大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

ハスの花と蓮の実とハス茶

いつか、ロータス(蓮の花)の栽培を手がけてみたいと思っているの ですが、なにせ水栽培なので、池とか鉢の溜水の中で育てなくては なりません。

 

普通のガーデニングのようにはゆかないので、なかなか手が出せずに いるあこがれのお花です。

 

ベトナムではピンク色の蓮の花がメインで見られます。 凛としていて気品あふれる姿にうっとりさせられます。 お花が美しいだけでなく、あますところなく使えるのも ロータスの魅力です。

 

以前、ベトナムの芸術家の方を鎌倉にご案内した時に、彼女がおもむろに 鶴岡八幡宮の池に生息していたロータスの実をもぎ取って食べた時 にはすごく驚きました。

 

私にもくれたので、その時はじめて 蓮の実を食べました。

 

味はそっけない感じだけど、なんだか美味しく感じてしまうのです。 ベトナムでは砂糖漬けの蓮の実(甘納豆みたいな感じ)が売られて いますが、生もイイですよ。

 

緑色の皮を剥くと白い果肉(!?)があらわれます。その白いところを かじると、中心から緑の芯が出てきます。 その芯の部分を食べると、深くよく眠れるそうで、ベトナムではその 部分だけを煎じてお茶にして飲む不眠症の人もいるそうです。

 

私も緑色の中心部を食べてみましたが、苦い味がします。 (でもマズく感じませんので食べられます)

 

これは、実と根っこ(要するにれんこんデス)の薄切りを柔らかく煮、 ほのかな甘みのシロップに浸してあるシンプルなデザートです。

 

ロータスの花びらの飾りがとてもかわいらしいです。 味の方もVery Goodでした。 シロップからは、かすかにはすのお花の香りがただよっていて一口 食べると本当にシアワセで優しい気持ちになれるデザートでした。

 

デザートと一緒にいただいたお茶は、もちろん『蓮花茶(Lotus tea)』 です!

 

蓮花茶は、はすの花の香りをつけてあるお茶のこと。なんと、ベースのお茶(チャ・トゥィット)100gに対し、蓮の花を 100〜120輪も使用して作られるのだそうです。

 

蓮の花茶には安眠、リラクゼーション、瞑想、利尿、身体からほてりを 取り除く、ホルモンバランスを整える、などの効果があるといわれています。

 

漢方では蓮茶は肥満防止の薬だという話も小耳にはさみました。

 

以下は、ベトナム蓮花茶の老舗『HUONG SEN』さんのHPから抜粋した 【蓮花茶のつくりかた】情報です。

 

早朝に蓮池で開きかけた蓮花のつぼみだけを採取して、それを使って作る のだそうです。

 

つぼみは開きかける時に、ほんのり熱エネルギーを 発するので、この熱で香りがさらに誘発されるから、つぼみだけを 使用するみたいです。

 

そして、朝摘みされた開きかけの蓮のつぼみをひらいて、おしべを 取ります。

 

おしべの先の葯(Gao Senガオ・セン=蓮の米と呼ばれる クリーム色の部分)だけを集めそれを使うのです。

 

ベースになる茶葉とおしべの先の葯(ガオ・セン)とを鍋や壷に交互に 入れて、1日寝かせ、特殊な熱処理方法で香り付けをしてゆくのだとか。

 

ただ、商品によって、だいぶ製法も違うようで、蓮花茶の香りが違い ます。5〜7月の旬のロータスの花のほんのりした甘い香りがする、 芳香豊かなお茶で至福のひとときを過ごしたいものですね♪

 

 

(写真をたくさん載せた記事でしたが、画像が壊れています)