大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

お料理を作る人の心身の状態が、お食事に注がれ細胞を変える


「お食事」と「私たち」がテーマの記事です。

食べることは生きることである、と言っても過言ではありませんね。ときおりそう心に言い聞かせたくなることがあります。

 

食を中心にした集まり


先週、セミナー登壇のために来日していた慢性病専門医のマーゴット・ザイチェック医師は、何十年も重症の患者さんを診てきた経緯からも、健康維持にとって「食事がいちばん大切」だと確信しているそうです。

彼女と1週間一緒に過ごした影響もあって、先日900人のキャンセル待ちがいる「おもてなしのお料理レッスン」に初めて参加してきました。

キャンセル待ちに登録しておいたのですが、運よく滑り込み参加させていただけたのです。

テーブルを囲んだ8名の参加者は、私を除き全て他県からの方でした。新幹線や飛行機ではるばる通っていらっしゃるとのこと。

噂どおりステキな先生で、温かいホスピタリティーにすっかり癒されたひとときでした。

お料理も抜群に美味しいし、テーブルセッティングや食器もセンスよく美しく、幸せな極上タイムを味わえました。

 

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おもてなし料理を作らなくなっていた


私はアメリカに住んでいた10年間は、友人だけでなく、大切なお客様を自宅に招いてお料理でおもてなしする機会が多かったのですが、日本に帰国してからはほとんどやらなくなってしまいました。

仕事が忙しくなったのも、やらなくなった要因の1つです。 一度やらなくなると、どんどん感が鈍り下手になっていくのですよね。

現在もごくたまーに人が家に集まったとき作ることもあるのですが、昔はありえなかった失敗をするようになりました。

「久しぶりに手料理が食べたいわ」と言って訪ねてきてくれる、アメリカ時代に私の手料理を食べ慣れていた友人達は驚きます。

昔のように美味しくて手のこんだものができなくなっているから。

実はワタクシ、おもてなしのお料理教室に行ったのは、今回が生まれてはじめてのことでした!

ではなぜ、今回キャンセル待ちに申し込んだのかというと、改めて「食べる」について、真剣に向き合ってみようと思ったからです。

 

お料理に大切なこと、人は食べ物でできてるから

 

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人は食べるものでできています。

食べるものによって、鬱病になったり感情がコントロールできなくなったりすることもあるくらいに、食べ物によって思考が変わります。

 


べるものによって、1つ1つの細胞の質がすっかり変わってしまうのです。

 

だから、「何を食べるかで人生がかわる」と言っても過言ではありませんよね。

健康維持のための食事に関する本が、次々に発売されています。科学的にも、次々に新しい考え方やセオリーが誕生しています。

だから、明らかに毒素を食べる行為(保存料や農薬や化学調味料など)以外では、「どう食べたら一番からだに良いのか!?」の、ベストな答えがありません。

例えば、周囲を観察してみると、肉をできるだけ避ける食べ方をする肉抜き食養生を実行して、健康的に過ごせるのは、30代までか せいぜい40代前半くらいまでの若い頃の様な気がしています。

それ以降の年代になると、体内の新陳代謝が著しく落ちてきてしまうので、ある程度、消化が大変な肉なども食事に取り入れた方が、ガス腹とか、浮腫が原因のぽっこりお腹を防げるという人も多いです。

いずれにしても、一人ひとりの身体が違うのですから、「正解はこうです」とは、言い切れない分野であることに間違はありません。

*実は、これらの違いはDNAや酵素の有無によるもの⇨

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体に良い食べ方なのに、中年期以降はダメなケースも

 

一般人に良く知られるようになった「カラダを温める食事を」という健康法があります。

しかしこの食事法は、40代後半から50代以降の女性にはやらない方がよい 時間帯があります。

それは「夜寝る前」です。

夜に体内に熱が溜まってしまうので、夜やすむ前の食事など「カラダを冷やすものを食べろ」というセオリーがドイツにありました。

マンゴーなどの南国果物などを食べると体が冷えますが、そういうものを夜とるとホットフラッシュなどの更年期障害の症状がある女性は、それが緩和されるというのです。

お勧めしたクライアント樣達から確かに良い感じがする、というコメントをもらっていますので、間違えではないという感触です。(ただし、更年期障害は発展国特有の病気なので第三国ではこの食養生は必要ありませんね)

それから、「日本人の健康法はお米を食べることだ」という食養生の本もありました。特に玄米が推奨されています。

けれども、個人セッションをしていく中で、想像するよりも多くの人が「お米アレルギー」である、ということがわかりました。

アレルギーは“食べ過ぎ”の食物で出ることが多いですよね。

お米(玄米も含む)を絶っただけで、不整脈が無くなった!とか、朝のゲップの症状が治まった!とか、異常な眠気がまったく無くなった!というポジティブな結果が現れる方が多いです。

そのような人達は、お米を1〜2ヶ月ほど絶ち、腸内の環境を整えたり簡単な脳の認識に対する訓練をすると、米アレルギーが改善することがほとんどです。食べても大丈夫になる。

もともとお米はカラダにやさしいものなのですから。

とはいえ、40代後半以降は特に夜のお食事で炭水化物を抜くと、非常に体調が良くなります。

全員ではないにしろ、かなり高い確立でこの食事法で恩恵を受ける方がいます。

生ジュース健康法もたいへん良いものとされています。

私は在米時代からずっと毎朝、いろいろな種類の野菜&果物を絞り生ジュースを作って、欠かさずに飲んでいました。

大好きだったし体調もよかったのです。

ところがある時から、体に合わなくなってきました。

しばらくストップしてみると、浮腫が改善されたり、体重が減ったり。ですので今は別の方法で野菜をとる様に変えました。

生野菜くだものジュース健康法も、全員の人に良いわけではないのですよね。消化酵素のことも関わってくるので、年代によって違いが現れてきます。

書いてみるときりがないくらいに、食養生人間のカラダの関係には不思議がいっぱいです。

自分や家族の体験だけでなく、多くのクライアント様の様子を観察してきましたが、「これがベスト」という1つの答えにたどり着くことはありません

「我が家の大型本棚の1つには全部食養生や栄養学に関する本が入っているのよ」という、ドイツの自然療法医Dr.オバマイヤー。

彼女も「食事や栄養に関しては、今も昔もかなり勉強を重ねているけれど、未だに “これ” といって太鼓判を押せるような、食養生はないわ」と、いつも語っています。

作る人の心身の状態がお食事に注がれる

 

話しが長くなってしまいましたが、お食事において一番大事なのは「作る人の状態」 なのではないか、と思っています。(毒素云々やジャンク食材は除いての話し)

作り手が誰なのかが大きく関与していることは間違えありません。

さまざまな専門家がすすめている食養生には、合う人と合わない人がでてきますが、「料理を作る人の状態が食べる人になんらかの影響を与える」ということに関しては、疑う余地もありません。

ある人が作ったものを食べると、フワァ〜っと気分が良くなって身体が緩む感覚があり、幸福感が高まるのが明白に感じられることがありますよね。

逆に、とても上手に調理されてるしマズくはないし盛りつけも美しい。

けれどもこの人の作ったものは、とくにまた食べたいとは思わない。ということもよくあります。

植物だって、声をかけたり丁寧にお世話することによって、健康に繁殖したくさんの花や実をつけたりします。

作る人を通して料理に何かが注入されますから、人間も同じように、それによって健康になれたりなれなかったりするのではないでしょうか。

ということで、おもてなしの料理教室に参加させていただけて、その考え方の “答え合わせ” がまたできたな、という感覚がありました。



*お茶にドロドロした邪気がつくとどうなるのか?⇨

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