人と思い込みの関係について書いた先日の記事に対して、男女問わず好評をいただきました。⇨ 恐怖心から生まれたお化けがあなたの人生の邪魔をする
当ブログで「お化け」と呼んでいるのは、記憶が捏造した実態のない ”思い込み” のことです。
今日は「言葉」のお化けについての記事。
「なぜかやろうとしていることに邪魔が入る気がする」という方は、ぜひ読み進めてください。
昔誰かに言われた言葉を脳内リピートする癖をやめて
オバケは形が無い無形のもの。
だから、“今” 以外の “昨日” も “明日” もみんなお化け。
年代やライフステージによって、自分の中の「お化け」が変化してくることもあります。
特に女性によくあるのは「過去のオバケ」。さらにその中でも多いのが「いつ誰がこんなことを言った」という記憶の中の言葉のお化けです。
これは、「変わんないお化け」にカテゴライズされます。過去に誰かから「言われた言葉」をずーっと頭の中で反復しているパターンだからです。
驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、人は70代になっても80代になっても、同じ様なことを言い続けるのです。
「母親が行きたい高校にいっちゃダメだと言った」
「年長組の時、大好きだった妹に“大嫌い!”と言われた」
「他に好きな人ができた、と初恋の人に言われた」
このようなことを何十年もの間、繰り返し頭の中で思い出し反復している方は意外と多いのです。
もしもそのまま放置しておいたら、間違えなく70代80代、いやそれ以上になってもまだ同じことが頭の中でこだましてしまうのです。
それらの悲しかった出来事や「言葉」を、何度も何度もリピートボタンを押し再生することによって、さらに潜在意識に深く刻まれていきます。
だから80代になっても、同じことが悲しいままなのです。
歳を重ねるごとに、その悲しみはもっと濃くなっているはず。しかも、大抵の場合は話しが少しづつ変わっていってしまい、やがてもっと悪い物語へと捏造されていきます。
いわゆる、記憶の捏造が行われていくのです。
反復されているわけですから、捏造ももっともっとひどくなっていきます。
このようなことになる前に、どこかで一念発起して「よし!この癖やめよう!」と決心することが大切です。
人間脳では「決心」しない限り、ずーっとリピートされ続けてしまいます。意識上ではすっかり忘れてしまっても、です。
今自分が望んでることを言葉にしよう
まさに今日も「どうしたら過去の “許せないこと” を頭の中でリピートしてしまうのを、やめられますか?」と質問されたばかり。
個人セッションではなく、ファミレスで聞かれたためにしっかりとした説明をする余地は無く、一言二言で答えなくてはならない状況でした。
私の答えは、
「論理脳で自分がやってることの弊害をしっかり知ることが大事。
何気なく習慣づいてしまった負の思い込みのリピートが、どれほど生命時間やエネルギーを台無しにしているか?を、きちんと左脳で理解することが根本的な解決に繋がるからです。
(“方法”については、決心した後でおのずと見えてくるので...)
エネルギー・サイコロジーはこういった状況を改善させることに効果があります。
でも、この療法は“情報”を処理する解決策なので、やはり同時に左脳的にしっかりと頭で理解をすることが必要だと考えています。
その上で、やめる!と強く「決心」するのです。
生命時間や エネルギーのだだ漏れを防ぐには、オバケに注力を注ぐのをストップさせること。
過去に誰かが言った言葉は「お化け」です。
言った本人もすっかり忘れてるだろうし、本当にそう言ったかどうかも定かではありません。
かなり強固な習慣になっている場合、負の思考ループから「抜け出る」ためには、助けてくれる仲間や指導者と一緒に取り組むことが必要かもしれません。
紆余曲折していると、爬虫類脳のはたらきによって、一番楽な方向へいってしまいがちです。
一番楽な方とは!?「元の楽な方に戻る」こと。
もしもまたヘンな方向に行ってしまった時にも、一緒に取り組んでくれる仲間達や指導者がいれば、軌道修正してくれます。
この繰り返しの努力が出来る人が、人生をどんどん望む方向へと創っていける人です。
なぜならば「本能」「感情」「理性」を、それぞれ司る脳を持っている人間である以上、将来的にまた別のオバケがふと現れてしまうこともあるからです。 決心するなら、「今」すぐに!
「過去に誰かから言われた言葉」ではなく、「今の自分が望むことを言葉にする」習慣をコツコツと続けていきましょう。