記憶術って、試したことありますか?
必要に迫られて記憶方法を学び、それを全力で使っていた時期があります。この体験をシェアさせてください。
記憶術が上手になると、なぜかエフィカシー(自分なら達成できるという感覚)が高まる副産物がついてくる。お勧めの脳活性化テクニックでもあります。
自己イメージに関する記事はこちらにもあります。
記憶術を身につけると自信につながります
2,500年以上前に、すでに人間が使っていたとされている記憶術があります。私が初めてこのテクニックを知ったのは、オバ大生時代。
30代の時に、10代20代の若者と一緒に勉強していたため、脳をもっと活性化させIQを上げる必要性をひしひしと感じていた頃です。
他にやるべきこともあったため、要領よく学生していかなくてはなりません。
専門科目を集中して勉強することにして、その他の教養科目のようなものはもう丸暗記でAをとっていく作戦に出ました。
記憶術については、『記憶力がよくなる本』というドイツ人著者の本で勉強しました。今は絶版になっているようですが、この本を読んだだけでできるようになりました。
と...軽く書いてみましたが、小学生の頃の私を知る人からしたら「すごい!奇跡みたい!」と感嘆するぐらいのことなのです。
なにせ両親から「勉強しなくていい(しちゃダメ)」と言われて育ってきたので、勉強したことがなかったから。
そんな私が第二言語である英語で良い成績を収め、卒業できたなんて奇跡以外の何物でもないのです。
このことによって、とても自信が持てるようになりました。卒業できたからではないですよ。記憶することが上手にできるようになったからです。
自分の中にあるポテンシャルに気づけたこと、それを使いこなすことができたこと、が自信につながりました。
だから、公立の小学校か中学校で記憶術の授業をやってほしいです。
子供達の目がキラキラ輝いて、みんな自信を持って勉強を楽しくできるんじゃないかなと思います。
イメージを利用した太古の記憶術
やり方は意外と簡単です。
🧠映像と、記憶したいことを結びつけるだけです。
記憶を呼び起こしたい時は、映像を思い出すだけで全情報が頭の中から引き出せます。
映像が、再生ボタンの役割を果たしてくれるのです。思い出したい時はピッと押すだけ。
どんなことにも使えるのですが、例えば暗記したいことが7つあるとしたら(世界7大名所とかなんとか)、それら一つづつに絵を貼り付けていきます。
はじめの単語にくっつけた絵と、次に想起したい単語にくっつけた絵を絡めます。
2番目と3番目も絡めます。そんな風に7番目まで絵でつないでいくのです。 一瞬で全て覚えられますよ。
訓練していた頃は、200個のなんの因果関係もない単語を順番どおり、すぐに丸暗記することができました。
記憶する時に使う絵は、できるだけ奇抜で、くだらないものにします。現実にありえないようなものがいい。
著者であるブラウン博士によると、いちばん人が覚えやすい絵は、この2つだそうです。
👉エ口ティックな絵
👉暴カ的な絵
こういったイメージを用いると脳が刺激されるので、「記憶に斬新に残る」とのこと。私もこの方法で欲しい結果に結びついて成功してきました。
もちろんリアルな描写ではありません。コケティッシュな絵、ふざけた漫画イメージを用いると、より記憶に残りやすいです。
記憶する内容はどんなものでもオーケー
いろんな覚えたいことに、この記憶術は使えます。
<バリエーション1>
各ページにイメージを貼る
数十ページの資料を覚える時は、読む前に1ページづつに絵を貼り付けていく。ページをめくる度に違うイメージを結びつけます。
1ページ目はこの絵、2ページ目はこの絵、というふうに貼り付けます。
<バリエーション2>
道路や建物内に文章を貼るイメージ
プレゼンするときに、セリフを暗記したい場合もあるでしょう。スピーチも同じです。
やり方は簡単。
自宅から最寄りの駅(その他の近所)までの道のりに、プレゼン内容を貼り付けていきます。目をつぶってても歩けるくらい、よく知っている道にしてください。
一文(ワンフレーズ)ごとに貼り付けてもいいし、この話題という風にかたまりでも大丈夫です。道を進むごとに次の文を貼り付けていきます。
もう一度、イメージの中で家から出て駅まで歩くとき、今まで貼り付けてきた絵を見ながら歩いていきます。すると、同時に覚えたい内容がするりと引き出されてくるのです。
太古の時代は、神殿の中を巡りながら壁に覚えたい詩を貼り付けていったそうです。
ポエムを全文暗記するためです。
実際にやってみると、びっくりするかもしれません。そのくらいの高い効果があります。
どんな内容であっても15分程度のプレゼンならすぐに丸暗記することができます。
記憶術を身につけると自信につながります
記憶術を使うようになると色々といいことばかりあります。
・脳トレになる
・自分に自信が持てるようになる
・イメージを頭に描くのが上手になる
・仕事や勉強などデキる人になれる
・願望が現実化しやすくなる
「私には記憶術なんて縁がないわ」と思う方もおられるかもしれません。ですが、老若男女すべての人にオススメしたいのです。
究極の脳トレになります。何歳であっても脳の機能がブアラッシュアップされるでしょう。
イメージを利用した記憶術を身につけると自信につながります。学生なら成績アップ、仕事している方は業績アップ、日常的にメモ帳いらずになれます。
それからイメージがしやすくなりますので、絵がより鮮明に頭に描けるようになることが大きなベネフィットです。
イメージが鮮明になるということは、願望が達成しやすいということです。目標達成しやすい、夢が叶いやすい、とも言い換えることができます。
脳に自分が望む状態を入れるにはイメージが必要です。しっかり言語化できていると、よりイメージが鮮明になります。
これは記憶術とほとんど同じステップ。
願望達成術やアファメーションがなかなかできない方は、まずは記憶術から使いこなせるようになるといいですね。願望の実現化の方も熟達していきます。
*人にとっての目標やゴールは...⇨
記憶術に関する分かりやすい動画
以下の記憶術にまつわる2つの動画、お時間あったらご覧になってみてください。
最初のは日本語の字幕がついています。ジャーナリストの方なので話が上手でわかりやすいです。
記事を書くために取材してたら記憶術にハマってしまい、なんと大会で優勝してしまったという経歴がある方です。
Mattias Ribbing 英語のみ。こちら↓の方がより実践的な内容です。
英語が大丈夫なら、こちらの動画がオススメです。
記憶術大会で3回チャンピオンになったマティアスさんの演説。英語は彼にとってセコンドランゲージなのですが、「全ての人に記憶術を覚えてほしい」という熱い想いが、すごく伝わってきます。
*記憶もIQに関係してる !?人気記事です⇨