犬のオシッコ被害に遭われている方へ、対策法をまとめました。
ご自宅の前や塀に、散歩中のワンちゃんたちにオシッコをかけられてお困りの方、犬の飼い主さん、に読んでいただけたら嬉しいです。
犬の飼い主である私が体験したこと
我が家のぼよよん娘ハンナちゃんは、子犬時代からおばあちゃんみたいな動きの子です。
いっつも動作がノロノロで、お散歩の時もこっちが引っ張らなきゃいけないことがあるくらい。
先日、いつもの様にハンナちゃんが道端でノロノロと匂いをかいだり、まったりしていたら、女性が家から出て来て、ものすごい剣幕で怒鳴りだしました。
「おしっこをさせないください!」
「自分の家でさせたらどうですか!!」
「地域の皆が迷惑しているのよ!」
と、矢継ぎ早にまくしたててきました。
しかし、ハンナちゃんはおしっこしていないし、普段から人の家の前でおしっこさせたりはしていません。
その方はそうとうな剣幕で鬼の様な顔で怒っていらして、かなり『怒り』がたまっておられるご様子でした。
だから、イヌが家の前にいるのを見ただけで、おしっこしていると即座に思い込んでしまったのでしょう。
こんな時に、もしも私が「していませんっ!」と言ったら、たぶん口論になっておしまい、かと思います。
ですので、「はい」「はい」と、女性の怒りを受け止め、「すみません」と謝罪の言葉を述べました。
この事があって、昔のことも思い出しました。
まだワン達が子犬だった頃にお散歩をしてたら急に「ウ◯チしたでしょ!」「拾いなさいよ!」と家から出てきた女性に怒鳴られたことがあったのです。
もちろん、うちのではありません。
いろんな事態に備えて犬マナーグッズをリュッックに入れて持ち歩いているし、しかも、おちていたウ◯チは大型犬のものです。
そんなことも冷静に判断できないくらいに怒っていらしたのでしょう。
*こんなご近所トラブルもありがちですね⇨
犬の排便や排尿の被害について調査してみた
こんな事があった後、あのご夫人の相当な怒りがどうしても気になり、ネットでいろいろとイヌのおしっこの被害について調べてみました。友人知人にもインタビュー。
すると、大勢の方が心ない飼い主のせいで大変な被害にあわれていることがわかりました。
そして、注意されたら謝るどころか「逆切れ」する飼い主さんも多く存在するようでした。
逆切れするだけならまだしも、後から仕返しをしたり、その後のご近所関係が最悪になったりすることもある様ですね。
わが家のある通りは行き止まりになっているので、その道沿いに住んでいるイヌしか散歩していませんので、この道でおしっこを平気でさせる様な飼い主さんはいません。
ですが、匂いがこもる地形にお住まいがある方は、ひどい匂いで精神的にもまいっているようです。
さらには、バイクや車にもオシッコをかけられて、金属などが腐って壊れてしまうこともあるようです。
器物破損じゃないですか!
イヌを飼う人は、イヌが嫌いな人を含む社会に対して、迷惑をかけない様に、責任のある行動を心掛けなくてはなりません。
私はそれに加えて、犬嫌いな人にも好きになってもらえるような気持で飼い犬を躾けてきました。
それでも、まだまだ気づかない事も多いし、今回のように怒られたり嫌な顔をされることもあります。
どうしたらよいものか....考えさせられる問題です。
私が子供の頃は、タバコの吸い殻のポイ捨てが普通に行なわれていましたが、今は吸える場所が少なくなってきているし、ポイ捨ては激減してきたと思います。
だからハズカシくてポイ捨てがやりにくい社会に段々なってきています。
そのうち「そーいえばさ、昔へいきで人の家の前で犬におしっこさせたり、ウ◯チ拾わない人とかいたよねー!信じられなーい!」という会話が普通になる日が一日でも早くくる事を願います!
下記に被害対策まとめてみまました。
犬のオシッコ被害にあっている方のための知恵袋
ここから先は、実際に犬の散歩道にある住宅にお住まいで、犬のオシッコ被害にあっている方への具体的な防御対策についてです。
一つ一つ解説していきますね。
⑴尿をかけられる箇所を消毒し匂い消し:
犬がオシッコをするのは、他の犬とのコミュニケーションの一環です。
今日もここ来たよ、俺はここにいるよ、俺の方が上だぜ、などなど犬同士のコミュニケーションをするためにオシッコをかけます。
誰か1匹がある場所にオシッコをかけたら、その同じ場所に次から次へとオス犬が自分のオシッコをかぶせてマーキングしていきます。
だから、一回でもオシッコをかけられたら、掃除してもしても終わりがないのです。
そのため、まずはStep1として何度もその場所を消毒する必要があります。
もしそこが「土」だとしたら:
「おがくず」をたっぷりまいてみてください。おがくずは土の微生物を増やします。微生物が匂いの元を分解してくれます。薬品よりも、自然に酵素分解を促す方が匂いが消えます。
コンクリートの場合は:
重曹やクエン酸、木酢、酸素系漂白剤、などを湯に溶かしてたっぷりまいてください。
犬は臭覚に優れていますから、完全には匂いは消えないかもしれないですけれど、とりあえずやってから次の作戦に進みます。
必ずこの⑴をおこなった上で、次のステップにお進みください。
⑵犬にとって嫌な匂いがするものをまく:
いつも犬にオシッコをかけられている場所に、犬が嫌う匂いの液体をまきます。食品レベルの安全な液体です。(毒物をまくと警察に逮捕されるので注意!)
