私の大好きなバレリーナの井脇幸江さんが書いていらしたブログの記事「禁止と言えばストレッチ」に賛同しました。
とても同じ人間とは思えないような身体意識をお持ちで、立ってるだけで震えるような感動を引き起こさせる 天才プリマの方です。
私はバレリーナでもプロのアスリートでもありませんが、多くの人の身体に触れてきた経験から、ストレッチを 無理矢理することの弊害に多く遭遇してきました。
自由に「伸び」のつもりでストレッチしている方のことではありません。
無理にポーズを決めようとする形のストレッチにおいて、特に悪影響があるようにおもいます。
私の筋膜リリースの師匠であるJ.F.バーンズ氏も、「ヨガをしている人が身体を壊してよく来院する」と話していましたが、ほんとうにそうなのです。
ヨガで身体を壊す人々の特徴
ヨガといってもとても奥が深いものですし、様々な流派があるので、ヨガをひとくくりにして語っているわけではありません。
ヨガで体を壊す方の多くは、気軽に行うなんちゃってヨガを行なったケース。「ヨガの真髄を 排除したやり方」をしている方々にそのような傾向がみられます。
部活の先輩など、修行を積んだヨガのインストラクターではない人から教えてもらった、などです。
本来はヨガでは呼吸法が重要であり、身体を緩めるためにあるのです。
それなのに、決まりのポーズをしようとして「形にこだわる」あまりに無理やり辛さを感じながら体を歪んでねじらせたりする。
中には、無理に生徒さんの体を押してる人もいたりします。
身体の片側で凝り固まった部分があるのに、反対側と同じように 折り曲げようとして、結局は体をゆがませながらポーズを作る。こんな感じで行なっているのかもしれません。
昔から伝わる伝統的ヨガではなく、現代風にアレンジして流行らせ ているヨガもどきを継続的にしている方にも、そのような傾向が みられます。
私の知っている方は、そのヨガをはじめる前よりもっと体が硬くなってしまいました。おそらくカタレプシーによるものでしょう。
とにかく、体を緩ませることなく、硬いままで無理矢理に ストレッチやヨガのポーズをとる事で身体を壊してしまいます。
*気功で即日こんなことができた奇跡⇨
正しい「ゆるみかた」を先に習得したほうが、より良い結果が得られます。
「先」というより、ストレッチと一体化させるべきでしょう。
そして、体をどこから曲げるか?の身体に対する意識を変えて行なう様にすると、より安全で快適です。
「正しいゆるみかた」は、ストレッチやヨガ、そしてダンスや スポーツの基本、という以外にも多くの利益をもたらします。
コメント欄より:
stoch様より:
こんばんは。ストレッチ、本当に間違えて行なってる人が多いですねぇ。
アマチュアからプロ選手にいたるまで、ほとんどの人が伸張反射を起こしてしまってます。そのなかでも僕が一番ひどいなぁと思うのが、中高生の部活!!
顧問の先生はその生徒と3年間(実質は2年半ていど)しか関わらないので、練習後のケアなどそっちのけで激しい運動と無理なストレッチの繰り返し。
栄養補給なんかもまったく指導しない(知らない)先生が多く、育ち盛りの子供たちのカラダが壊れてしまっています。
今は若くて持ちこたえていますが、社会人になって10年後20年後が心配です。あまりに無責任ですよねぇ。
以前、ロードレース(自転車)のトップ選手の筋肉を触ったことがありますが、脱力しているときにはマシュマロのように柔らかいんですね^^
あそこまでケアができていると、筋紡錘やゴルジ腱器なども正常でしょうし、パフォーマンスが高いのもうなずけます。
ぜひ、顧問の先生には中高生のうちから指導してほしいものですね。
返信:
stoch様、こんばんは!
とっても有意義なコメントをしていただき、感謝いたします。ほんと!ほんと!部活の子供達のこと、とっても心配になりますよね。
水を1滴も飲ませず炎天下で何周も校庭走らされてる子がいてとても心配になりました。おまけに体重落とさないと試合出さないとか言われてガリガリに。
身体についてなにも知識がない「根性型」の顧問の先生達、あまりにひど過ぎます。
stochさんのおっしゃるように、トップクラスの人々は、マシュマロみたいな筋肉をして
いますよね。ブログ記事の中に出て来たバレリーナの方の筋肉も、触らせていただいた時にまさにマシュマロみたいにプニョプニョでした。
もっと正しい知識が広がるといいですね!
*何歳になってもカラダとココロのバランス大事だね⇨