大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

心の健康を保つため、自分の気持ちや思いを言語化する習慣とは!?

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心の健康のためにやってはいけない心的態度の一つに「読心術」があります。対人恐怖症やコミュニケーション障害の原因になる、マイナスの心の状態です。

この状態から抜け出すためにできること。それはシンプルに思ったことを伝える習慣づけ。「言語化」する練習を重ねることです。

人の心は読めない

 

「読心術」とは、「きっと相手はこう思っているだろう」という決めつけです。勝手に相手の心の中を読めた気になっている勘違い状態です。

これが習慣になっている人は、自分の「心」の中も、周りの人がわかってくれると期待してしまいがち。

人の心の中は100%読めません。心理テストを受けてもらったら心的傾向的は見えてくるかも知れませんが、「わかる」こととは違います。

失恋で泣いている友達の気持ちは、自分も同じ経験をしたからわかると言ってしまいがちですが、共感はできても、心の中がすべて「わかる」訳ではありませんよね。

気分が晴れやかになりにくい
悩みが終わらない
自分に自信が持てない

このようなお悩みを持つ方で、読心術が使えていると思い込んでいるパターンが多く見受けられます。心の健康にはマイナスです。この習慣から抜け出すと、発展的な思考ができるようになります。

*コミュニケーションが苦手な人のための記事⇨ コミュ障の人も、ストレスを味方につければコミュニケーションが上手くいき健康で幸せに過ごせる

わかってくれるだろう、は妄想


「どうしてわかってくれないの!」
「私の気持ちはどうなるの!」

そんな風に、甘えんぼさんモードになってしまうことってありませんか!?頭の中で繰り返し駄々をこねてしまったり。私はたまにあります💦

職場や友人関係においてではなく、家族だったりパートナーなど、ごく近い間柄の人に対してそうなった事がありました。

これって、

 


「相手が自分のことをわかってくれるだろう」という甘えからくる妄想です。

 

よく考えてみればサイキックじゃないのですから(笑)念じただけで相手に通じるわけないんですよね。よく考えればわかることなんですが、「わかってほしい…」と、つい思ってしまう甘え癖なのでしょうか。

しかも、勝手に一人で怒ってプリッとしてみたり😠

でも、ほとんどの場合、相手に伝えないと相手は理解したくてもできません

「話せばわかる」は、職場や友人関係など「社会」ではきちんとできる人が多いでしょう。

しかし、夫婦間や家族など、関係性が近い相手ほど「言わなくてもわかってるだろう」と思い込んでしまいがち。その逆も然りで「あの人はこう思ってる」と決めつけがちです。

余談ですが、「きっとわかってくれてる」と、お互い思い込みがある夫婦の家庭では、子供さんが苦労しているケースが見受けられます。「わかるだろう?」と強要されてるような空気感を感じてしまうからです。

*近い関係の人とのコミュニケーション⇨ 夫婦間のコミュニケーション中に絶対に言ってはならない禁句用語とは?

 

言語化しなくちゃ相手に伝わらない

 


わかってほしい時は、言語化しなくては相手に通じない

 

これを肝に命じなければ!と、今更ながら思い直すきっかけとなった出来事に遭遇しました。

「何も言わなくても私のことをわかってくれてるよね」と、勝手な妄想を10年間もしていました。でも実は、相手と自分との間に大きな認識の違いがあった、ということが発覚したのです。

きちんと気持ちを言語化する努力を怠っていたことを反省しています。

解決策は、シンプルに「思ったことを伝える」ことを習慣にしていくこと。ひたすら「言語化」する練習。

自分の気持ちや望みを、もっと相手に言葉で伝えるように、練習中です。しかし、通じないこともあるし、逆に誤解されブチ切れられることも💦

そんな時は凹みますが、キープゴーイング。

言葉に出さない想いや気持ちは、相手には理解されない」ということを、しっかり肝に銘じて、精進します。

*コミュニケーション上手な人はリズム感がいい!?⇨ リズム感を養うと、思っていることを言葉に表すのが上手になりコミュ障が改善されるたった1つの理由

 

言いにくい場合は一人称にリフレーズして


嫌なことをされたときに、「それやめて!」というと、相手がカチンときてしまうこともあります。喧嘩になったら元も子もありません。

 


そんな時は主語を「私」にして、言い換えてみてください。

 

「それやめて!」は、あなたそれやめて、という意味ですので主語がYouです。「あなた」が主語になると喧嘩腰に捉えられてしまうことがありますよね。

これを一人称に直すと、「私はこれをして欲しい」です。

具体的に例を挙げてみると、「そんなところに靴下脱ぎっぱなしにしないで!」はYouが主語になっています。これを主語を I に言い換えると、

「(私は)ここに靴下を置かないで欲しい」などにリフレーズします。

日本語は主語をつけない言い方が多いのですが、「〜して欲しい」にすると、それは主語がついてなくても「私」が主語の言い回しになります。

相手に注意したりする時にYouを使うとムカっとされがちですが、「〜して欲しい」にすると受け入れてくれる確率が上がります。

「喧嘩になるなら、何も言わない方がいい」というふうになってしまうのだけは避けたいですよね。

言語化がしにくい場合は「〜して欲しい」と、自分がしたいことを言うようにしてみてください。

心の健康を保つことは、体の健康にもつながります。自分の内面の世界を言葉に表して伝えていきましょう。

 

この記事のまとめ

 

1️⃣読心術の癖をやめる。
2️⃣人は人の心の中を読めないことを悟る。
3️⃣共感することと「心がわかる」のは違う。
4️⃣自分の心の中を言語化する練習を続ける。
5️⃣言いにくいことは主語を一人称にしてみる。
6️⃣「〜して欲しい」は相手に伝わりやすい言い方。


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