先日、とても良い質問をしてくださった方がいました。こんな↓問いです。
【質問】
「日々ストレスがあるので、愚痴を言いたいです。でも口に出して言う機会がないので、ストレスを溜めないように愚痴をノートに書き連ねています。これは自分にとって良いことでしょうか!?」
私からの答えは「オーケー👌」です。 ただし、やり方を間違わないようにしていただきたいのです。詳しく書いてみます。
不満とか愚痴をノートに書き連ねてもいい、でも
「自分にとっての真実を生きることを言語化し宣言すること」を、アファメーションと呼びます。願望を紙に書いていくとその内容が現実化されていきます。
ですので、愚痴をノートに書くときには、それがアファメーションになってしまわないように注意する必要があるのです。
それが叶って、実現化してしまったらいやですよね。
愚痴が叶うということは、ノートに書いた内容が未来に継続され実現化され続けるということになります。
例えば、「カワイイ子ばっかりひいきしやがって、上司Aムカつく!」とノートに書いた場合、このような不平等な状況が、今後も続いていってしまいます。
上司Aと一緒に働かなくなったとしても、また同じような出来事が繰り返されます。つまり、カワイイ子ばかりひいきする上司とまた出会うかもしれないのです。
だから、ノートに愚痴を書きたいならば、あることに気をつけてください。
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2ステップで愚痴をポジティブに利用する方法
悪い出来事や嫌だなと思うような出来事は、本来は解決できることです。 その方法は、このように2段階で自分自身に問いかけをすることです。
Step❶
問題を認識する
「これこれが良くないこと(嫌なこと)」
Step❷
解決を目標にする
「だったら、どう解決する?(どうなりたい)」
この2ステップで自分に問いを投げかけると、思考を発展させることができます。すると、愚痴というネガティブな行為がとてもポジティブな行為と化すのです。
先ほどの例で考えてみましょう。
Step❶「自分は上司に正当に評価されてない」ということが問題点(愚痴の元)だと認識します。
Step❷「だったら、どう解決する?」と自分に質問。自分の中から解決策が浮かんできたら、それを書きとめます。例えば、こんな↓感じです。
「上司に正当に評価されない」➡️「もっと笑顔でいる時間を増やそう」
「上司に正当に評価されない」➡️「上司にこちらから話しかけてみよう」
愚痴を書くことによって、なんと!解決策が生まれてきてしまったのです。素晴らしいことではないでしょうか!?
これは、とてもしっくりくるアファメーションとなります。紙に書いたのだから実現化します。
職場でいつもニコニコするようになったあなたは、職場でも幸福ホルモンであるオキシトシンが分泌されている人になる。体も心も自然に癒えるようになってくる。そのような人には周りに人が集まってきます。
愚痴を書いたことによって、こんなにもよき副産物が手に入るかもしれない。
また、この2ステップの愚痴の書き方は、問題解決型/危機管理型であるとも言えるもので、これを書くことによって精神が安定する効果も望めます。
何故ならば、得体の知れない不安感ではなくて、具体的な解決策(しかも自分から出てきたやつ)がそこにあるからです!
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問題と解決がセットになっている
「目標や望んでいることを紙に書くことがなかなかできない」という方もたくさん存在します。
潜在意識の中にある壁のようなものの仕業でしょうか。「なんだかわからないけど、どうしても書くことができない」、という方はネガティブ思考傾向であることが多いです。(悪いという意味ではありません)
ネガティブ思考傾向の人が正当なアファメーションを書くと、ちょっと違和感を感じてしまうことがあるのです。
自分がなんだか嘘をついてるような気分になってしまうのです。
「あ、それ私のこと!」と思った方は、先ほどの「愚痴(問題点)」プラス「解決策」をセットにして、2ステップで愚痴を書く方法を取り入れてみてください。
今日ご紹介した方法は、ネガティブ思考気味の人で「なんだかアファメーションを書くことができない」という人には特にオススメです。
最後にもう一度繰り返しておきます。
「愚痴」だけをつらつら書かないように注意してください! 必ず2ステップで右側に「解決策」を書いて、セットとします。
2ステップを用いて文章を完成させましょう! ある日ふと、人生が右肩上がりになっていくことに気づくことでしょう。