「柔軟性がある」ことと、「流されやすい」ことは似て非なるもの。
どちらも共通点として、
・柔らかい感じ、
・変化に沿っていく感じ、
・動きがある感じ、がします。
でも、同じようでいて、全く違うものなんですよね。
『揺らがない自分軸』を持っている人は、心に柔軟性がある方の人です。
心に柔軟性がある人には、揺らがぬ軸があります。
とはいえ.....
「流されやすい」のが特別に悪い特性というわけではない、と思っています。
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流されやすい
「流されやすさ」という特質は、周囲の意見や世論など、あたりの様子をうかがいながら変化していくこと。
そこに自分軸はありません。
常に、自分の外側の世界を察知しながら気にしながら、それに合わせるように流れていこうとする傾向があります。
自分軸の「自分」の部分が、常に流れ去っていってるのです。
柔軟性がある
「柔軟性がある」人は、自分を変えることや変化を恐れません。躊躇せずいろいろ試せる人。
自分を変えるといっても、あくまでも自分が主体。
自分主体で物事を観察していき、自分主体で行動をしていきます。
でも、もしそれが自分軸からズレるものだとわかったら、ふたたび軌道修正をかけられる強さを持ち合わせているのです。
それは、揺らがない『自分軸』がしっかりとそこにあるままだから。
軸の周囲が変化していったとしても、また元に戻すこともできるし、変化することもできるのです。
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流されやすい人、悪くない
「うぁっ、ジブンは流される人じゃん!」と思ったとしても、それを悪い性質という風に捉えなくてもいいと思うのです。
頭が硬い人、頑固な人、よりはよほど生きやすいのではないでしょうか。
「流されやすい」のと「柔軟性がある」のは、表裏一体です。
コインの表と裏のようなものだから、どちらにもなり得るのです!
例えば、「仕事のときは自分軸があって、柔軟性がある人になってる」。「でも恋愛のことになると、流されやすい」などです。
もしくは、「両親と同居してた時は流されやすい性質だったけど、社会人になって自立したら柔軟性のある性質が際立ってきた」、など。
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流されやすくなってしまうのは、無意識から
「流されやすい」特徴の方が際立ってしまう人の場合、共感力が強すぎてそうなってしまうケースも多いようです。
言い方を変えると、「空気読みすぎ」とか。
周囲の人の気持ちに敏感な性質の人が存在します。そのような体質の方達は、優しい心根の方が多いですから、ついつい相手のニーズに応えてしまおうとするのです。
威張りたい人のそばにいると、威張らせてあげるような言動をしたりなど、意味もなく空気を読み、自分を相手のニーズに沿うように自分を七変化させたりします。
それは、生まれ持った体質ですから、無意識で行っているのです。
もしも、「流されやすいのが辛い」「やめたい」と思ったら、自分のしていることを自意識上にあげると、やめられます。
つまり、無意識でやってたことを、「あ、ジブン今流されてんじゃん」と、いちいち意識上にあげることをしていくのです。
客観的に自分を観察するような感じです。
これを繰り返していくことで、「流されやすい」体質が顕著だった状態から、「柔軟性がある」自分に近づいていきます。
私自身も、流されやすくなってしまうことがあります。特に、相手が押しの強い人だったりするとなおさらです。
だから、「流されてる自分に気づいて観察する」ことを、地道に、気楽に、気軽に、やっています。
気持ちいい心でいたいから...です!
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