家人のおばぁちゃまが100歳のお誕生日をむかえました。
言葉は不自由だけどすごくお元気そうだ。この誕生会のために、真心がこもった手作りの横断幕を作った親戚の人々も、とても嬉しそうでした。
私が100歳になったら、どんな誕生日を迎えるんだろう。そんな事を少し想像していたら、隣にいた女性が同じことをつぶやいていました。
みんな考えることは一緒だ。この誕生会の様子はうらやましくなるほど幸せな光景だったからなぁ。
この介護施設はとても清潔で心地よい雰囲気でした。トイレの手ふきにもこんな楽しい手縫いの刺繍がしてあった。
入居者の皆さんはきっと、大切にケアーしてもらっているのだろうなー。
天然木が多く使われた建物で、周囲には花や木々も多い。玄関先ではツバメの赤ちゃんが生まれていました。
パンクヘアーの大きめのヒナと、しょぼ羽の小さいヒナがいました。ツバメは毎日早朝に1卵ずつ産むのだそうですね。
そして、最後の1個を産みおえてから暖め始めるのだそうです。だから通常はヒナの大きさにはさほど違いは無いようです。
ただ、ときどき最後から2卵目で暖め始めることもあって、その場合は最後のヒナは他の子より体が小さく、エサをもらうには不利になってしまうこともあるとか。
いずれにしても、ここの巣で生まれたツバメさん達はこの介護施設のお年寄り達に癒しをもたらすアイドルなんでしょうね♪
長生きしたい人とそうでもない人
後日談です。この百寿のお祝いの翌々日に、たまたま40代前半の方と話しをする 機会がありました。
その方に私の100歳になった時のビジョンを話すとビックリ目になりました。
「えー!そんなに長生きするの!?そんなにいっぱいやる事あるの!? 私は50歳で死にたい。昔からそう思ってる」というのです。
その方は、ずっと老人のケアーや治療をしてきた方だったので、心身が 辛く苦しいお年寄りばかりを毎日毎日みてきたそうです。
だから、歳をとることに対して非常にネガティブなイメージを持っているとのこと。
「私はあんなふうに苦しみたくない」と。
短命が悪いわけでもないし、長寿が良いという事でもありません。
ただ、「見ている世界」が違うと、こうも世界観がかわってくるのか!としみじみ感じました。
世界観が変わると、未来も変わってくるのですから、とても重要なことですね。
私はこうなる
私はこうする
いつでもはっきり自覚していたいです。
それが揺らがない秘訣。
自分らしく健全でいられる鍵。