先日おとづれた「国立新美術館」の中にあるショップで、アファメーション用のノートを購入しました。
ゴージャスでなかなか気にっています。
立体的な模様がついていて、わずかに光り背表紙にも飾りがついてます。
コーチングの父と呼ばれる、ルータイス氏がいつもアファメーションを書き加えるために持ち歩いている「皮のアファメーションノート」を目撃し、いつか真似してみようと思っていたのですが、やっと気に入ったものが見つかったのです。
アファメーションは、目標やゴールを達成するために、ゴールの世界の臨場感を上げる方法です。(暗示や催眠ではありません)
現状を変えるには、未来に働きかけます。未来のゴールの方に強い臨場感を持たせることがキーポイントになってきます。
アファメーションを書く&読むことで、脳と心の中の「内部表現」を変えることができるのです。
もちろんそれに加えて、気持ち良い清々しいなどの感情をのせたり、未来の映像を同時に視覚化したりすることも大切です。
平和な日本に暮らしていれば、ぼーっと時が流れるままに身を任せて生きてゆくこともできます。
でももし、この先に起こることを『全て』創ることができるのなら、そんな有意義な日々を送ることを選択したいと私はおもいます。
そんなに大それた目標でなくても「今日の午前中はこんな風に過ごそう」「今夜はこんな雰囲気の夜にしよう」「今週末の過ごし方はこうしたい」「来月はこんなふうにしよう」といった、日常的な近未来も自分の思うように作り上げてゆくことができるのです。
2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生しました。
私は翌日9月12日にシアトルからニューヨークに向かう便に乗りました。空港が閉鎖になったのは13日からで12日はまだ通常運行していたのです。
米国内のいくつかの空港では、12日にも次々にテロリスト達が第5第6の突撃テロを行うために潜伏しており、数名が逮捕されたとニュースで報道されていた日です。
とても危険なのでみんなに止められたけど、どうしても家に残してきたキリちゃんの事が心配で、危険を犯してでもNYに帰りたかったので乗りました。
乗るまでは怖さはなかったけれど、乗ってから自然にガタガタ体が震えてきて、自分のことながら驚きました。どうしようもなく怖くなったので、隣の人に手をつないでもらいたかったけど、若い男性だったので頼みにくく、あきらめました。
しかたなく深呼吸をして、1人でいろいろ考えてみました。
「いま死ぬかもしれないから、準備をしなくちゃいけない」「死ぬ直前って何するんだっけ?」と考えてみました。
「そうだ!これまでの人生を振り返るんだっけ??」...と思いついて、さっそくこれまで生きてきた人生を思い返してみました。
すると「あ、なーんだ。今、死んでも大丈夫じゃん」「これまでの人生で充分楽しかったし幸福だったなぁ」「思い残すことは何もないわ」ということが、クリアに分かりました。
心の中は家族や友人知人達への感謝の気持ちであふれました。はじめて「今、死ぬかもしれない」と真剣に思った出来事でした。
心の中だけの事とはいえ、死ぬ準備なんかしちゃって、内的な嵐みたいな数時間を過ごした訳です。
でも、無事にテロにもあわずに着陸し自宅に戻ってキリちゃんをハグハグすることができました。
この時の経験から、この先の人生は「今、死んでもOKな毎日をおくる」ことに決心ました。一瞬一瞬を悔いがないように生きることです。
そして、そんな大切な毎日(人生の一片)を、苦しくって辛く過ごすのではなく、楽しんで希望に満ちあふれて過ごすことの素晴らしさを、自分にも言い聞かせ、ご縁のあった人々とも共有してゆきたいといつも思っています。
アファメーションは、そんな希望に満ちあふれた幸福な毎日を送るためにとっても必要なツールなのです。
「やってみたことあるけど特に何も変わらない」という方がいらしたら、おそらくちょっとしたミスがあるのだと思います。
本当に、ちょっとした事で雲泥の差が出てしまうのが潜在意識なのです。基本をしっかり学んで、ぜひぜひ活用していただけたら嬉しいです。