建物とからまり合い成長してきた大樹がある遺跡も訪れました。
1186年に建築された「タ・プローム Ta Prohm」の遺跡は、昔テレビで 見たことがあります。遺跡と樹木が一体化しているのが特徴的 だったのでよく覚えていました。
熱帯で木の管理を行なわないとこの様になる、という事がよくわかります。
ここの遺跡では自然の力を明らかにするために、樹木の除去や本格的 な積み直しなど修復の手を下さないまま据え置かれているため、巨大に成長したスポアン(カジマル?)の木に押しつぶされながら、寺院の体裁を保っている遺跡の状態を見ることができます。
このスポアンの木は、とても柔らかいので家具や家を作る材料として使うことができないそうです。
唯一の使い道としては、やわらかく水に浮く性質なので昔「いかだ」を作るのに使われていました。
植物の繁殖力はすごい。
この寺院は創建時はジャヤヴァルマン七世が母親のために 造った仏教僧院です。
時代が変わって後にヒンドゥー教寺院に改宗されたので、仏教色の強い彫刻や像の多くが破壊され削り取られてしまっています。
人間と比べると巨大化した樹木の大きさがよくわかります。
私達、元気そうに見えるけど熱中症になりかけ状態。ヘロヘロになりました。
この後ランチについれていってもらいました。義妹はここでグロッキ〜!
「ワタシを涼しいエステに連れて行ってください。そこで待ってます」 とガイドさんに告げ、観光ツアーから抜けました。