大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

使わなくなったランドセルが世界を巡った話

我が家は引っ越した後のお片付け続行中です。

ランドセルを断捨離したその後の物語を紡いでみます。ちょっと感激したので!

なぜランドセルを手放そうと思ったのか

 

今回のお引っ越しは、日米間のお引っ越しの時よりも大変です。同じ日本国内での移動だし、地理的にも車で3時間ほどしか離れていません。しかしだいぶ環境というか気候が違うんです。

この4〜5年ほど住んでいたところは風の強い土地で、よく強風がビュンビュン(この音がしっくりきます)吹いていました。私は風が強い気候が一番苦手。

わりと乾燥気味でしたので、洗濯物は部屋の中でも数時間ですっきり乾ききっていたところが、良いところでした。

ところがこの度、移住した土地は山に囲まれていて海も近いので湿気があります。

窓の開け閉めをこまめにして、洋服や布団をおく部屋では除湿器をつねにオンにしておく、エアコンのドライを定期的にかける、などなど、注意して生活する必要があります。

掃除や換気を怠ってしまうと、梅雨の時期には革靴にすぐに カビがはえると地元の人に聞きました。

お話しによると、畳やすだれまでも常に拭いてカビ予防するそうです。

引っ越す前に「そこ湿気がすごいよ」と何人かの方に聞いていた のですが、ここまでとは思いませんでした。

体験してみないとわからないものですね。

なので、お引っ越し前に沢山モノを捨ててきたのですが、もっともっと沢山の物を減らす必要がでてきました!

押し入れの中もびっしり物が詰まっていると、通気性が悪くなって しまいますので、スカスカめに物を収納しなくてはなりません。

しかも、密閉性の高いプラスチックの引き出しなどはNGです。だから全部処分!

そして、ほとんどの洋服はハンガーにかけ、たたんでしまうものはカゴのように空気が通るものに入れ替えです。

しかし!
たった1つ、手放せないモノがあります。それを、カビが生えてしまう前になんとかせねば!

 

たった1つなかなか手放せないモノが

 

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このランドセル

毎年夏休みに日本の小学校に体験留学していた甥っ子が 使っていたランドセルが、今も残っています。想い出深く、なかなか捨てられませんでした。

インターナショナルスクールは6月一週目から夏休みが始まるから、6月〜7月の終業式までの間の約一ヶ月間、甥っ子はこの 黒いランドセルをしょって我が家から日本の学校に通っていました。

2年生から5年生まで、毎年1ヶ月間しか使用していないですし、いつも使い終わったら箱に入れてしまってありましたので、状態はきれいです。

使っていただける方がいらっしゃいましたら、もらっていただけませんか!?

来年の春から小学校に通われるお知り合いの方がいらっしゃい ましたら、よろしければお話してみてください。カビがはえる季節になる前に、必要な方の元へいってくれたらいいな。

引っ越し好きで、“物捨て”も上達していると自負している私ですが、このランドセルだけは捨てるに忍びない。誰かに使ってもらえたらとっても嬉しいです。

 

ランドセルを使ってくれる子が見つかった


このような記事を書き、Facebookにも投稿したところ、いろいろなコメントが書き込まれていました。

「今どきランドセル使ってる子なんかいないよ」
「お古のランドセルなんか使わないだろ」
「近所のあの子のママに聞いてみるね」

などなど。
いろんなご意見が。

しかし!出会うことができました!

 

おかげさまで、来年ピカピカの一年生になる男の子に 使っていただけることに決まりました!

4人きょうだいの末っ子ちゃんですって。さっそくお送りしました。

小学校を卒業した後のランドセルは何処へ

 

ここから先は、数年後に追記しています。

甥っ子が使っていたランドセルは、末っ子ちゃんに渡り、その子もやがて小学校を卒業しました。

もらってくれたママさんと Facebookで繋がっていたため、数年後にランドセルのその後の行方を知らせてくれたのです!

なんと、誰かに使ってもらいたくて知り合いのつてをだどりラオスの子供にさしあげたのですって!

そのラオスの子が、ランドセルをもらいすごく喜んでくれて、とっても嬉しくなったそうです。

それを聞かせてもらった私の心にも、喜びが溢れてきました。甥っ子にも伝えたら、クールだね!と嬉しそうでした。


モノで繋がる幸せ

 

人と人とが繋がっている感覚から幸福感が生まれます。それは水輪のように静かに広がっていくものです。

このことから、これからも「モノを愛し大切に使うこと」を続けたいと思いました。それから、大切に思ってないモノは迷わず断捨離することも。


不用品は誰かの必要品になりうるのですね。

不用になった大切にしてたモノを、循環させていきたいです。