このようなものが使えます。
🧽クレゾール石鹸液を3~5倍に希釈したもの
🧽お酢の中に乾燥の赤唐辛子を沢山漬け込んだもの
🧽薄めた漂白剤(ハイター)
🧽薄めた木酢(園芸店に売ってる)
🧽正露丸を一晩水につけた液(かなり臭いそうなので注意)
🧽ドリップした後の珈琲出がらし
ただ、嫌な匂いがしても、その下にある他の犬のオシッコの匂いを嗅ぎ別けて、上からかぶせてしまうこともあるかもしれません。
その場合は「怪しい白い粉」を使います。
⑶怪しい白い粉をまく:
犬には「人に迷惑だから」「マナーに反するから」ということは理解できません。平気で他人の家に、オシッコをかけさせている飼い主が悪いのです。
そこで、「怪しい粉」を登場させます。
いつも犬にオシッコをかけられている場所に、怪しげな粉(食品レベルの安全なもの)をまきます。
繰り返しになりますが、毒物をまいた場合は警察に逮捕され刑罰を受けますのでくれぐれもご注意ください。
🧽白い粉
小麦粉
片栗粉
ベビーパウダー
無害であれば何でもOKです。
そこに張り紙をしておくと、犬の飼い主は絶対に避けて通ります。
「駆虫剤をまいたので注意」
と大きく書いておくと効果覿面です。悪い人間よけになるでしょう。
ダミーで偽物の「シロアリ駆除のボックス」を置いておいて、効果があった方がおられるようです。(本物は危ないのでやめましょう)
犬に危害を与えた場合、器物破損で刑事罰を受けることになりますので、お気をつけください。要注意です!
⑷ネバネバしたものをまく:
「ネバネバした得体のしれないもの」を玄関先や電柱周りにまき散らしておきます。
気持が悪いし何だかわからないので、悪い飼い主は犬を遠ざけるでしょう。おしっこされない確率はかなり高い様です。
経験者の話によると、やわらかめの白玉を作る要領で、にゅるにゅるのお団子状のものをお湯にくぐらせて作るといいみたいです。(環境に優しいものを選んでください)
🧽ネバネバしたもの
白玉みたいなもの
スライム
虫がわいてくるようなもの、砂糖が入ったもの、などは後が大変なので避けた方がいいです。
イヌが万が一食べてしまっても大丈夫な安全ものにします。イヌの健康に害を与えた場合、被害者であるあなたが刑事罰を受けることになってしまうので注意。
なんで私がここまでやらなきゃいけないの!
「なんで被害者の私がここまでやんなきゃいけないの!」という怒りの気持がまた湧いてくるかもしれません。
一度おしっこをかけられると、別の犬もまたその上からかけますのですごい事になってしまいます。
こまめに対策をしたり洗ったりすることは重要です。放置しておけばおくほど、オシッコを沢山かけられてしまうから。
保健所や、動物保護センターで「おしっこさせないで」のサインをもらえます。無視されることもあるでしょうが、試してみる価値はあるかもしれません。
犬ではなく、悪いのは飼い主
人の家の前におしっこがかけられてしまうのは、ワンちゃんのせいではありません。飼い主のせいです。
ですので、飼い主の感情に訴えかけるような仕掛けが非常に効き目があるのでは!?と考えています。
上に記したように、毒物じゃないかと思わせるのも効果的ですが、例えば、こんなモノを置いておくはどうでしょうか!?
心理的な作戦です。
ミニ仏像
イエスキリスト像
マリア像
十字架
大仏さま像
ミニ鳥居
他人の家にオシッコをかけさせても平気な悪い飼い主を懲らしめられるかも。
いつもオシッコをかけられるところに仏像を置く、電柱の下にイエスキリスト像とか十字架を置く。
すると、ここにオシッコなんかかけたら「バチがあたりそう!」と思って、犬におしっこをかけさせないようにするのでは!?
とはいえ、そんな怪しげなモノを家の前に置いておくのは抵抗ありますよね。
もうちょっとひねってアイディア商品を作れないものか。発明家さん、こんな感じの「バチ当たり」おしっこ防止グッズを開発してください!
この記事が、オシッコ被害に遭っておられる方々に、少しでも役立つことを願っています。
*庭という最も身近な環境について大切なこと⇨