大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

セラピストや施術者を選ぶときに注意すべき2つのこと

「どんな療法がおすすめですか?」と聞かれることがあります。

治療家セラピストやお医者様と繋がりがあるし情報を多く持ってはいるものの、いつも返答には迷います。

「ベストな療法」や「いちばん良いセラピー」を探している方に読んでいただきたい記事です。

 

どの療法?ではなく誰にやってもらう?に注目する


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人々の健康と成長に関わる仕事をしている私は、「○○治療法ってどうなんでしょう?」「おすすめの療法はどれですか?」と、民間療法や手技療法などについての質問を受けることがあります。

しかし、だいたいは期待外れで申し訳ないお答えをしています。


「この療法」が良い、とかは特にないですよ。

」のセッションを受けるか、が重要なんです。


極端な言い方をすれば、「パートナー選びと同じくらい慎重な気持ちで選んで欲しい」と、願っています。

親密な相手を選ぶとき、技術のこと学歴のこと年収のことなどよりもっと大事なことがあるはずです。

「好き」か「嫌い」か、もしくは生理的に「受け入れられるか」「られないか」が大切な判断要素になりますよね。

これに関して1記事で全てを語るのは難しいものがありますが、一番大切なことをお伝えします。

この療法を受けて自分はどうなりたいか


まず第一にすべき事は、自分自身が施術を受けることで「どうなりたいか」を決めることです。

例えば、

「肩こりを無くしていつも笑顔でいたい」
「腰痛を治してテニスクラブに通いたい」
「頭痛を改善させて無欠勤を目指したい」

などなど、人によっていろいろな目的があるかと思います。

そして第二に、受ける療法がどんな種類のものであっても、やってくれる人(セラピストや治療家)に実際に会ってみること。

「なんとな〜く、この人好きだな〜」「また会いたいな〜」など、生理的に受け入れられて好きだなと感じる人から施術を受けてみるのが、第一歩でしょう。

ある療法が「効くか効かないか?」を検証するのは非常に困難です。

 


施術する環境の違い、プラセボ効果、受ける人の過去の記憶、など、様々な要因が加わっていますのでフラットに実験するのが難しいのです。

 


そういった意味で「○人に施して、多数の人が改善したから効く」というのは、科学的検証にはならないのですよね。

 

同じ療法でもやる人によって結果が違う


また、施術者の技量の違いもあります。

天才が開発したすばらしいテクニックや検査法であっても、はたしてその手法や論理そして背景にあるフィロソフィーを100%に近いくらいに継承し習得しきっているかどうか?は、外からは計測できません。

とはいえ、不思議な事に、あまり学んでいない人から施術を受けて、ものすごい効果が出ることがあります。

私が生涯で受けたオイルマッサージの中で、ナンバーワンだった人は、マウイ島のあるホテルのスパで働いていた白人女性です。

その人は「リフレクソロジーの講座しか受けたことなくて、あとは見よう見まねでやってるの」と、全身のトリートメントが終わった後に告白してくれました。

私があまりに褒めたものだから、罪悪感にかられて告白したのかもしれません。

だけど、全身の経絡の気が動いて非常にリフレッシュし効果絶大でした。精神的すっきり感も非常に高く、まさに生まれ変わったようでした。

彼女が自ら語っていた様に、リフレクソロジーの知識しかなく、足裏のつぼから全身を巡る気の経路のことは知っていました。だから、それを思い浮かべながら全身のトリートメントをしていたのではないかと思います。(そうはっきり感じられました)

あとは、彼女が大好きなマウイに移住でき、日々感じている喜びの感覚が伝わったのもあるでしょう。

それとは逆に、ベテランの施術者の治療を受けて、ベストな結果が得られない事もあります。

あるベテランの先生から手技療法の施術を受けたとき、非常に効果があり、気になっていた部位の痛みもとれました。

しかし、なぜか受けた直後から、鏡を見ると「老け顔」になってしまいました。

「私、疲れてるんだろうな」と思って気にしてなかったのですが、後日、同じ人の施術を受けた人が私に言いました。「あの先生の施術を受けると、体が楽になるんだけど、家に帰っていつも顔がお婆さんみたいに老けてて驚くわ」と。

そんな人が2〜3人。
これは、いったい何なのか!?

