと目的地より2駅前で下車するなどして、毎日3万歩ほど歩いています。
自分では、足腰は強い方だと思ってたのにヨロヨロするのは、「きっと何か原因があるにちがいない」と思って、自分を観察していたのだそうです。
原因が解明されたきっかけとなったのは、久しぶりに行ったゴルフ場での出来事。
プレーの途中で、何気なく屈伸運動をしたら、いきなりまったくボールがあたらなくなってしまったのだそうです。
ゴルフクラブを振り下ろすと、フラフラして倒れそうになった。それで、ピーンときたのだとか。
【父】: 「歩くだけでは限られた足の筋肉しか使ってない事になる。股関節を柔軟にして屈伸運動をする時に使う筋肉を鍛えなくちゃいけない」
そう、気づいたのだそうです。
【父】: 「それに気づいてから毎日、屈伸運動して鍛えてるんや」「屈伸運動をはじめたら、まっすぐ歩ける様になったし、転ばなくなったんや」
それだけじゃないですね。
肌がツヤツヤでシワが少なくなってる。滑舌が良く、老人ぽい喋り方が治ってる。おじいさんみたいに昔の話しを何度もするんじゃなくて、会話がフツーに戻ってる!
今の情勢、経済について、私の仕事へのアドバイス、次から次へと楽しい話しが展開していく。
【私】: 「それ、スクワットって言うんだよね。森光子さんも、毎日100回はやっていたんだって」
それから父に、あるスパルタ講師の話しをしました。
起業家育成塾でスクワット1000回
その人は、起業家を育てる男塾で生徒達に1000回のスクワットをやらせたという逸話があります。
実際に参加してた男子に聞いたところによると、300回くらいまでは非常に辛いけど、その後はランナーズハイみたいになって意外と1000回できてしまうのだということでした。
そのスパルタ講師は、スクワットを行なう前に全員の写真を撮影しました。
そして、1000回のスクワットをさせる。そのあとに、再び全員の写真を撮影する。”使用後”の写真です。
するとどうでしょう!!
スクワットを行なう前と、後では、あきらかに違いが出るのです。
まるで、目に見えるかのように「身体の中心線」が、ビシーっとできているのが、写真に現れるんだそうです。
武道家のような、スッとした中心軸のできあがりです!
本来なら、スクワットをする時には身体の軸にそって体を上下させた方が効果も上がりますし、正当なやり方です。
けれども、小回数だけだと別の筋肉を使って適当に雑に行なっても、何度か上下運動ができてしまうため、なんとなくできちゃいます。
ところが、数百回という長丁場になると、きちんと正当なやり方で、身体の軸に沿って上下しないと、効率が悪いし、なにより疲れ果ててしまうんです。
だから、多数回行なううちに、自動的に(知らず知らずのうちに)正当なやり方をするようになってしまうのです。
適当なやり方でスクワットしていたら、1000回はできません。
だから数多くやると、身体が自ら中心軸を通る上下運動をして、効率よくやるようになってしまうのですね。
この話しを父にしたら、「あぁ!それはわかるよ!きっとそうだろうね!」と納得していました。
自分もそんな感覚があるそうです。
スクワットは精神と肉体にとって最強の運動
スクワットって、改めて思うけど、すごい運動なんですね!
バリバリの起業家にとっても高齢者にとってもも同じように身体の中心線をつくる一番効果的な方法です。
ヨロヨロと蛇行をし、よく転び、ちょっとボケてきたお爺さんでも、こんなに短期間で若い頃のようになってしまうのですから!
歩行だけでなく、「脳」にも明らかに効果があるのが父の様子からうかがえました。
ナニゴトも体験から分析をし学び取る。
この父の習性はしっかり引き継ぎたいところです。