ホメオパシックなより微細な療法と、アロパシックな直接的なアプローチとの違いについてのお話しです。
ちょっとマニアックな話題ですが、自然療法やセラピーにご興味のある方でしたら知っておいて損はない内容です。
Homeopathy(ホメオパシー)という名詞は、主にホメオパシー療法のことを指していますが、Homeopathic(ホメオパシック)という 形容詞になると『ホメオパシー的な』という意味合いになります。
ホメオパシー的な療法の中には、フラワーエッセンスや波動機械を使った治療法など「エネルギー情報」や「量子力学的」な情報をつかって生体に影響を与えるものが含まれます。
同種(同毒)のものによって「症状を押し出す」という考えかたの療法です。
Allopathy(アロパシー)という名詞は、主に「逆症(対症)療法」である西洋医学の医療の事を指していますが、Allopathic(アロパシック) という形容詞になると『アロパシー的な』という意味になります。
堅いところをモミほぐそうとする強いマッサージ、アロマセラピー、漢方薬、ハーブ投与など、物理的に直接的に影響を与えようとする方法もアロパシック的な方法に入ります。
症状と反対の作用をもつものによって「症状を抑える」「症状を取り除く」ことを第一とする考えです。
傾向的にホメオパシー好き?アロパシー好き?
ホメオパシー的な療法は、多くの場合「右脳きき」の人に 求められることが多いのが特徴です(100%そうではありませんが)。 それとは逆に、アロパシー的な療法は、「左脳きき」ぎみの人に 必要とされることが多い様です。
(ただ、その時の状況により変化しますので、絶対という ことではなく、その時によって必要なものは変わります)
これは、脳に特定の周波数を送ることで、生体に影響を与える療法 であるバイオアコースティクを行なうときによくわかります。それはどういうことなのか?を少しお話させてください。
理解を深めるために、そのままか?逆か?
ちょっと話が逸れますが、今回の話題を理解するために「例」を交えながらお話ししてみますね。
BioAcoustic(バイオアコースティック:生体音響学)という分野 の代替医療関連の研究があります。
これは、脳波に認識してもらえる範囲内の周波数音を、聴覚を通して 脳へ送ることによって、生体に影響を与えようとする療法です。
この方法を行なうときには、かならず最初に今の生体の波動状態 を調べてから、行ないます。
調べ方は、声をコンピュータに取り込み、そこから生体波動の数値 を出してゆくのです。数値は順番に並べグラフに表すことができます。そのグラフを元に解析していき、最終的にどの周波数を与えるか?を決めます。
次に、波動の番号が決まったら「左脳きき用」の波動番号か?」 「右脳きき用」の波動番号か?を決めます。
左脳きき用には、 そのままの波動数値、
右脳きき用にはその数値にルートをかけた 数字を使います。
その人が、左脳ききか右脳ききかを調べてから与えても良いのですが、それよりも、身体にきいてみた方が確実です。
そこで、聴覚を通して脳にある周波数を与えるときは、必ず身体が 望んでいるか否かをモニターしながら行います。
具体的には、「体内の有酸素量」と「心拍数」を計りながら、一つ一つの波動を与えてゆきます。
その身体がその波動を必要としている(欲しがっている)なら、 有酸素量が上がり、心拍数が少しゆっくりになります。
逆に、その波動を与えた結果、身体が嫌がっているならば、有酸素量が減り、心拍数が上がります。
ちょっと話が複雑になってしまったかもしれません。言いたいことはこれ↓です。
その身体が、
「そのままの波動数値」を必要としている時と、「ルートをかけた数値」すなわち逆の作用を及ぼす波動を必要としている時がある。
ということが言いたかったのです。
「そのまま」とは同種ということですから「そのままの波動数値」を与える事はホメオパシック的になります。
「ルートをかけた波動数値」は反対なのでアロパシック的になります。
どんな時にホメオパシック?アロパシック?
これまで見てきたケースでは、体内毒素を出す必要がある場合、身体がホメオパシック的な「そのままの波動数値」を必要と していることが多いようにみうけられます。
私の場合はいろいろな検査をすると「両脳きき」という結果が でることが多いのですが、「両脳きき」の人の場合は、左脳きき用と 同じように、アロパシック的なものを求める事が多いようです。
ただし、身体が壊れているときは直接的な方法では間に合わない、という傾向がみられます。
それから、心理的な負担により体調を崩している時には経験上、ホメオパシック的な方法の方が、早く作用をもたらしてくれることが多い様に思います。
「絶対にこれだけが正しい」ということはありえないでしょうし、「これだけでOK、他はいりません」という事もありません。
人間にも動物にも地球環境にも、調和を保つバランスが必要です。また、多様性がこの絶妙なバランスを保つのに必須になってきます。
それが地球をささえています。
なのに、人間のエゴによる戦いで「勝つ」ことに主眼をおいた 行為(論争)が繰り返され、一方を叩きつぶそうとしたりするのです。
そして、人の健康になぜか経済界が関わっていたり。 何かとても、自然の摂理から離れているような気がしました。