世界的に高く評価されている科学系ジャーナリストと大学教授が書いた『Trick or Treatment?』(代替医療のトリック)の本には、最先端の医療研究者との協力によって代替医療の有効性と安全性について、また科学的証拠の評価などを検証した内容が詳細に記されています。

検証の結果、それらの補填医療の効果は五分五分。利益もあればリスクもあるからと。

しかし結局は西洋医学もそんなところではないでしょうか。

以前、プラセボ効果について研究していた内科医が、プラセボの偽薬と、普通の薬とでは、効果が同じだったとシェアしてくれました。

だったら、どうすればいいのでしょうか!?  

 

自分の意図と、施術者の意図


受ける人の「意図(どうなりたいか)」と、施術者の「意図(どうしてあげたいか)」が、ピッタリ合致して、同じ目標に向かっていった時に、最良の結果に辿りつくのです。

受ける人が、「本当は治りたくない」と深層心理で思っていたり、施術者が、「すぐに治らず毎週通ってほしい」と思っていたり、どこかにズレがあったら、ベストな結果に至らないかもしれないですよね。

受ける人と提供する人の間には、「意図」が大きく関与してくるということです。

意図というのは目に見えないので「情報」です。

想念も意図の一つになり得ます。

ですから、ただ単に「肩こり」とか「腰痛」とかに対する意図だけではない部分にも、影響を及ぼす可能性について考えてみてください。

相手の”世界観”とか、”価値観”も、もしかしたら影響を及ぼしてくる可能性もあります。(まったく影響が無い人も多いけれどゼロではないです)

施術者のほうは、プロですから受け手からの情報による影響を受けないようにコントロールする術を持っていますので、問題は起こらないでしょう(理想的には)。

でも、受ける人はそれこそ「受け身」でいるわけですから、施術者の情報を受け取ったり、エネルギー的に癒合してしまうこともあります。

何かのセッションを受けた後に、「自分の考えじゃない考えが、浮かんできた」こんなこと、ありませんか?

たとえば、施術する人が、治療中にループのようにネガティブなことをずーっと考え続けていた場合、受ける人にそれが移ってしまう事があり得ます。

私はたまに体験します。

施術を受けた直後、自分が生涯で一度たりとも思ったこともない言葉が耳の奥で聞こえてくるので、すぐわかります。

例えば、「もうダメだ、もう人生おしまいだ」「この先、何もいい事なんか起こらないだろう」「誰も私を愛してくれない」など、頭の中に電光掲示板のように流れてくるんです。

自分が何かを考えたり思ったりしてるのとは違う感覚で浮上してくるので、すぐ識別できます。(ちなみに洗脳された時もこれと同じように認識できます)

生理的に受け入れられる好きだなと思える人を選ぶ


そんなわけで、誰かから施術を受けるときには、自分が「なんかこの人好き」と生理的に感じるものがあり、「また会いたいな」とか「顔を見るだけで元気になるな」と思える人のところで受けることをおすすめします。(第一段階として)

エネルギー情報のレベルで癒合してしまうこともあり得るのですから、慎重にしなくてはなりません。

性的な交わりと同じくらいか、もしくはもっと深い関わりになってくることがあります。(互いの性別は関係なく)

特に女性は、受け身的な資質を持っているので慎重に。

自分が信頼して好きだなと思える施術者にお世話になる。そして同時期に、ダレカレ構わずいろいろな人と交わらない。

老婆心ながら、アドバイスさせていただきました。

セラピストや施術者を選ぶときに注意すべき2つのこと

 

これまでのことをまとめてみます。セラピストや施術者を選ぶ時は、

 


(1)自分がそのセラピーを受ける目的を明らかにする
  (意図の確認)

(2)施術者を生理的に好きと感じるかどうか
  (無意識の確認)

 

まずこの2点をチェックしてみてください。

そして、セラピーを受けた後の自分自身をよく観察します。

時には目を背けたい問題点をセラピストによって見つけ出されてしまい「やだな〜」と思ってしまうことがあるかもしれません。

でも全体として「自分の足で前へ進んでいる感覚」があるならば、それは相性の良いセラピスト(施術者)である可能性大です。


あなたが健やかな日々を過ごすために役立てたなら嬉しいです。