近年、目に見えない「氣」とか「エネルギー」そして「波動」「ヒーリング」などの単語が、あまり抵抗がなく受け入れられる用語になってきました。
雑誌やマスメディアにもよく登場する言葉になってきましたので、人々の意識に浸透してきたのでしょうか。
当社が日本で「エネルギーツール」というヒーリングやエネルギーを読み取る方法を教える講座を開催していた２０世紀から２１世紀のかわり目くらいの時には、説明するのに非常に苦労しておりました。
当時の大変だった状況について、お話しします。
目に見えないものへの人々の意識
ゲイル博士の講習会「エネルギーツール」を主宰しはじめた当初から、ホームページを見た人からの問い合わせが多く、たくさん資料のご請求をいただいておりました。
しかし同時に、「氣ってなんですか？」と聞かれることが、とても多かったのです。
「怪しいことをやってる事を家族に知られたくないから、資料は個人名で送ってください」というリクエストまでありました。
現在では信じられないお問い合わせ内容が多かったわけですが、それはそれで喜ばしいことでした。
しかしネガティブな体験もありました。一番ヒドかった想い出は、自由が丘に所在する小さなホテルでの一件です。
講師の大学教授であるゲイル博士が来日している間に、ワークショップで学ぶだけでなく、個人的な相談にのって欲しい、という方も多くいらしたので、合間をぬって個人セッションも提供していました。
個人セッションを受ける方からのご相談内容はさまざまですが、お話しを聞き、改善についてアドバイスを与え、ワークを指導し、セッションがすすめられました。
この個人セッションはたいへん人気だったため、予約枠を増やさなくてはならず、なんとか空き時間をみつけて、博士が宿泊するホテルの部屋でも申し込み者とお話しをする機会がありました。
ある時、数ヶ月前から予約を入れていた自由が丘の小さなホテルから、突然「宿泊をお断りします」と告げられました。
おさえていたセミナー会場のそばには、そのホテルしかありません。ギリギリになってから、突然そんなことを言われても、困ってしまいます。
そんなギリギリになってからでは、別の会場も見つからないし、ホテルの部屋もあいていません。
「なぜですか？」と、断られた理由をきいてみましたところ、信じられない答えが帰ってきました。
断る理由はこれ↓だそうです。
あなた達は、精神についての会話をしていましたよね？
そういう話しをする人達には、当ホテルには泊まってもらいたいたくないのです。
これが、私達がギリギリになって直前に宿泊を断られた理由だったのです。これは、確か2001年くらいの出来事。びっくりですよね。
その問題のホテルの室内は、空調の設備がとても悪くて、部屋の中が暑いし空気がこもってしまうのに、窓が開かなかったので、セッションをしている間だけドアをほんの少し5mmほど開けて換気をしていたのです。
とはいえ、大声を出しているわけではないので、声が廊下に漏れていたわけではありません。
ドアのそばで聞き耳をたてていなくては聞こえませんので、そのホテルの人たちは、私たちの話しを「立ち聞きしていた」、ということになります。
利用客の話しを盗み聞きし、その内容によって事前予約を断ってくる。
予約した時点で断られてたら、こちらも困らずに済んだのに。一度うけたものを突然キャンセルするとは、公共事業にあるまじきこと。
もしもその頃にFacebookやTwitterが盛んだったら、このヒドい状況が拡散されていたかもしれません。
この時代においての日本人の認識は、こんな感じだったのです。
氣とかエネルギーについての知識がなく、「心の問題を人に相談する人はちょっとおかしい人」、このような認知でした。
人は知識を得て意識が変わり視野が広がる
今では、気功やエネルギーワークやヒーリングなどについて、TVでも雑誌でもフツーに語られている状況です。
先日もこのような内容の特集番組を見たばかり。昔の苦労を思い出していました。「あの頃は、タイヘンだったよなぁ〜」と。
人は、自分の記憶の中にあることと結びつけて、新たな情報を認知していきます。
その情報がまったく知らない事で、記憶の中の情報と繋がらない場合は、「排除」してしまうのです。
だから、皆が知らない事をお伝えする時には、この“脳の癖”を知った上で説明を試みると、ウマくいくのです。
きっと私もあの頃は、説明があまり上手くなかったのでしょう。
今後もイノベーションを続けていくのなら、もっともっと上達して公とのコミニュケーションが上手になりたいです。
精進することにいたします。
私と似たようなご経験をされた方はいますか！？よかったらコメント欄で教えてくださいね。
✍️記憶に関する記事⇨イメージを利用した記憶術を身につけると自信につながります
