大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

ペットロスや大切な人との別れからくる『ロス感』で、ストレスが長引かないようにするたった1つの行動とは?

f:id:sousakubito:20190113211340j:plain


ロス感』というのは、今どきのコトバです。

何かを失った感じ、損失した感じ、喪失感に苛まれる、などの意味で使われる言葉で、内実はシリアスであっても、それをカジュアルに表現したりするのに用いられます。

いかにも現代風だなと感じられますが、この「ロス感」は、ちゃんとちゃんとに感じ切らなくてはならないものだと、痛感している今日この頃です。

それは、自分自身が半端ないロス感に苛まれていることに気づいたからです。

お正月あけから風邪を引いてしまったようで、しばらく療養していたのですが、なぜだか完治しません。

普段は元気なので、インフルエンザにかかったことは生まれてから一度もないし、ひどい風邪も数年に一度です。

「風邪ひきそうかも」と感じたら、ビタミンやミネラルをたくさんとって、リンパ節あたりに抗菌作用のある精油を塗り込み、エキナセアやオリーブリーフなど薬草のサプリを飲んで、塩うがいし、だいたい1日で回復するのです。

ですが、今回はそうはいきませんでした。

1月も半ばを過ぎた頃から「なんか変な病気かも?」とふと頭をよぎったりしましたが、なんか病気とも違う感じ!?

日が暮れると体力が落ちてきて、夕飯の支度は立ってるだけでヒーフーしながらだし、夜になると骨とか関節が痛くなってくるのです。熱は全くないです。でも12時間睡眠が必要になっております。おまけに、人と会いたくない。

これ、誰かから聞いていたアノ症状に少し似ている....?


*話を被せてくる人からロスによる傷をえぐられたことも⇨ 話をかぶせてくる人の心理とは!?人間関係を良くするコミュニケーションのために知っておきたいこと

大きな出来事が続きました


昨年は、5月にこの10年間をくつがえされるような出来事を体験し、その穴埋めができずに気持ちの宙ぶらりん状態が続いています。

6月は、それまで毎月のようにデートしていた仲良しの父が天に召されました。

夏の終わりぐらいから兄犬の状態に少しづつ変化があり10月に看取りました。

そしてついこのあいだの元旦、12歳の黒猫ちゃんが後を追うように旅立ちました。

現代は、SNSでゆるく人々とつながっているため、家族やペットの悲報をハガキで知らせるような間柄ではない人でも、そういった出来事があったとき勝手に情報が目に飛び込んでくることがあります。

SNS経由で友人知人の中にも、私と同じぐらいのタイミングで父親を看取っていた人、愛する猫ちゃんとお別れしていた人、愛犬を見送った人、などが結構な数いて、驚きとともに「ご縁の不思議さ」を感じていました。

みなさん悲しみや気持ちをSNS上で表現していましたが、私はというと...自分の私的な出来事についてや気持ちを投稿することはしませんでした。

それだけでなく、仲が良い友人などにも報告するのが辛過ぎてできていなかったのです。

これが原因ですね。

「ずいぶんと長引く風邪だな」と思っていたのは、実は、ちょっとした抑鬱状態だったようです。

ちゃんと周りの人に報告をしたり、泣き暮らしたり、ということを怠っていたために、溜め込んでしまったのです。


*ペットとのお別れの前に父とも⇨ 父さんの手書きのトリセツ、大切な遺品になりました

 

思いっきり悲しめない理由


ペットロスの場合、深い悲しみ、罪悪感、否定、混乱、など様々な感情がうずまいて、その中をぐるぐるします。

「もっとああしてたら...」
「あの時、こうしてたら...」

と、後悔が頭をよぎります。

私もときどき自分を責めることばが頭に浮かんでくることがあります。その1つが「5月にあった出来事が自分の中で未解決状態であること」です。

動物たちは飼い主の感情を敏感に感じとりますので、彼らに悪影響を与えたかもしれないと、ふと考えてしまうこともありました。

そんなこともあって、もし私が「悲しみ過ぎ」たら、まだ元気でそばにいてくれる弟犬や末っ子猫が心配して、私の悲しみを吸い取ろうとしてしまうのではないか?と、心配になってしまうのです。

だから、思いっきり落ち込んだり、徹底的に悲しんでない状態が続いていたのです。

それで鬱(うつ)っぽくなっているのですから、本末転倒というかお門違いの気遣いでしたね...


*こんなマインド関連記事⇨ 罪の感情が生まれた原因はコレ、今すぐ背負ってきた罰という重荷を降ろそう

福山ロス


「福山ロスで会社休みます」


歌手で俳優の福山雅治さんが2015年に結婚なさったとき、そう言って会社をしばらく休んだ OLさんたちが続出したそうですね。

「ずっと結婚しないでいてくれると思っていた...」と信じていた女性たちが、急な結婚報道に大きなロス感を感じてしまったのです。

NHKニュースでも報じられて、桑子真帆アナウンサーが「私はショックで…思わず “えっ!” と声を上げてしまいました…」とコメントしたことも話題になりました。

私にとっては抱いたことのない感情でしたが、彼女たちが「福山ロスで会社休みます」とはっきり宣言して、実行したことについて『さすがだな』と思いました。

何故ならば彼女たちの行動は、心に強い衝撃を受けたときに早く復帰するための『秘訣』そのものだからです。

 


心の衝撃を早く回復させる方法:


👉一旦、思い切り「落ち込む」こと

 

喪失感に苛まれるとき、人は大きなストレスを感じます。

それが長期化してしまうと病気になってしまうこともあるぐらい、人にとって慢性ストレスは有害なもの。

なので慢性化する前に、ストレスを一過性のものにする工夫は、大事です。

ストレスは一過性のものであればポジティブな方向にそのエネルギーを使うことも可能だからです。

例えば、福山ではなく「身近な夫にもう少し目を向けてみようかな」とか、「私も現実的に結婚相手探そうかな」など、考え方が変わるきっかけになって、それが良い結果を招くこともあるでしょう。

ストレスを良い方向に向かわせるためには、「超・落ち込む」ことが必要なのですよね。

 


・感情を感じきる

・現実を見る(認識する・認める)

 

ということです。

そういった観点からみると、「福山ロスで会社休みます」と言って出勤せずに、家で落ち込みまくっていた女性たちは素晴らしいと思います。

きっと、その後にいいことあったんじゃないかな!?


*ロスの人に頑張ってとは言えない、そんなとき⇨ 頑張って!と言われるとプレッシャーを感じてしまう人を励ますときに、ガンバっての代わりになる8つの言葉がけ

ちゃんと悲しみます


「ロス感は、ちゃんと悲しまないと長引いてしまうもの」

やっと気がついて、自分の状態を直視することができました。


昨日Twitterでこのことをちょっと呟いたのですが、それだけでも、ずいぶんと症状が和らいできたように思います。

骨とか関節の痛みが緩和してきました。夕方以降もへたらずに過ごせました。

ブログを書き終えて、さらに気持ちが軽くなった気がしています。

お読みくださって、より感謝します。
♡ありがとうございます♡